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【子育て・日々悶々】自由と自立と責任

こんばんわ。

10歳になる長男は、インターナショナルスクールで学んでいるのだが、このコロナ禍で、夏休み明けまで学校での授業は吹っ飛んだ。月〜金までは、「オンライン授業」があって、息子のクラスはバーチャル対面は1日に1回。昼前の40分程度だけ。授業というより、ホームルームという形で、その日先生が決めていた「今日の思い/Thought of the day」が、事前に投げられているので、それについての意見交換をしたり、ゲームなどを通じて話しあったりする、そんなクラスだ。

その学び方や学ぶ内容が、あまりにも自分が10歳の頃に学んでいたやり方や内容と違いすぎて、改めて「小学生ってどうやって勉強するのだっけ?」と思う今日この頃。

国語、算数、理科(あんまりない)、社会(これもあんまりないなー)、音楽、図工、体育、演劇については、淡々と課題が出され、時に家の中で宝探しとjumping jack(飛んだり跳ねたり)が組み合和さった体育の課題に付き合わされたり、算数の分数を表現するために、いきなり弟の粘土を借りてきて作り出したり、夫にインタビューをして、生い立ちを写真を交えて気持ちを込めて喋りながら動画を撮影したり。まぁいろいろなことをやっている。

でもその作業そのものは、淡々と「自分ありき」でやるしかないため、すでに3ヶ月ほど続けている彼にとっては、そろそろいろいろ飽きがきているように見受けられる。それは息子に限ったことではないみたいだ。

実際、ある米国人ママは、息子くんのやる気があまりに出ないので、休ませて好きな本を好きなだけ読ませることにしたと言って、1週間課題も全然やらないというすごい決断を下していた。

ちなみに、そのファミリーは、ママがかつてホームスクールで子育てしていた経験があるので、私からみたらどうも「余裕がある」ように見える。実際、お姉ちゃんもその男の子も、こちらが感心するほど語彙力はあるし、物知りだし、私はどうやったらそんな風に自分の息子たちに知恵を授けられるのか、本当に知りたいと思っているほどだ。

最近薄々気付いたのだけれど、結局は私が息子たちの方にどれだけ向いていられるか、ということにかかっているのかもしれないと思うようになってきた(→今更!)でもそれをやってのける自信ない。全く。ホームスクール、、、興味はあってもできる気がしないのだ。

正直な話し、私はもっともっと自分の仕事がしたい(ワガママ)。もちろんママやっている、母ちゃんやっている自分も、妻やっている自分も嫌いじゃない。ですがコロナで、家事ができる夫を持っている私は、自分よりもささっと料理をこなす夫に、おんぶに抱っこ。掃除と洗濯はせっせとやるようにしているつもりでも、片付けは二の次。家の中が多少荒れていても、へっちゃら。私は何よりもPCに食らいついてリサーチしたり、Courseraで勉強したり、本を読みまくったりしていたい。そして気分転換にはピアノやバイオリンをかき鳴らし、歌を歌う。料理をするのは「まるで趣味」程度。そしてまたPCに向かう。そんな毎日楽しくて仕方ない。家族そっちの気だよなぁ。。。これって。

ワガママ放置子育てを分析してみる

そして、こんなワガママし放題な自分を、今こうしてブログを書くことで客観的に分析してみることにした。ここ数ヶ月の「放置プレー」に対して、息子たちにはいくつかの良い影響と悪い影響が出ている。

良い点:
長男:ITスキルがアップ。特にコミュニケーションツール(ZOOMやSKYPE、WhatsApp)の使い方がめちゃくちゃ上手になった。そして、友人たちとのコミュニケーションを、上手に続けていて、本当に仲のいい友達を、このコロナ禍でしっかり振るいをかけることができたようだ。さらに親と口論するようになった。それも理詰めで攻めてくるようになった。一筋縄では言うことを聞いてくれなくなったが、でもそういう年頃だと思うし、時々ヤルな!っと思う筋の通った主張をしてくるので、正直やり合うのは嫌いじゃない。バスケだけでなく、家にあって、なかなか手が出せなかったスケボーの「RipStik」に急に興味を持って、乗れるようになった。体幹を鍛えたり、運動の種類に幅を持たせられるのはいいことだと思った。フォートナイト→(今更)マインクラフトにハマり始めた。

