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右折と右方向と

父・九郎は車の免許を元から持っていない。

なので、ナビを頼むとちょっとした行き違いが生じる。

十字路に差し掛かるので「どっち?」と聞いたら

「右だよ」

と答えたので右折レーンに寄ると、「こっちだって!」

と、直進を指さす。

ちょっとしたもめ事が生じたのは言うまでもないでしょうか。


直進の本線は大きく右にカーブしているし、目的地の方向も右方向。


大きく考えれば間違いでは無いし、そういえば以前、

甥っ子・姪っ子含め、弟家族と会食していた時にも

姪っ子が「トイレはどこかな?」と席を立つと弟、甥っ子、九郎の全員の指がそれぞれ別の方向を指して、

姪っ子がもう一度「どっちなの?」と聞き直した事があった。

一人はテーブル席を出た右か左かを指し、

一人はその先の突き当りの右か左かを指し、

九郎はテーブル席からトイレに当たる方角を指し示した。

血は争えないと思った。

この時は大笑いとなったけれど。。。


それを思い返しつつ

今後は本当のナビに任せることにしました。




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