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【大人探求部】強風の葉山で栗林隆のアートに触れた日

こんばんわ。

恐ろしく強風で、青空が広がっていた今日の葉山。
体感気温はかなり低め。
それでいてここはハワイ?と思うほどの美しい海がありました。

近代美術館 葉山館の庭から見えた海

以前から気になっていた葉山にある近代美術館に、ぷらっと行ってみようと思い、キッズの短い休みを利用して友人親子を誘って足を運んでみたのでした。

改装中の常設は見ることはできませんでしたが、むしろ企画展の栗林隆さんの作品に触れ、色々と考えるきっかけをもらいました。

手にした図録によると、東西冷戦が終焉し、ベルリンの壁が壊された直後のドイツでアートを学んだ栗林さんにとって、「Borders」(境界線) は大きなテーマになったそうです。

今回、彼(共に作品作りに関わられていらっしゃる方たちもいるようなので、「彼ら」が正解な気がしますが)が作られた映像作品を拝見し、3.11にアーティストとして正面から挑んでいらっしゃることに、驚嘆と感激の両方の感情に襲われました。

栗林さんの作品は、どんなものに触れても、社会と対峙していると感じます。

大地震、津波、放射能汚染と続いた一連の悲しい出来事の連続の中で、クレイジーと思われるような挑戦をし、それをアートとしてサーフボードだったり、映像だったりと形に残す行動力を含めて、全て何かに抗っている感じがしました。

そして今日1番ぼんやり感じたことは、アートが、内からの湧き出る表現だけだと思っていたのですが、もしかしたら社会で起きている色々なものと戦ったり、内を守るための防御壁や武器として存在していることが実は結構あるのかもなぁと思うようになりました。

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