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園城寺(三井寺)

大津の三井寺に行ってきました。
天台寺門宗の総本山だそうです。

園城寺またの名を三井寺という

歴史は古く、平安時代辺りの日本古典文学では、山といえば比叡山延暦寺、寺といえばここ園城寺を指したのだそう。

そして茶人なら聞いたことあると思うけど、利休作「園城寺」という花入があって、千利休が秀吉の小田原攻めに同行した際に伊豆韮山の竹で一重切花入を作り、それがこの寺の鐘の傷に似ていることからのちに少庵によって「園城寺」と銘がつけられたのだとか。それ聞いただけでかっこいいと思ってしまいますね。

また、三井寺という名は、天智、天武、持統天皇の生湯に用いられた井戸があるため、御井(みい)の寺、御井寺、次いで三井寺と呼ばれるようになったらしいです。

仁王門

もとは近江国の常楽寺(滋賀県湖南市)にあった室町時代の仁王門であるが、豊臣秀吉によって伏見城に移築されていた。のを、慶長6年(1601年)徳川家康が当寺に寄進したもの。

仁王門

金堂

桃山時代を代表する名建築として知られているそうです。
中に入って拝観できます。

金堂

閼伽井屋

金堂の横というか後ろというか、ひっそりと閼伽井屋(あかいや)がありました。
天智、天武、持統天皇の生湯に用いられた泉を護る建物です。
今でも水が湧いていてとても神秘的でした。

霊鐘堂

霊鐘堂入口
弁慶の引き摺り鐘
園城寺花入の銘の由来の鐘
弁慶の汁鍋
鐘を奪い去った時に置いて行ったと伝わる

唐院

開祖・智証大師円珍が唐から持ち帰った経典類を納めていた場所だったそうで、園城寺で最も神聖なエリアなのだそう。

唐院エリアにある灌頂堂と三重塔

と、ここで雨が降ってきたので、ちょうど近くにある茶房で一休みすることにしました。

本寿院 ながら茶房

抹茶とかコーヒーとかあるけれど、これみたらこれですよね!

初めて聞いた

最近各所で煎茶の飲み方を仕込まれたので、そういうのが役に立つ!
よくみると器も信楽焼ですやん。

大変美味しくいただきました

雨が止んできたので続きをいきます。

いろんな体験やってます
山伏になってみたーい

微妙寺

びみょうじ。湖国十一面観音菩薩霊場第1番札所。

名前がビミョウ

力餅の看板

かっこいい看板
すぐ横の茶屋で食べられます

毘沙門堂

とてもカラフルです

西国三十三所観音霊場 14番札所 観音堂

琵琶湖を望む高台にあります。

観音堂と左手には手水舎

とても気持ちの良い場所です。

中もとても居心地が良いです。

ん?「西国三十三所観音霊場」とはなんぞ?

調べました。
大和長谷寺の開山徳道上人が閻魔大王から授かった三十三の宝印に由来する近畿地方の33箇所の観音霊場。かつて一旦廃れてしまったが、270年のブランクを経て花山法皇によって再興されたのだそうです。
花山法皇といえば、今ちょうど大河ドラマ「光る君へ」で出てきはったお方ですね。円融天皇(巳之助丈)より帝位を譲られて天皇になるも(陰謀により)2年で皇位を退き19歳の若さで法皇になったあの方ですね!へええ!

目の前には琵琶湖が見えます

今日もとても勉強になりました。

今日のお値段
園城寺 入場料:大人600円
皆さんも行ってみてください。


びわ湖疏水船 三井寺乗下船場

おお!写真や映像で見るあれはここにあったんですね!

おお!まさに写真や映像で見る疏水の風景!
あのトンネルを潜って、山科、蹴上と進むんですね!
桜に時期はさぞかし綺麗でしょう!

いつか乗ってみたいです。

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