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Vol.22 箱根の裏話
今年は本当についてます。
2022年が始まって1ヶ月ちょっと。僕が尊敬してやまない人にたまたまお会いすることができました!
***
僕という人間は、だいたい3つくらいで構成されています。
一つ、和菓子
二つ、写真
三つ、駅伝
中でも、駅伝は僕の人格に大きな影響を与えた要素です。自分でタスキを繋ぐことで走る楽しさに目覚め、箱根駅伝を見て走る美しさに魅せられ、ランニングコミュニティに参加して会ったことのない仲間に出会わせてくれて。20年の人生の要所要所に出てきて、その度に僕に何か変化を与えてくれる存在なんです。
たぶん今後も、走ること関連で出会った人について書く記事がありますが、それはそういうこと。それだけ僕の生活の多くを占めているということです。
先日、単発のバイトに行ってきた時に、また駅伝つながりの新しい出会いがありました。
業務内容の詳しいことはあんま言えない決まりなんですが、簡易的な施設の設営とか参加者の誘導なんかを担当するお仕事でした。実は僕はこれが初めての単発バイトでして、現場はどうなんだろうと少し緊張していたところ、仕事の内容は拍子抜けするほど簡単。客の誘導をして簡単な説明をして参加者からものを回収するだけ。朝9時から夜7時までの長時間この単純作業に耐えるのかと、思わぬ方向に予想を裏切られました。
唯一救いだったのが、同じバイトで来ている人たち同士の私語がかなーり緩い感じで黙認されていたこと。なんせ暇なんで話さずにはいられないです。6人来てたんですが、6人全員の大学と住んでるところと今日何線で来たかを知るくらいには話しました。
その同じバイトで来ていた人の中に、女子大生の方が一人いました。聞けば高校時代は僕と同じ陸上部で、駅伝好きで、箱根駅伝の推しの大学も僕と同じ早大...!
駅伝の話を思う存分できる人が周りに全然いないので、もうこれだけでもびっくりするくらい嬉しいんですが、さらになんと面白いことをやってる方でした。
彼女は、箱根駅伝をはじめとする大学生の陸上大会を主催・運営する団体の一員だったのです...!すごい...!
知ってましたか?あんなに大々的に放送されるお正月の定番、箱根駅伝も、実は学生の手で運営されているんです。(今では大人の手も多少は加わっているでしょうが)あれを学生がやっていると知った時、「すごい学生がいるもんだ」と驚いたものです。それをやっている人に会えたんだからこっちもテンション上がっていろいろ聞いちゃいました。
向こうも、こういった話をできる人があまりいないのか、熱量のこもった口調で話してくれました。年末年始の過密スケジュールの話、面白かったです。
その団体は、毎年12/30に行われる富士山女子駅伝という大会の運営も担っています。その日は大会の運営で休む間もない...その日のうちに行う振り返りのミーティングは夜中まで続きます。その後、睡眠。ここで休んでおかないと冗談じゃなく倒れてしまうそうなんです。
31日は各々がゆっくりして、1/2、1/3の来たる箱根に向けて、運営の闘いは元日から始まります。元日は会場の設営や機器の準備、当日のリハーサルなどで大忙し。1/2箱根の当日は、なんと朝3時起き。朝とは...。レース開始後は慌ただしく選手のサポートに回りながらレースを見守り、選手が無事箱根を登って往路が終わる...と運営はミーティングへ。死んだように眠って翌朝1/3も当然のように3時起き。選手のゴールインを見届けた後、会場の撤去、反省会を経て運営もゴールイン。壮絶です。
選手が輝く舞台裏にはこんな苦労があったんですねと、ただ感服するばかりでした。駅伝見る目も変わりますね。
彼女は、またもや僕と同じ2年生。今後も団体での活動を通して陸上を盛り上げていくとのことです。とっても楽しそうでした。これはまたお話聞かないとですね。
読んでいただきありがとうございました!