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各駅訪問 - 留萌本線 峠下駅
最終訪問日:2021年7月23日
1. 概要
駅名:峠下(とうげした)
路線:留萌本線
所在地: 北海道留萌市留萌村峠下
開業:明治43年11月23日
ホーム:2面2線
2. 駅の様子
駅舎は建築年は不明ながら木造の立派なものが残っています。駅周辺は山の中で建物もないため目立ちます。ところどころ板で補修された様子が環境の厳しさを表しているようです。出入口上に掲げられた大きなJRマークが印象的です。
駅舎内。無人駅で券売機などはありません。中は広々としており、比較的きれいに保たれている印象です。木製の窓口跡や格子の天井が古くからの駅舎であることを感じさせます。
運賃表と時刻表。1日7往復停車し、4回の列車交換があるようです。
ホーム側にも駅名板とJRマークが掲げられています。
ホームは2面2線の千鳥配置になっており、構内踏切で連絡します。留萌本線の途中駅では唯一の交換駅です。ホームは駅舎部分以外屋根はなく、舗装もありません。裏に保線車用の側線が1本あるほか、駅舎側に貨物ホームの跡がありました。周囲は山に囲まれています。
構内踏切は板張りの簡易なもので、線路間には踏板はありません。構内はまっすぐで、見ていて気持ちの良いものです。
駅名標。幌糠が上張りになっているのは、2006年まで隣に東幌糠駅が存在したためです。
上りホームにある基礎跡。待合室か何かがあったのでしょうか。
駅舎脇にあったのは荷物小屋。財産標によれば明治43年建造のようです。
駅の裏手は背の高い草に覆われ、山が近くまで接近します。野生動物の対策があった方がよいかもしれません。
駅近くの踏切から。山間の交換駅として絵に描いたような美しい光景です。