ファンタに入社して3年目の振り返り
この記事はファンタラクティブ2024年アドベントカレンダー 12月24日の記事です。
ファンタラクティブのデザインマネージャーのあゆみです。今回はファンタラクティブに勤めて3年で感じた変化をお伝えします。
きっかけは1on1
先日マネージャーと実施した1on1で、「あゆみさんは立場が人を変えるっていう言葉があるように、ファンタラクティブ(以下ファンタ)に入ってから凄く変わったよね!」と言われた。「本当ですね!」と思ったので、ファンタに入って、自分が大きく変わったポイントを書いていきたいと思う。
20代の私
大学を卒業後、新卒で入社した段階では、まだ仕事をするということを理解していなかった。学生気分が抜けずに「会社のために利益を出す」ということをあまり意識できていなかった気がする。
同期が生き生きと提案したりする姿を見て「みんな一生懸命やっててすごいなぁ」という気持ちで、あまり実感が湧かないまま、みんなに合わせて仕事を続けていた。元々の性格が臆病なので、怒られたくない、失敗して過剰な負荷をかけたくない、締め切りがあるのできちんと仕事をする、というスタンスだった。
もちろん自分がデザインしたサービスがリリースされれば嬉しかったし、誇らしい気持ちではいた。
ただ、どこか他人事で、おそらく他の人から見たら素敵な仕事にアサインされても「えー、また仕事ですか〜、なんか大変そうで疲れそうなんですけどぉ」という気持ちで受けていた。非常に舐め腐っている。もしもタイムスリップできるなら、私は10ウン年後のお前だァ!と叫びながら20代後半の自分の首根っこを掴んでひっぱたいてやりたい。
クライアントワークに向き合ってからの気付き
だがしかし、ファンタに入ったことによって、今まで逃げていたことと対峙しなければいけなくなった。
今まで逃げてきたことの中で一番大きなことは、「はっきりと自分の意見を言う」ことだった。自分の意見を言うって大変だ。自信がないと言えない。「間違っていてもいいよ」と言われるが、できれば間違えたくない。
ファンタに入る前は、長い間同じ会社に勤めていたことも相まって、否が応でもその会社のアセットや考え方がインプットされ、だんだん判断軸が出来ていく。先輩や同期の受け売りで正しい”っぽい”ことを言いながら、のらりくらり切り抜けてきたと思う。
だが、ファンタに入社してクライアントワークと向き合う中で、自分たちがしっかりと価値を提供しなければ即座にありがとうございました、さようなら、となってしまうことをいくつかのプロジェクトで実感した。
相手に変に思われたくないがために可もなく不可もないことを言ってしまったり、初めのうちはそういうことが多かったと思う。だが、色々なプロジェクトが終わるごとに「自分は、何かプラスになることができたんだろうか?」「プロジェクト初期の段階からドメインのことをよく知って、自分が感じたことを伝えていけば、もう少し違う方向に進めることができたのではないか?」などと考えるようになった。
日々振り返りと改善を回す
そうやってファンタに入って2年ほど経過し、いくつかのプロジェクトに入る中で、KPT的な振り返りと改善を日報として記載することにした。ファンタはフルリモートの会社なので、気を抜くと「この人何やってるんだっけ?」という状態に陥ってしまう。自分が何にトライして、何を考えているのか共有する意味でも、少しの間記載を続けてみた。
振り返りの中では、自分の意見が受け入れられた、外した、大当たりはしなかったけど、新しい視点は共有できたかも、外したとしたら何を外した?根本か?足元を見すぎてユーザーの求める本質を見失っていないか?など、人から見たら「そんなこと」と思うようなことも記載した。今、振り返ってみているが、少しずつできていることも増えて「我ながら頑張ったな」と思えるようになった。恐らく、今まで葛藤してきた後輩、同期、先輩が感じていたことを、今やっと私は感じているのだろうと思う。
変わりたいと思ったら行動で示す
今までは自分の殻に閉じこもり気味だったが、人と話すこと、自分の考えを示すこと、そうすることで何かしらの施策につながることにやりがいを感じるようになった。
例えが合っているかどうかは分からないが、仕事をするということは、素敵な漫画を読んでファンのように「素敵ですね〜!めっちゃ面白かったです!キラキラ☆」だけではなく、「その創作の苦しみわかります…!あ、もしかしたらこういう視点も実はあるかもしれませんね(本ドサァ)。ここ誤字ってますね!勝手に修正しちゃいました!」と編集者のように共感を持って併走&自走している感覚かもしれない。社会人としては当たり前のことかもしれないが、ようやっと実感を持ってきた気がする。
今後も、波はあるかもしれないが、全力で自分で考え行動していきたい。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
明日の記事は、ファンタラクティブの思想のご本尊、久松VPoEのありがた〜いお話です!