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陶芸の伝習所とやら

こんにちは
Hanohaです

先日の自己紹介で触れた 陶芸の伝習所みたいなところについてです

そもそもどういう施設なのか

まず なぜ「伝習所みたいなところ」と書いたかというと 簡単に言ってしまえば「学校」なのですが 学校法人ではないのです
私が今通っているのは 陶芸の町 益子町にある「窯業技術支援センター」という 県が運営する施設です

なので働いている職員さんも元を正せば県職員さんなわけです
指導してくださる方も「先生」と呼ぶと「先生…ではないです」と返されます笑
ただ 一年先輩の方々が先生と呼んでいるところを見ると おそらく先生ではないねと統一することになったのは今年からなのではないかと思いますが

さて、話が少し脱線しましたがそんなわけで 学校ではないですね
ではなんと言い表すべきか
ちなみに 益子焼に携わる方達には「指導所」で通じます
それでも伝習所という言葉を選んだのは 元はと言えば 始まりは後継者育成事業だったためです
益子焼の伝統を受け継いでより高い技術の陶工さんを育てたかったわけですね
指導というより伝習という感じがしませんか?

伝習所では何ができるのか

この施設の素晴らしいところは 後継者育成を主な目的としているため いろいろと制限などはありますが 一年間無料で通える点です
1年目の主な育成内容は「轆轤(ろくろ)」
1年生をこの施設では「伝習生」と呼びます
伝習生は一年間 成形から削り 道具の作り方まで轆轤に関わる基本の全てを伝え習います
一年間の最後には進級・卒業展もあるのでお近くの方や陶芸に興味のある方はぜひお越しください 例年 観覧は無料です
近くなって日程が決まったらどこかに載せます🫣

2年目の育成内容は「釉薬 石膏型 轆轤の応用」
2年生は「研究生」と呼びます
研究生は読んで字のごとく 卒業後の独立に向けて研究をします
研究生の方は 毎月3000円の材料費がかかりますが 自分で何種類もの材料を買って自分に合った釉薬を探すまでに数多の使えない薬を生み出すことを考えればものすごくお買い得です
研究生は年度末に登り窯の焼成を体験できるというのもかなり嬉しい点ですね

その他の伝習所の役割

この施設は 窯業技術支援センター と言います
窯業技術指導センターではないんです
そうです 指導だけの施設ではありません
今 活動している陶芸家さんみんなの頼れる相棒なんです
というのも 陶芸に必要な機械ってどれも超高額なんですよ
成形のための轆轤 焼くための窯 正直言ってポンと簡単には買えないです
でも仕事のためには必要ですよね
そんな時に活躍するのがこちらの施設なんです
もちろん料金は発生しますが 様々な機械を使用させてくれるんです
しかもベテランの陶芸家の方や化学職の方が在籍しているので相談にも乗ってくれる 本当に頼りになる相棒です

おわり

軽くお話しするつもりが長々と話してしまいましたが こちらの伝習所での出来事も可能な限り書きたいと思います
見学はいつでも可能なようですので 陶芸に興味があって仕事にしてみたいなとか 何かものづくりを仕事にしたいけど踏ん切りがつかないとか 何をやったらいいかわからない なんてかたは一度見学してみてはいかがでしょうか

最後まで読んでくださってありがとうございました😊

お金や研修内容については2023.7.8現在
詳しく知りたい方は 栃木県窯業技術支援センターまでお問い合わせいただくか ホームページからご確認ください

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