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【レポート】D.LEAGUE ROUND.6

「第一生命 D.LEAGUE 23-24 REGULAR SEASON ROUND.6」が有明・東京ガーデンシアターにて開催されました!2024年1発目となるROUND、レポートをまとめました!


MATCHレポート

■I‘moon vs8ROCKS

Medical Concierge I‘moon
KOSE 8ROCKS

Medical Concierge I‘moon は「Light in the dark」テーマに挙げ、光と闇を表現したゴールドとブラックの衣装で全身を包み、暗闇の中にいても交わることのない光をジャズダンスの要素をふんだんに取り入れたパフォーマンスで表現しました。今回もストーリー性を感じさせ、美しいミュージカルを見ているような気持ちにさせてくれました。
KOSE 8ROCKSは「New Wave」をテーマにBreakingを披露。ソロパートと全員のパートが目まぐるしく入れ替わり、見る人を飽きさせない作品でした。常に思うのですが、8Rocksのダンスは、ダンス経験の無い人が見て直感的に「凄い!」と思える、人間離れした技を沢山見せてくれます。
結果はDRAWとなり、両メンバーの顔には勝ちきれない悔しさの表情が見えました。

■LUX vs RAISERZ

SEGA SAMMY LUX
FULLCAST RAISERZ

SEGA SAMMY LUXのテーマは「YO-KAI-STYLE」。某中華系ホラー映画をオマージュした作品でした。LUXメンバーの技術の高さがあってこそ表現される「人間離れした動きの恐怖感」が素晴らしかったです!個人的には、あと少しだけストーリー性などがあったらポイントも上がったのではないかな、と思いました。
FULLCAST RAISERZは「We are」をテーマに掲げ、曲名も「Our Turn」。「純度100%のクランプを見せる」と宣言しました。いやー、カッコ良かったです。手を叩く音、足を踏み鳴らす音、拳を振り上げる音、全ての音が音楽となって、リズムを取っていました。「これがクランプだ。これがRAISERZだ」と魂に響いてくる、重厚感のある作品でした。
結果はFULLCAST RAISERZ が4-2でSEGA SAMMY LUX を退け2連勝。拳を上げて喜ぶRAISERZメンバーに対し、今シーズンなかなか勝ち星をあげられないLUXメンバーの悔しい表情が印象的でした。

■RAPTURES vs Legit

SEPTENI RAPTURES
CyberAgent Legit

両者未だまだ負けなしのチーム同士の対決。
SEPTENI RAPTURESのテーマは「盗人(ぬすっと)」。解説のTAKAHIROさんもおっしゃってましたが、毎回どんな作品を披露してくるか読めない、しかもそれが全て良い方にハマっている今シーズンのRAPTURES。今回も小気味良い音ハメと、小道具を上手く使いながら見せる技術と、後半に向けての盛り上がりで、完成された作品だったと思います。
ここまで4連勝中のCyberAgent Legitのテーマは「Ignite soul〜魂に火をつけろ〜」。元RAPTURSのAYUNAさんも出場。火の点火から燃え上がるまでを、統率された美しいダンスで表現しました。
結果は、3-3のDRAW。両者負けなしをキープする事にはなったが、DREAMSと僅差で1位争いをしている CyberAgent Legit には痛い結果となりました。

注目の一戦はDRAW

■DREAMS vs ALT-RHYTHM

KADOKAWA DREAMS
LIFULL ALT-RHYTHM

KADOKAWA DREAMSは「おもちゃ箱」をテーマに、おもちゃになったメンバーが動き出す、そんな作品でした。とても同じ人間とは思えない動き(褒めてます!w)で、合成&早送りの映像を見ているかのようでした。本当に技術が高い。誰が出場しても完璧なチーム。そんな印象を持ちました。
LIFULL ALT-RHYTHMは「宇宙への挑戦」。まず、何度でも言いますが、私はアルトリの入場曲が大好きで、これを聞くだけでワクワクします。気持ちはワクワクしているのに、メンバー全員顔を隠して登場。なんという事でしょう(笑)作品は、SPダンサー井田亜彩実さんが宇宙飛空士となって、宇宙空間を遊泳する、といった内容。本当に宇宙空間にいるように見える程の動きで驚きましたが、これは果たしてダンスなのか?解説のTAKAHIROさんも「なんだこれは!」と言ってましたが、これこそアルトリのダンスなのだと思います!
結果は、KADOKAWA DREAMSが今シーズン3回目のSWEEPで勝利、という形でした。

