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研究生の第二四半期

こんにちは
Hanohaです

前回に引き続き 研究生の履修内容についてお話ししようと思います
今回は第二四半期の7月から9月の3ヶ月間の内容をお話しします

7月
石膏型の説明と実践

まずは 石膏の取り扱いについての説明を聞き 押し型 雄型 雌型 二つ割 三つ割 多数割 自由製作の順に その都度説明を受けながら3ヶ月の間に制作しました
押し型は その名の通り粘土を押し込む型で 裏側は形を作り込まないので箸置きなど 裏側を見ないものを作りました
雄型 雌型はタタラで板を作り 雄型は被せて 雌型は内側に沿わせて皿を作りました
雄型は内側を作り込むものに 雌型は高台側を作り込む物に適していました

8月
課題作品の制作と芸術祭出展作品の制作

8月になると10月の栃木県芸術祭への出品に向けての制作がカリキュラムに並行して始まります
芸術祭への出展は自由となっていて 今回も3人のみの出展となりました
カリキュラムも二つ割 三つ割と難しくなっていく中で並行して芸術祭の作品も作るのには 時間的余裕はなく 常にあたふたしていたように思います
二つ割は 土の塊で作る課題だったので置物など小さなもの という課題でした
私は牛の置物と月の箸置きを作りました
三つ割からは泥漿(水ガラスでドロドロにした粘土)を使っての課題制作だったので一輪挿しなどの袋ものが課題となりました
三つ割は二つ割の応用のようなもので 高台と二つ割の胴体といった具合で作りました

9月
自由課題と芸術祭出展作品の制作大詰め

この頃には 課題の作品をいち早く終わらせて 芸術祭の作品に没頭する1週間を設けられるように必死になって8月を過ごしていたので 私はあまり8月はろくろに触っていませんでした
9月に入ってやっと課題はひと段落し 1週間まるまる予定を空けることに成功したのでその1週間で練習の再開と本焼成までする数点を作りました
その合間にも自由課題の石膏の制作も同時進行で進め 焼成の日取りは決まっていたのでそこまでに完成することは諦めつつも 石膏作品も作りためました
怒涛の1ヶ月だったと思います

まとめ

この3ヶ月が一番忙しかったと思います
そもそも石膏型を作るのにまず一つ原型になる作品を作らなければならず そこに石膏を流し型にする
さらにそれを乾燥させるのに 自然乾燥で1週間(指導所では乾燥機が使えるので55℃で24h)
そうしてやっと作品を作れるようになるので時間がかかる
そこに芸術祭の作品作りとくりゃあ忙しいですよね 笑

もし 研究課に入るという方がいたらですが

アドバイスをするとすれば
カリキュラムに専念したい方はもちろん 石膏型がろくろより面白いと思う方は無理に芸術祭を目指さなくてもいいと思います
別に石膏型の作品を出しちゃいけないわけではありません 芸術祭の時期は例年石膏型の課題の時期ですので 石膏型の課題を集中してやっていく中で これはいい出来だ! となればそれを芸術祭に出してもいいわけです
芸術祭は先立って申し込みをする必要はなく 作品を搬入する日に出展料とともに申込書を出す仕組みです
なので 芸術祭に向けて特別意気込まなくてもいいのです
逆に ろくろが楽しくてろくろをやっていたいとか ろくろをやらない期間が長いと不安だけど家に設備が整わない という方は 出品します といえばろくろをやる時間を確保できます
(少しくらい課題が遅れても目を瞑ってもらえます…笑)
それと 入賞を狙うなら 今までの入賞作品を見ておくのもいいかもしれません
応募要項だけではイメージがつきにくいですが こういうのもありなんだ というものが入賞していたりと 結構参考になると思います
私はイメージが引っ張られそうだったので 見ずに制作して 少し後悔しました
先生が違えば方針も変わるので 参考までに

最後に 毎度ではありますが この情報は2024.11.15現在のものです
カリキュラムや方針などは変わる場合があります
最新の情報は栃木県窯業技術支援センターのホームページをご覧いただくか 直接お問い合わせください
随時 見学の受け入れもしているので ご自身の目で見ていただくのも良いかと思います
最後まで読んでいただきありがとうございました
またね

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