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うちの若い子たちの近況

10月最後の記事は、バラの話にしようかな、と思って、「みんなのフォトギャラリー」に、バラの花を探しに行ったところ、猫野サラさんのこの作品に遭遇! それで、予定を変更して、我が家の若人たちの近況を、御報告しておこうかなと思います。

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8月11日に我が家にやってきた、セネガルパロットの王子君。サラさんの描かれているこの鳥さんと種族は違いますが、胸の色が、よく似ています。眼の感じも、近い気がします。

我が家にやってきて、もうすぐ3か月。やはり、というか、彼は、「外に出たい!」と言い出しました。
そりゃあそうでしょう。毎日、先輩たちは、当然顔して、かごから出て、遊んでいるんですもん。自分より小さなオカメインコ軍団でも、半分の先輩は、外に出ています。オカメさん以外の先輩インコで出ない子は、誰もいません。
「なんで、ぼくだけ、お外に出られないんだぁーーーー!!」
かごの前面に張り付き、そう訴えるようになりました。
ただし、私にだけです。相方は、怖いらしいのです。おもちゃの工面やセッティングもしてくれる大事な人なのに、王子は、相方の声が聴こえると、”地蔵”(フリーズしている、という意味の相方の表現)になってしまいます。

私には、名前を呼ぶと返事してくれるようになってきたのですが、相方が世話をすると、怖がって暴れるのだそうです。私が彼の世話をしているときに、泊り明けで相方が帰ってきたりすると、「助けてーーー!!」と言わんばかりに、大暴れです。
なので、冒頭の「僕も、外に出たい!!」という訴えは、もっぱら私が聴くことになります。

実は、これまでに2度、彼は、私の世話の隙をぬって、”脱走”したんですよ。外出じゃ、間違ってもありません。
「さぁ、それじゃあ、出ておいで💕💛」なんて、私は言ってませんしね。

予想以上の大騒ぎでした。
初めての時は、押し入れの奥に入ってしまって、出てきません。手乗りさんたちなら、名前を呼んだりすれば、大体出てきますし、長い間かごの外にいることに慣れていない子たちがほとんどですから、不安になって、飛び出してくるものです。寂しいし、おなかもすきますしね。
ですが、王子は、脱走してから、頑固に6時間くらい、押し入れから出てきませんでした。飲まず食わずで、怖かったでしょうに、泣きもせず、助けを呼ぶこともなく、頑張っていました。
私が、噛まれること覚悟(当然、流血です)で、彼を引き出そうとしました。すると、相方が「危ないから」と、かごの上半分をもって、なんとか、彼をそこに入れることに成功したのでした(鳥かごにもいろいろありますが、我が家で使っているのは、大体上下で分離できるタイプです)。

これに懲りて、しばらくはおとなしくしていたのですが、やがて、またもや、脱走したのですね。今度は、なかなかアクティヴでした。彼は、だんだん中型インコのグループの仲間入りがしたくなったらしいのです。それで、「寂しい」も訴えていたのですが、或る時、やはり、何かのはずみで戸口から飛び出しました。そこから、ピポナたちのそばに行こうとして、やたら、飛び回るのです。
最初の時と違って、あちこちに行くので、放置もできません。中型インコの先輩のかごの上に乗って、足を噛まれてけがをするかもしれません。また、オカメ軍団の中に飛び込んだら、今度はオカメさんたちがパニックになってしまいます。
手乗りでない子は、こういう時が大変なんです。手が怖いわけですから、使えないんですよね。王子には、この辺がまだわかっていないので、「僕だけ、外で遊べない」と、不満を募らせていたのでしょう。まぁ、気持ちはわかりますけれどね(;^ω^)
2時間くらい格闘したでしょうか。やはり、相方が上手にかごの上をかぶせて、なんとか帰宅させました。

この後も、しばらくはおとなしかったのですが、最近やはり、「ぼくも、外に出たい!!」と、訴え始めました。それで、私が彼に言っています。
「王ちゃん、自分でおうちに帰れるのなら、出ていいよ。あんた、母さんたちの手、怖いでしょ?」
私がそういうと、彼は悲しそうな困った顔をします。私は、さらに「先輩たちを良く観て。おうちに帰る方法、見つけるんだよ」というのですが、これは、酷ってもんでしょうかねぇ・・・・・。先輩たちで、私なり相方なりの手を使わないで家に帰る子は、いませんから。
人慣れはしてきたので、今後どうなるか、ですね。

ただ。手乗りの先輩の中で、王子の参考になりそうな子が1羽だけいます。今年の3月末に迎えた、ズアカハネナガインコのマリです。

マリは、最初こそ、私とも妥協してくれそうだったのですが、今や、相方命! のワンマンバードなんです。ともかく相方のママが大好き。ママになら何をされてもOK! ママが自分を観て、かわいがってくれるなら、ご飯も要らない!! そういう子になっています。
我が家には彼女の1年先輩で同族のハナがいますが、ハナよりも一途で融通が利きません。ハナも、最初は相方オンリーの子だったのです。けれど、先輩たちに説得された側面もあるのでしょう。相方がいないときなどは、私に甘えるようになりました。さらには、マリが来てから、相方に裏切られたとでも思うのか、余計私にアピールするようになりました。それでも、相方が好きなんですけれどね(T_T)/~~~

このマリは、私の手に絶対乗りません。触ろうものなら指に穴が開きます。少なくとも、出血は避けられないです。なので、夜勤で相方がいないとき、お互い困るんですよね。
最近、かごから出て床に降りて、散歩することを覚えたんです。相方がいれば、あまり散歩もしませんが、私一人の時、彼女のご飯を用意している間、退屈なのか、床に降りて散歩して探検しているんです。このところ、相方が夜勤が多くて、夜いないことが増えています。寂しいのか、私のそばで注意を惹くようにいたずらも始めました。

そうして、「マリちゃん、ご飯できたよーー!」と声をかけて、かごにセットすると、”あら、もうなの?”と、少し不満そうな顔をしながら、よっこらしょとかごの屋根に上っていきます。そこから、扉を伝って降りて、ご飯入れに乗っかれば、私がかごの戸を閉めるわけです。相方には、本当に愛らしい赤ちゃんなので、カチン! と来ることもあるのですが、妥協点を見出した点はさすがだなぁ、と、感心している私です。

王子が、マリの方式を踏襲できれば、外に出てもいいのですが、さて・・・・・。どうなるかは、神のみぞ知る、ってところでしょうかね。

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10月もあと数十分で終わりますね。やはり、早かったなぁ、という感じです。明日は、お天気いささか崩れるとか。また、この雨で、寒さが近づくんでしょう。さて、そろそろ衣替えしないと、ですな。
暖かくして、良い夜を💕💛

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