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賛美歌学会関西支部会で発表しました

2024年5月22日
日本聖公会川口基督教会会館で日本賛美歌学会関西支部会が行われました。
これまで関西支部会は新神戸にある神戸聖愛教会で開催されており、今回ははじめての会場でした。

プログラムは前半が会員による2つの発表で、後半はリム・スイホンさんの賛美歌を歌いました。
わたしは今回は発表と賛美でのピアノ伴奏をしました。

発表
①現代における多様な礼拝様式 ー賛美の可能性を共に考えるー
②カトリックの新しいミサの賛歌(ミサ曲目)2022年を歌う

当日歌った賛美歌は、リム・スイホンさんの賛美歌集(日本賛美歌学会編)を使用しました。

わたしの発表の概要をここに書きとめておきます。

「現代における多様な礼拝様式 ー賛美の可能性を共に考えるー 」

1.導入 わたしが実際経験した礼拝のこと
中高大を過ごしたミッションスクールである神戸女学院の礼拝等の流れ。
ニューヨーク州ハーレムにある黒人教会の礼拝に行ったときカルチャーショックを受けたこと。
→プロテスタント教会では各教会の礼拝はそれぞれ異なる。

2.プロテスタント教会の数
アメリカのデータ デノミネーションの数
日本のデータ  2023(令和5)年版『宗教年鑑』

3.ポール・バスデンによる5つの礼拝スタイル
①リタージカル・スタイル
②トラディショナル・スタイル
③リヴァイヴァリスト・スタイル
④プレイズ・アンド・ワーシップ・スタイル
⑤シーカー・スタイル
わたしは賛美のスタイルの観点から、これらの分類を2つに分けました。
A ①,② 伝統的な賛美スタイル〜伴奏楽器はオルガンで4声体の楽譜を見て歌う
B ③,④,⑤ 流行の音楽を積極的に用いる〜電子楽器を含むバンド形式が多く、歌詞はプロジェクターに写し出す

4.礼拝の比較
わたしの所属教会である芦屋福音教会と同市内にある日本キリスト教団に属する教会の5月19日の礼拝式次第を比較し、それぞれの教会でその日に賛美された曲を実際に歌ってみました。
前者の教会は「福音派(Evangelical)」、後者の教会は「主流派(Mainline)」という分類もできます。

5.賛美曲を実際に歌い参加者それぞれに異なるイメージを体験してもらう
(1) 後者の教会で5月19日に歌われた賛美歌
『賛美歌21』343番「神の霊よ、今くだり」
讃美歌集の楽譜通りのピアノ伴奏で歌ったあと、
コード弾きの自由な伴奏でも歌って比較してみた。
(2)前者の教会で5月19日に歌われたワーシップソングより「わが喜びの理由」

6.今後の課題
賛美に関わる人が多様な賛美を積極的に学び、体験し、それぞれの場において有効に取り入れていく。

*賛美歌学会では大久保和慧の名前ではなく本名の馬場和枝の名前での発表です。

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