無農薬で園芸をやる限り、あやつとの戦いは続くのだな、と、痛感した話
昨年の秋、↓の記事に書いた騒動が起きた。
この時の衝撃が大きかったので、今年は用心して、いろいろ準備もしていたのだ。
ただし、私は農薬は使わない。昨年のコガネムシの被害に打ちのめされはしたけれど、それでも薬を使おうとは思わない。農薬に身体がアレルギー反応をするから、ということもあるし、インコたちとも暮らしているから、彼らへの悪影響も気がかりだ。
メーカーは、「人にもペットにも安全」を謳うことも増えたけれど、私はその文句をどうも信用できないのだ。害虫と言えども命であることには変わりはない。その命を人の都合で奪うわけだし、なにより殺すための薬に100%安全はない、と思うから。
それで、私が用意したのは、コガネムシが嫌う香りを持つというニームペレットと木酢液だった。要するに、我が家の鉢植えに来ないで! をアピールしたいわけですな。
それで、冬の植え替えシーズンには、これらを混ぜた土を使った。効果が100%ではないと思うから、もう幸運を祈るばかりだった。
今年の夏は、去年とは違ってコガネムシが少ないような感じだった。去年は我が家の網戸に、夜毎日のように来ていたのだけれど、今年は極めて少ない。それでいくらか、安心していた。
だが、しかし!!!!! だったのだ、やはり。
酷暑でバテバテになりつつ、ベランダのバラたちに水やりをしていた先月下旬の夕方。ロブロイという赤い花が咲くバラの鉢で、妙なものが動いているのを見つけた。根元の隙間で、白い小さな虫が動いているのだ。見間違いようもない。コガネムシの幼虫だった。
思い返せば、昨年の秋、アプリコットネクターに起こった異変とほぼ同じことが、ロブロイにも起きていたのだ。暑くて水がすぐに乾いてしまうはずなのに、ロブロイの鉢の乾き方が妙に遅い。それなのに私は、それをおかしいと思えなかった。それくらい心身が衰弱していたのだ。
虫を取り除き、ロブロイの株を持ち上げると、すぽっと抜けた。しかも、根っこがやはりほとんどない。地上に出てきた幼虫は、鉢の中が熱くて息苦しかったのかもしれない。確かに、昨年のアプリコットネクターの事件は、秋に起こったのだし。今年の夏は、やはり去年のそれより厳しかったのだろう。私が年を取った、ということだけではないのかもしれない。
ロブロイは、実はアプリコットネクターよりも繊細なところがあって、我が家の環境に慣れるのにも、いくらか時間がかかったのだ。まぁ、大苗で迎えたネクターと、新苗で迎えたロブロイの差だったのかもしれないけれど。
「これは、急がんと、やばいわ・・・・・💦」
そう直感した私は、大急ぎで植え替えを決行した。水やりの直後で、鉢土が濡れていたのは厄介でもあったけれど、そんなことは言っていられない。
さぁ、でてきましたともさ!!! ごろごろ連中が!!!!!(>_<)昨年の連中よりも、小さかったけれど、その分動きが敏捷でやたら元気なのばかり。出てきたのは4匹。先に出てきたのを含めると5匹、ロブロイの根っこを食べて成長していたわけだ。
「あんなに、”うちの鉢植えに卵を産むな!”と、忠告したのになぁ・・・・・(>_<)」
コガネムシを根絶したいわけではない私は、途方に暮れつつ、連中を庭先に捨てに行った。何故かこの周辺の野鳥たちは、コガネムシの幼虫を食べてはくれないのだ。
植え替えをしたロブロイは、当分室内で管理しなければならない。根っこがほとんどないのだし、水が吸えないこのバラに酷暑に耐えろというのは、死刑宣告にも等しい。ロブロイに罪があるわけでもないのだから。あまりにも根っこがないので、支柱をして株を支える態勢にして、回復を待ってみることにした私だった。幸い、新しい根っこは出ているから、体力が戻れば(つまり、根っこが出てくれば)、半月もすれば回復するはずである。
そう考えた私とロブロイに、さらにアクシデントが先日発生したのですが、長くなったので、それは次回に回します。
命と暮らしていると、本当にあれこれ何かが起こりますなぁ。毎日ではないにせよ。
ここまでお読みくださったあなたに、心から感謝いたしますm(__)m💕💛
ありがとうございますm(__)m💕💛
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