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唖然としつつ、愕然ともしつつ、それでも、私の中のスイッチが入った瞬間のような気がする話

3日前に↓の記事を書いたけれど、この話には実は続きがある。

この記事で取り上げた”事件”が起こってから、おそらく、半月は経っていたはずのころ。

酷暑のころはそういう気力も出なかったのに、9月に入ってやっと布団を干そうと思うようになった。暑いのは相変わらずだけれど、秋の虫も鳴き始めたし、感覚で何かが変わってきたとわかってきたからだと思う。

寝汗もひどいし、早く干したかったのだけれど(しかも、相当古い布団なのだ)、もう日々を乗り切るのが精一杯だったのである。

さて。久しぶりに布団を干して、夕方取り込むときに、”事件”は起きた。コガネムシの食害を受けて、室内で養生していたバラのロブロイに布団が当たったらしくて、株が鉢から抜けて、倒れてしまったのだ。

私は、その無残なロブロイの姿を観て、まず思ったのが「なんで?!」だった。何故なら、半月ほど経っているのに、ロブロイの根っこが全然増えていない。コガネムシの食害を受けたままの姿に観えたからだった。

鉢も土も新しくしてある。去年食害を受けたアプリコットネクターは、半月後には回復していたのに。

布団を取り込んで、回らない頭のまま、ロブロイの植え替えを行った。すっかり混乱している私である。

そうして、自分の目を疑った。ロブロイを植えてあった鉢の土を出すと、そこから丸々太ったコガネムシの幼虫が1匹、出てきたからだった。こいつが、ロブロイの新しい根っこをむしゃむしゃ食べていたのだろう。競争相手もいない状況で、そいつはのびのびと生活していたのようだ。前回見つけた連中より1・5倍は大きかった気がする。

実は、こんなことは予想してなかった。なので、彼らに使ってきたバラ専用の培養土は、ほとんど残っていない(京成バラ園の土を使っています)。それで、赤玉土の中粒を混ぜて、なんとか植え替えをしたのだった。

前回の植え替えの時、根っこに残っていた土に、コガネムシの卵なり幼虫なりが潜んでいたのだろう。酷暑の折で、私の夏バテも頂点に達していたころだったので、コガネムシの排除にも徹底が足りなかったのだと思われます。

何しろ、二度目の植え替えの後、庭先で私はコガネムシと思われる虫に、頭を殴られた。コガネムシも生き延びるのに必死なのだろうけれど、そこを私に見つけられて、悔しかったのかもしれない。

今もロブロイは、室内で療養生活だけれど、1回目の時より安心して暮らしている気がする。

前回のコガネムシの時も、今回のアクシデントも、バラの神様が(あるいは、ロブロイ自身が)、SOSを出していたのかもしれないなぁ、なんて思ったりします。酷暑で注意力が低下している私に、大変な状況を知らせるために、わかりやすいアクシデントを起こしたのかなぁ、なんてね。

酷暑は収まって来たけれど、私自身は夏バテも残っていて、まだ本調子には程遠い。それでも、私の中の”この野郎!!”に、何かが火をつけた気もします。それが、このコガネムシ事件かもしれません。

数日前”こいつに本気になられたら困る”って、声が聴こえてきて、何故か身震いが3度起きました。誰の声かはわかりませんが、案外コガネムシたちの声だったのかもしれません。本気になっても、薬は使いませんけれどね。

しかし、本当に自然界では生き残るためには、手段を択ばないんですね。当たり前なんですが、私も腹を据えて向き合わないといかんなぁ、と、思ったことです。今回のことで、「私、バラやっぱり無理かも」と弱気にもなりました。けれど、むくむくと対抗意識も芽生えてきました。どうなるかはわかりませんが、もう数年はバラを育てることになりそうです。

酷暑が戻ってきて、いささか心身がめげている方も少なくないと存じます。ただ、この酷暑を乗り切ったご自身をどうぞいたわってあげてくださいませ。生きていれば、なんとかなるのですから。この残暑も、あとしばらくのはずですから。くれぐれもご自愛くださいませm(__)m💕💛

ここまでお読みくださったあなたに、心から感謝いたしますm(__)m💕💛

ありがとうございますm(__)m💕💛

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