■MESSENGERS vs MONOLIZ

DYM MESSENGERS
Benefit one MONOLIZ

DYM MESSENGERSのテーマは「color」。そのテーマ通り、全員で統一されたユニゾンよりも個々のスキルを魅せてくれました。最高です。めちゃくちゃカッコ良かったです。このチームは毎回「キッチリ揃える」という事はしていないと思うのですが、「キッチリ揃っている」ように見えるのが不思議です。
Benefit one MONOLIZは「Jellyfish〜毒海月〜」をテーマに、MESSENGERSとは反対に統率された美しさを見せてくれました。こちらも最高にカッコ良かったです。水族館にある「クラゲゾーン」で感じる神秘的な気持ちを感じさせるような、背筋が冷たくなるような美しさを見せてくれました。
結果はDYM MESSENGERSが4-2で勝利。今シーズンここまで無敗だったMONOLIZが、初めて敗戦となってしまいました。

■BATTLES vs ROYALBRATS

dip BATTLES
avex ROYALBRATS

dip BATTLESは「祝祭」をテーマに、今シーズンの初勝利をかけてアフリカンなリズムで勝負。ダンスの起源は、雨乞いなどの儀式や、人間としての喜びの表現などが始まりだと思います。そのダンスの始祖をシーズン後半への起死回生を狙うタイミングで起用してきました。
avex ROYALBRATSは「HOT」をテーマに掲げ、得意なコレオグラフで勝負。今シーズンのROYALBRATSは、見ている人を楽しませるユーモアな作品よりも、芸術性やダンスの美しさが目立つ作品が多いように感じます。今回も、シンプルにカッコ良く、美しいバランスの作品でした。
結果は5-1でavex ROYALBRATSが勝利。メンバーのJUMPEIさんは「今年は優勝します!」と決意を新たに表明しました。Kohsuke Hattoriさんは本日のMVDを獲得しました!

■ROUND.6終了時点のランキング

順位に大きな変動は無いものの、
・DREAMSが3つ目のSWEEPを決め、各ポイント全てでTOPとなり強さを見せている。
・avex ROYALBRATSがCS圏内にUP。
・今シーズン初参加のDYM MESSENGERSがCS圏内である6位まであと3ポイントに迫る。
と、注目ポイントが沢山あるランキングとなってきました!ただ、まだ折り返しを迎えていないので、まだまだランキングは変わっていくと思います!

FUN'RISEのピックアップ

SEPTENI RAPTURES vs CyberAgent Legitです。
負け無しのチーム同士がぶつかったMATCHとなりましたが、その実力のまま、結果もDRAWとなりました。今シーズン、全体を通してDRAWがとても多いです。せっかくバトル形式になっているのに、DRAWばかりではリーグが盛り上がらないのではないか、という意見も見かけました。私はその反対で、以前のコンテスト形式と、現在のバトル形式が、良い形でブレンドされてきていると思っています。
コンテスト形式では、全チームが自分達の今出せる最高のものを表現します。バトル形式では、目の前の相手に勝てるダンスで勝負します。それが上手くブレンドされてくると、誰と誰が戦っても、実力や演目が拮抗して、差が生まれにくくなります。それは、勝負をつまらなくしているのではなく、全てのROUNDが「良い作品ばかり」になっているのだと思います。
もちろん、バチバチの対決で、勝ち負けが付く方がスポーツとしては盛り上がるかもしれません。ですが、なんといってもDリーグはダンスです。誰が見ても明確に勝ち負けが決まる点数式の競技ではありません。どうやってもジャッジの主観が入ります。それなのに、DRAWが多くなるという事は、誰がジャッジしても差がつかないくらいレベルが高いという事ではないでしょうか。これは、見ているファンとしては最高です。ずっと素晴らしい作品を見る事ができるのですから!(結果が出ないというのは、選手にとっては辛いとは思いますが…)
確実に、Dリーグのレベルは上がっていると思います。ぜひ、今後も注目していきたいです。

ROUND.7はサイファーROUND!!

次回ROUND.7は2024年1月28日(日)開催!
ファン待望のサイファーROUNDとなります!
サイファーROUNDとは、通常のようなチーム戦ではなく、ソロ(1対1)、デュオ(2対2)、トリオ(3対3)などで戦われる、特別なROUNDです。
例年、ここで雰囲気の変わるチームがあったり、光り輝く選手が現れたりしますので、注目です!

ROUND.7
開演:2024年1月28日(日)18:00(17:00開場)
会場:東京ガーデンシアター
↓チケットはこちら↓

取材・執筆:FUN’RISE ryo:

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