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開発グループのマネージャーのお仕事紹介 ~メンバーアサイン編~

こんにちは。Supershipのとある開発グループのグループリーダーをやっている @funnythingz です。DSSという開発部署内にあるグループで毎度おなじみグループ勉強会をやっております。

2019年10月に組織編成でグループは変わってしまいましたが、以前やっていたテックマガジンも紹介しておきます。

エンジニアマネージャーのお仕事としてCTOやEM系の超意識高い感じの記事はよく目にしますが、このnoteではよくある現場の地味〜なマネジメント業務を紹介していきます。マネージャーの皆さんはよく知ってると思いますがマネジメントは地味です。

ということで今回はメンバーアサイン編です!

アサインの目的

アサインの目的は大雑把に下記の2点です。

- 事業の成長や目的達成
- メンバーの成長

簡単に言うと、事業も成長してメンバーも成長して仕事も楽しくて儲かればみんな幸せ!ということです。 

ついでにマネジメント側も「何もしない」でうまく回ってれば最高ですよね!

ということで、いくつか事例をつくってみたので何もしないでうまく回るようにアサインしてみましょう!

例1) とあるチャットアプリプロジェクトからの依頼

PM「アプリエンジニアが足りない!誰かくれ〜」
EM「iOS?Android?PJ状況教えてよ」
PM「Androidはゴリゴリ進んでるんだけどiOSの進みが悪いんだよねー。ジュニアメンバーだから開発速度が出なくてミドルメンバーがほすぃ…。」
EM「ちょっち探しますわ」
PM「たのむよ!」

※PMはプロジェクトマネージャー、EMはエンジニアマネージャーの略です。

Q. さて、誰をアサインするのが良いでしょうか?

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Aさんの場合、AさんのAndroidを剥がしてCさんに引き継ぎAさんをアサインする

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懸念事項しては、稼働率だけで見ると良さそうですが、実際には引き継ぎコストが発生するのでそれとの兼ね合いを考慮する必要がありそうですね。

Bさんの場合、Bさんの稼働を一時的に上げる

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懸念事項としては、誰よりもiOSに詳しいので良さそうですが、純粋に稼働があがってしまうので労務的な懸念がありそうです。

Cさんの場合、Cさんの稼働が空いているのでポテンシャルアサインする

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懸念事項としては、iOSを個人で趣味レベルでやっているとはいえ、ミドルのエンジニアが欲しいとの要望に対しては応えられていないのでポテンシャルアサインになってしまいます。

結論: 誰をアサインするか?

優先事項によって変わります。
リリースまで時間がない!
=> Bさん
ジュニアメンバーの育成も兼ねたい
=> Aさん or Bさん
開発速度はあげたいけど最悪リリース伸ばせる
=> Cさん

こんな感じです。アサインって中々難しいですね。みんなめちゃくちゃできるなら良いですが、そんな現場はなかなかありません。

何もせずうまくまわしていきたいところですが、世の中そんなに甘くありませんでしたね。

例2) とあるWebCMSプロジェクトからの依頼

PM「インフラがいないよ〜」
EM「AWS?GCP?PJ状況教えてよ」
PM「新規だからAWS/GCPどっちでも良いんだけど
ちゃんと構築できる人がほすぃ…」
EM「ちょっち探しますわ」
PM「たのむよ!」

Q. 誰をアサインするのが良いでしょうか?

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こちらも中々みんな忙しそうでどうアサインするのが良さそうですかね。悩みますよね。この記事を読んでくれているそこのあなた、ぜひ答えを教えて下さい!(コメント欄に書いてもらえたら嬉しいです)

例3) とあるメディアプロジェクトからの依頼

PM「フロントがいないよ〜」
EM「フロントってどこらへん?PJ状況教えてよ」
PM「デザインとコーディングと何ならJSもやってほしい」
EM「ちょっち探しますわ」
PM「たのむよ!」

Q. 誰をアサインするのが良いでしょうか?

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こちらはデザイナーも混ざっているパターンです。こちらもぜひコメント欄にあなたの答えを教えてもらえたら嬉しいです!

まとめ

アサインは状況や何を優先事項とするかによって大きく変動するのでこれがベスト!という理想的なアサインは中々難しいです。

どんな案件でもアサインができるメンバーは大きな強みになるが、一度に何でもできる訳ではないです。

アサインって難しいよね…。

最後に

ということで、日々こんなことを考えながらメンバーアサインをしています。やっていくしかないですね…。

エンジニアやエンジニアマネージャーの皆さん、頑張っていきましょう!

おしまい。

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