さいきんのこと2
夏休みに突入してから朝は起きられず夜は眠れず……という日々が続いております。
昼夜逆転し人と話す機会が減ったこと、そして寝不足が原因で、生きることが面倒になっている。
追い打ちをかけるように恋人の未読無視、不機嫌な親、台風で予定リセット。もうやめてくれよ。
世界が優しくない!
最初から優しさなんて求めてないのだけど。
明日は部活だから起きよう!と思って日付が変わる前に布団に潜る。しかし頭の中で延々と喋り続けてしまい眠れない。
音楽を流すことでそちらに集中して喋らなくなるかな、と思ったのだけど、それも効果を見せたのは1回目だけだった。
朝日を観測した頃にようやく眠れそうな気がし始める。
気がつけば16時、今日はもう何もできない。
部活には出ないしバイトは辞めたし恋人は電話くれないし、いよいよ人との関わりが消える。
唯一、英会話の習い事だけが楽しみ。
社会人クラス(中学生から入れるけどね)に通っていて、レッスンの前後には日本語でも雑談をしている。社会人の皆さんには可愛がって貰えるし、バイクとか共通の趣味がある人もいて楽しい。
ただ、それが週1回1時間しかないというのがちょっと残念。
東京行ってきたよ、クイズを見に。
友人が真剣にボタンを押す姿が、マイクに向かって答える姿が本当にかっこよかった。
とても好きな問題群だからこそ、紙落ちしてしまったのが悔しい。押したかった。
あまりにもアツい戦いを見ることが出来て、紙落ちだけど、東京行った価値はあった。
レギュレーション的に私に次はないけど、絶対、咲いてやる。
その帰り、都内をぐるぐる回って23時の大手町を爆走して夜行バスに乗った。案の定眠れない。
カーテンレールがカラカラ鳴るのが気になってイヤホンをつける。そうすると今度はイヤホンが外れそうになって眠れない。そんなこんなしているうちに、カーテンの隙間から朝日が差し込んできた。
翌日(あるいは当日)、友人の文化祭に行ってきた。
クイズ研究会のブースへ向かったところ、約4ヶ月振りに会ったにも関わらず明るく挨拶してくれた。
何故か途中から部外者の私が問読みをすることになってしまった。本当になんで?
次みんなに会うのは春とかになるのかな……。
夜行バスの影響で昼夜逆転が悪化した。どうしよう。もうだめだ。
午前3時、眠れないので自転車で走り出す。ばあちゃんと約束したんだ、夜にバイク乗らないって。
まだ真っ暗な国道を走っているのは私とトラックだけだ。太陽がないから涼しいと思っていたが動いたらやっぱり暑い。
1時間ほど走り続け、ようやく海に到着した。
堤防に座って朝焼けを眺める。潮風が汗を冷やしてもはや寒いまであった。
別の日、オンラインサークルでクイズをした後、とても有意義な雑談を2時間ほどしていた。
そのサークルは全国各地から、社会人から高校生まで色々な人が在籍している。
同い年のメンバーが、進路について話していた。そりゃ高3なんだからそうなんだけど、志望校はもちろんその先のことまではっきりと決まっていて、希望する学部の教授に訊いたら〜みたいな話までしていて、すごいなと思った。
今と物理的な距離が大きく変わるわけでもないのに、どこか遠くの世界に行ってしまうように見えてなんだか苦しかった。
私は将来について何も決まっていない。
昔はあんなにもたくさんの、はっきりとした夢を持っていたのに。想像力だけは失うことはないと信じていたのに。
今はもう、何も思い浮かばない。
やりたいことはある。でもできなくてもいいと思う程度のことしかない。
漠然と、今より都会に住みたいなと思っている。が、同時に工場勤務もしたいと思っている。これを両立するには通勤時間がとんでもないことになる。「自分の時間を確保する」という一番大切なポリシーがあるため、全ての望みを叶えることは不可能である。
そしたらもう他の案が浮かばない。
通話を切った途端、私は異常なまでのむなしさに襲われた。設定温度の低すぎる冷房の影響か鳥肌が立っている。
頭の中は空っぽなのに涙が出てきた。
もともと希薄だった外とのつながりが、これからの半年でより小さくなってしまいそうで怖い。
どうせ私はひとりで生きてひとりで死ぬ。知ってる。
私の行動力もぼっち耐性もこれ故に、あるいはこのためにある。
ときどき、双子や親友みたいな何をするにも一緒の存在が羨ましくなる。羨ましくなるけど、今更手に入れたところで耐えられる気がしない。やっぱりひとりだ。
ひとりって身軽でいい!なんでも自分でできるし自分で決められる。でも優柔不断なんだよね。
メモ:明日図書館