次男(5歳):ITスキルが急激にアップ。Youtubeだけでなく、読書アプリ(Epic!)や勉強サイト(IXL)を勝手にやっている。幼稚園がないので、ひたすら自分で家にある空き箱やトイレットペーパーの芯などで工作しまくっている。レゴの腕も格段にアップ。さらに、身長が伸びたことも影響してか、「ミニバス」のゴールに余裕でシュートが決まるようになってきた。それもまぐれでなく狙って。自転車を安定して乗ることができるようになった。数字の概念が、ようやく安定してわかるようになった。どさくさで、ママ友が教えてくれる中国語のレッスンを始めたので、中国語がわかるようになってきた。

悪い点:
長男:家族でたてたスケジュールに全く沿って行動しない。ダブレットを見ている時間が死ぬほど長い。そして寝る時間が遅くなってきた。(多分体を動かしている時間や量が、やはり理想に比べて断然少ないのだと思う。)さらに、「Youtube」でヒカキンにハマってしまった。。。時間の無駄としか思えない動画をひたすら見ている。やりたいと思うゲームが多いこと。ゲーム時間が増えると同時に、読書時間が着実に減っている。特に紙の本!家にある「読みたい」本は読み終わったっと言っているが、実際に買ったばかりの本を読んでないので、こちらは怒り殺到。

次男:家族でたてたスケジュールに全く沿って行動しない。寝る時間が遅くなってきた。さらに、「だめ」と言われていることを陰でこそこそやるようになった。例えばテレビは見ちゃダメという時間にシラーっとテレビをつけたり、親の許可なくおやつをあさったり、タブレットでビデオを見たり(別の用件で、親がロック解除した状態のタブレットを見逃さずに乗っ取る)。知恵がついてきたとしか思ないことを次々とやらかす、、、

客観的な分析

まず「自分の経験値」でしか判断できない自分を、真向から否定してみることにした。私や夫と、息子たちは全く違う時代を生きているので、善悪の違い以外は、違う世界で生きている=その時代にあったやり方を流動的に取り入れていく、と考えるべきだと思うようになってきた。

10歳で、親から3カ国語の学習を求められ、日本語においては、「作文で優秀と言われるレベル」を求めているが長男に求めているレベルは厳しすぎると思ってみよう。(本当は思っていない。当たり前だ、きっとできると思っている)

一方で、夫は息子の学力に一向に満足していない。(これは私判断ではないのでそのまま据置)特に長男の「チャレンジしない」ところが気にいらないらしい。

このメンタルは、Ambiciousとは違う。「自分を高めたい」という「自己欲求」に近いところだ。長男はバスケと恐竜の知識、あと今だと「ゲーム(TV&カード)」については、「上昇志向」があると思うのだけれど、それ以外に全然興味を示さない。勉強に関しては、ざっくりで把握しただけで、妙な自信に変わってそこで終了である。成績も中。可もなく不可もなく。

いや、いいのだ。不可じゃないんだから。(でも本当はこれで良いとは追っていない。息子たちも、私や夫が晒されてきた競争社会の中で生きなくちゃいけないんだ。なのに可もなく不可もなくで良いのだろうか)

さてこんな自問自答をしている真っ只中に私はいる。なんとなく今考えているのは、

本当に何も言わないようにしてみたらどうなるのか、という実験をしてみたいという欲求に駆られているということ。

ひたすら褒めるだけ褒めてみるとか?でも同時に、子どもたちの世話をするのをやめてみるとか。

食後、子どもたちのお茶碗を洗わないとか、洗濯物を全く畳まないとか、そういう細かいことを投げてしまってみたら、子どもたちはどんな風に変わるのか。ちょっと明日から実験してみようかな。

「自由と自立と責任」がテーマだ。

是非とも、皆様のご意見を伺いたいなぁ。

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