Uniswap-24歳無職が3000億円を集めるまで(第2話)
このnoteは第2話です。
第1話は、こちらからご覧ください。
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2017年の夏、勤めていた会社をクビになったことをきっかけに、2ヶ月間Ethereumを勉強してみることにしたHaydenさん。怒涛の日々の始まりです。
怒涛の2ヶ月の証明(Proof of Something)
2017年10月から11月にかけて、Haydenさんは初めてウェブサイトとスマートコントラクトを勉強し、最終的にサイトを完成させました。
(2ヶ月でデモ版を作り上げたということで、かなり集中して勉強されたのだろうなと思います。また、誰でも2ヶ月根詰めて勉強すればこんなサイトが作れる!(のかもしれない)と励みになりますね。)
そして完成したサイトをProof of Concept(概念実証版)として公開しました。
当時のサンプルサイトは今でも残っており、以下からアクセスできます。
(ちなみにMetamaskなどのEthereumが格納できるお財布をダウンロードし、Rinkeby faucetなどで、無料のテスト用ethereumを貰うことで、今でも取引が体験できます。)
■Uniswap Retro
https://haydenadams.github.io/uniswap-retro/
(サイトイメージ画像はHaydenさんのブログから引用)
サイトを作成し、リリースした日のことをHaydenさんは、「このPoCの作成は自分にとって、プログラムできるお金の開発から抜け出せなくなる最初の一歩でした。仕事や労働だと感じたことはありませんでした。」と振り返っています。
ちなみにこの頃、Haydenさんと同じようなAMMの仕組みにEtherDeltaというサービスがありました。
(サイトイメージ画像はHaydenさんのブログから引用)
しかしながらHaydenさんは、EtherDeltaはごちゃごちゃしていて直感的ではないと感じたそうです。(Uniswapは競合サービスより凄いんだ!と思っておられた自信が伺えますね)
Devcon3で取り上げられる!
2017年11月1日~4日にかけてメキシコで、Ethereumの開発者向けイベントである「Devcon3」が開催されました。このイベントには、友人のKerlさんが登壇していました。その中で、HaydenさんのUniswapのデモを、Ethereum上のオープンソースの金融アプリケーションの例として、また、暗号経済学(cryptoeconomics) の威力の一例として紹介してくれました。
ということで、第2話はここまで。
Devconで初めて大きく紹介され、Uniswapの知名度は上がりましたが、一方で、この頃のHaydenさんは5ヶ月間無職状態。家計は火の車状態になっていたようです。第3話ではそんな経済状態の中資金援助を申し出てくれた偉人が登場します。
第3話はこちら😆
※参考文献:Uniswap-history