この一冊は、森永乳業の「サラリーマン」として米国に渡り、豆腐の販売に人生を賭けた1人の男のストーリー。一つ一つの取り組み、そしてちゃめっけたっぷりの巧みな文章で、まさに「爽快」「痛快」なビジネスアドベンチャーが書かれている。
自分のメモ書きとして、心に残った文章を残しておく。
自分の考えに近い部分であり、自分がなかなかできずにもどかしく感じている部分。日本から同様に米国でビジネスをした経験がある上で、この1冊を読んで「バカになりきれなかった」と反省した。
これはまさにあっぱれなアイデア。お客さんに10ドル払うというのは、なんともすごい発想ではあるが、確実であり、そして人を雇うよりもより効率的。なるほどなぁと思った一節。
この部分はまさに自分が米国で生活していた中で本当に強く感じた部分。ファミリーファーストの考え方が根付いているのは、米国に限らず、台湾などのアジア系も同様。またヨーロッパの経営者もファミリーに対する考えは、想像以上に重視している。現在日本でExpatたちを迎え入れていると、本当に家族単位で来日している人が多い。そして私は強くその必要性があると思っている。一方で、日本は単身赴任者が増加の一途を辿っている気がしてならない。
これもパラシュート効果を狙うイメージなのだろうか。いわゆる「インフルエンサーマーケティング」なわけであるけれど、現在だともしかしたら少しイメージや象徴的な人が少し違っているかもしれない。