勉強ってしなきゃいけないの?
ある生徒は、
「私は将来の夢もないし、一生家から出たくないので、勉強しなくてもいいんじゃないかって思うんですよね。」
またある生徒は、
「受験勉強とか一生使わないですよね。勉強する意味ってあります?」
今日はそんな疑問を考えてみたいと思います。
どうも、しょーせーです。
皆さんもこんな疑問持ったことあるのではないでしょうか。
私は中学・高校の時、一番そんな疑問を持っていました。
結論から言うと、
勉強はやってもやらなくてもいい。
と考えます。
林修先生も「初耳学」という番組でも言っていましたが、私はこの考えに大いに賛成です。
本人が楽しいならしたらいいですし、必要と思えば、したらいいと考えています。
ですか、ひとつ付け足すのであれば、
あなたの考える理想の自分のためには、
嫌な勉強でもしなきゃいけないと考えます。
例えばひとつ目の生徒の言葉。
「私は将来の夢もないし、一生家から出たくないので、勉強しなくてもいいんじゃないかって思うんですよね。」
この生徒はやりたいことも見つかっていないし、家を出る必要もない。
また、わざわざしんどいことをしないで、楽に生きていきたい。
そんなふうに言ってくれました。
しかし、楽に生きるのも大変。
それなら、楽に生きる勉強をしないといけないはずです。
もちろん、今はそれで生活が成り立つのであれば一旦勉強は必要ない。
しかし、常に世界は変化し続けていますから、その生活が続けられなくなったとき、
勉強が必要になってくると考えます。
その方法が読書であろうが、人に聞くだろうが、楽に生きるための方法をアップデートしないといけません。
その時に重い腰を上げて、勉強することでその生き方を続けられるよう勉強してほしいとおもいました。
また、二つ目の言葉。
「受験勉強とか一生使わないですよね。勉強する意味ってあります?」
たしかに、受験勉強の内容を社会に出て使うかというと怪しいところです。
それこそそれを教える教員ぐらいでしょう。
しかし、あなたの考える理想の自分ために大学進学が必要だと思い、その第一志望に行きたいのでしょう。
ならば、その理想を叶えるためには受験勉強は必要です。
そして、受験勉強は
問題解決のプロセスを構築する絶好の機会
です。
受験勉強では、理想の自分と今の自分にギャップが少なからずできると思います。
そのたびに問題が出てきて嫌になってしまう。
例えば、時間とか、学力の差とか、モチベーションの継続とか。
そこで考えるのです。
短い時間をどう活かすのか、効率化するのか、合格するにはこのぐらい勉強量が必要とか、継続するためにはこれと一緒にやれば続くなとか。
この起こった問題に対してどう解決するのか考えること、
まとまった時間を使って養うことができるのは受験勉強が1番いいと思います。
社会に出てからはすぐ結論を出さないといけないことが山のようにあり、問題も毎日たくさん降りかかってきます。
考え、問題を解決する力は一朝一夕では身につきません。
受験勉強はいつ始めるかによりますが、かなりじっくり改善修正を重ねることができます。
社会出てから身につけることはかなり大変です。
学ぶ姿勢はあっても、仕事のことを考えればあれよあれよと1日が終わってしまう。
だから、早めに習得してて損はない。
偏差値や順位なんてあくまで指標でしかないと考えています。
どうか、勉強を目的としないで欲しい。
勉強した先や勉強をする過程の自分の揺れ動きに意味があるのです。
生徒に言われた時は閉口してしまいましたが、改めて考えるとそんな気がします。
今日はここら辺にしておきましょうか。
ではでは。