【感想文No.3】学校の殺人 by ジェームズ・ヒルトン
(ネタバレなし…ストーリーには触れる。)
Murder at school / Was it murder?
James Hilton, Glen Trevor,1931
「学校の殺人」滝口直太朗訳(1965)
学校関係の仕事をしている私にとって、イギリスの寄宿舎学校(パブリックスクール)が舞台の推理小説となれば、もうそれだけでドキドキしてしまう。
そういうことで期待が大きかっただけに、主人公があまりにも不甲斐なさすぎ、そして周りの人間があまりに優秀すぎて、何を目的