The Article of the Day! これぞPunkだ!私が一瞬で彼女たちのファンになったワケ
(05.25.2021 - 11am updated)
おはようございます。
昨晩LAの友人から教えてもらったこの記事がきっかけで、LAの音楽シーンの奥深さと、このガールズバンドの音楽に一瞬で虜になりました。
一言で
カッコいいーーーー
何がそんなに痺れたかと簡単にご説明すると
✅図書館主催
✅ティーンエージャーの女子パンクバンド
✅人種的マイノリティ(アジア系+ヒスパニック)
✅NPRやRolling Stone誌が話題に
✅「差別されたって」シャウトする
✅80年代なファッションが◎✅
っていうところ全てです
説明していきますね
図書館でライブ
まず、今回のライブイベントの会場は、ロサンゼルスのダウンタウンにある「LA Public Library」です
ニューヨークのセントラルパークには及びませんが、ロサンゼルスのダウンタウンにもいい感じにまったりできる公園があるのですが、そこにある素敵な図書館がLAPLです。
イメージとしては、
東京都立図書館
の本棚の前が会場みたいなものです!!
「図書館は静かに〜」は米国でも当たり前なのですが、この日は無礼講!!だったようです
ティーンエージャー女子バンド
the Linda Lindas。実は日本とも縁のあるバンドなんです。35歳↑の人ならなじみあるブルーハーツの「リンダ リンダ」という曲にインスパイアされた映画「リンダ リンダ リンダ」からインスパイアされて名付けたのだそう!
バンドメンバーは
Mila(ミラ), 10 ドラマー
Eloise(エロイーズ)13 リードシンガー&ギター
Lucia(ルシア)14 ギター&シンガー
Bela(ベラ)16 ベース&シンガー
彼女たちの年齢もさることながら、何が驚いたって全員歌えて、全員ほぼどの楽器もこなせて、全員曲も作るっていう「秀才」
2018年にバンド始めた時、ミラまだ7歳!!
そして私はルシアの伸びやかな声に感激〜
「Never Say Never」がお気に入りになりました
もちろんまだまだ伸びしろたっぷりな若者ですが、直球感がたまらない
人種的マイノリティなバンド
the Linda Lindasは、別に今に限って人気になったバンドではなくて、有名バンド(大人の!)のオープニングアクトなどをすでに何度もこなしてきたメンバーです。
いとこ同士のミラ、エロイーズ、ルシアに、親友のベラが加わってできたバンドは、元々はLAで開かれている、「Girlschool」という音楽とアイデアの祭典!というコンセプトで、女性アーティストを育て、発掘するプログラムで、バンド未経験の子を育てるという企画に参加したのがきっかけ。
そもそもこのNPOイベントすごいなぁ
こちらについてはまた調べてレポります
とにかく。アジア人とヒスパニック系というだけで、白人バンドが多いロックミュージック、とくにパンクの世界では、かなり異色。
今回LAPLが掲げる「AAPIヘリテージ月間」(アジア系米国人、太平洋の島国出身者を祖先に持つ人たちについて知ろう!という1か月キャンペーン)の一環で、図書館がさらに企画しているティーンエージャーをフィーチャーしゅた「TEENtastic Tuesday」というイベントに、the Linda Lindasはピックアップされたわけです。
さらにこのイベントを可能にする「費用」は、いくつもの寄付がベースとなって叶っています。
イベントPR然り、演奏ステージのセットアップから、動画生配信放送環境などなど、これかなりの規模です。
💰Future Read Teens
💰LA Made program funds
💰the generous support of the National
Endowment for the Humanities,
💰the Asian/Pacific American Librarians
Association.
これだけの基金やNPOが彼女たちに期待を寄せてサポートしたということです
ケロッと演奏してますが、結構なプレッシャーでもあったのではないでしょうか
でもこうしたNPO(の大人たち)が、若者たちのやる気を全力でバックアップ。これも本当にカッコいい。めちゃくちゃアメリカっぽいなぁ。
NPRはじめ音楽メディアがニュースに
NPR(National Public Radio)とは、米国の公共ラジオ局で、前進は全国教育ラジオネットです。つまり、日本の「NHKのeテレ」という位置付けでしょうか。
Wikiによると
約900の加盟局に番組を配信、組織化するとともに独自編成によるインターネット放送や、加盟局のストリーミングサービスの代行を行っている
そうです。子どもの教育番組やアニメはもちろん、NPRの音楽プログラムは、非常に人気が高い。
代表的なのは「Tiny Desk Concert」シリーズ。人気アーティストに、めちゃくちゃ小さいステージを与えて、パフォーマンスしてもらうというもの。毎回アーティストたちは普段とは違うアンプラグドな素顔が見られます。
今回のイベントについても、NPRは即ニュースに!
他にも
差別されたってシャウトする
そして彼女たちのパフォーマンスが突然話題になったのは、「Racist、Sexiest Boy」という曲を今回パフォーマンスした部分がピックアップされて、SNSでバズったからです。
そして、彼女たちとうとうレコード会社と契約したというニュース!
すごっ。
というわけでメジャーデビュー前の作品はここで「支援」できます
フルコンサートはLAPLのサイトから見れます!
めちゃくちゃおしゃれ
おそらく彼女たちのママ世代の私。
他のライブで映画「Clueless」のナンバーを歌ったりしていますが、
Netflixのティーンドラマの中でのパフォーマンスでも
もそうですが、過去のパフォーマンスのファッションも、ちょっと懐かしい感じなのがツボ!
というわけで、半端なく一晩でファンになったthe Linda Lindasについて語ってみました。
この記事は、彼女たちのパフォーマンスそのものへの関心だけでなく、ロサンゼルスというコミュニティにある、音楽ビジネスの可能性、奥深さや支援の仕組みなど、そのものまるっと改めて興味を持つきっかけになりました。
Netflixのドキュメンタリー番組用に、彼女たちが書き下ろし曲:
LA Public Library でライブやるだけあり、彼女たちは本も読むし、学業もバッチリの優等生タイプっぽいですね。本当に今かのキッズはマルチタレントが多いなぁ。。
Rolling Stone Japanにも、記事載ったよ
時々日本語→英語の記事で執筆担当させていただいているローリングストーンジャパンのサイトで、翻訳記事を担当させていただきました。だって、これは日本でも共有されるべき記事でしょ!
というわけで