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福井 秋の旅
半日旅コース
ご無沙汰しております。
久しぶりのnote更新です。
今日は午前中お仕事だったのですが、あまりにもお天気がよかったのでお仕事が終わった後、車を飛ばして、ランチをしつつ、午後嶺南まで旅をしてきました。
今日はランチを越前市のフレンチ、「bistro Un」でいただいてきました!
なんとこのレストランは築100年以上の町家をリノベーションしているのだそうです。
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このランプは福井の伝統工芸である越前和紙を使用しているそうです。
蔵っぽい窓と相まってレトロな感じで良いセンス♡
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テーブルには「タバスコ」ならぬ「サバスコ」もありました。
福井は鯖が名物なのですよ!
味は魚料理に合いそうな感じ。
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サツマイモの冷製スープとか、イベリコ豚とか、前菜盛り合わせです。
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メインは豚のジンジャーソースがけ。
パンのお皿もおしゃれ。
今日のランチはオレンジジュースもついて、1690円なり。
年縞博物館
私は今日まで年縞というものをなんだかよくわからずにいました。
昔行った縄文博物館の隣にも新しい博物館があって、そこには、どうやら世界基準になっているものがあるらしい。というくらいのものすごくざっくりした認識でした。
年縞、それはバウムクーヘン。
似てません??
年縞、それはとてもくさいもの。硫化水素のかほり。
あまりのかほりのため、そのままでは展示できず、アクリルで特別な処理が必要だったとのこと。
年縞、それは7万年、1年も欠けることなく、水月湖に積み上げられた45メートルの歴史。
おふざけポエムはこのくらいにして、ちょっと真面目に年縞について語らせてください。
真面目に年縞
水月湖の年縞は、主に2つの価値があります。
1つ目は年縞に含まれる炭素を調べることで、年代の世界標準のものさしとして活用できること。「炭素特定年代法」の年代(数百年~数千年の誤差がある)をより詳細に絞り込むことができるようになりました。
100~150年くらいの誤差だそうです。
2つ目は含まれる花粉やプランクトンはじめ、火山灰や大陸から飛来する黄砂などを通して、地球の過去の気候や環境を復元できること。
年縞は植物の花粉、プランクトンなどの微生物、葉っぱ、火山灰、自信や洪水によって流れてきた、様々なものが含まれています。
だから、2万年以上前の植生、5800年前の植生が分かるんです。
植生が分かれば、気候も分かります。
ちなみに2万年前は氷河期なので今からマイナス10℃(知床の山の中と同じくらいの平均気温)。
5800年前は一番温暖だった時期で今からプラス2℃(南九州と同じくらいの平均気温)。
ちなみに氷河期はずっと寒い、というイメージですが、実際は異なっているとのことです。基本は寒冷化した気候なのですが、数年から数十年のスパンで突発的に気温上昇がみられた後、数百年から数千年かけて気候に戻っていくこともあるそうです。
氷河期は寒くて不安定な気候、ということですね。
数万年の氷河期を経て1万年くらいの間氷期があって、また氷河期に入るというサイクルです。
そろそろ氷河期に入りかけてもおかしくないらしいのですが、人間が焼き畑したり、森林伐採したり、経済活動が活発化したりで温暖化しているせいで、氷河期が来るのが遅れている、という説もあるそうです。
正確なところはわからない、とガイドさんは仰っていました。
農業自体は1万数千年前に始まっていたけれど、本格的に広まったのは1万年頃というのは、気候が安定しなかったので、いつ種まきをしたらいいか、いつ収穫をしたらいいか、がとても読みづらかったから、という説明書きがありました。
マヤ展も開催されていました。
マヤのある遺跡近くの年縞
土地が衰えると、年縞の色も変わるそうです。
森林伐採で自然破壊の結果、土壌流出が原因だとか。
地球のこと、気候のこと、年縞を通していろいろ教えられた気がします。
しかし、年縞の写真を見ていると、やっぱり無性にバウムクーヘンが食べたくなるのは何故でしょう??
<今回の行ったとこデータ>
bistro Un データ
電話番号:0778-42-7123 住所:越前市本町1-22 開店時間11:30~15:00、17:30~21:30 定休日:月曜日 駐車場:あり
年縞博物館データ
電話番号:0770-45-0456 住所:若狭町鳥浜122-12-1 縄文ロマンパーク内 開館時間:9:00~17:00(入館は16:30)まで 休館日:火曜日(祝日の場合は翌日) 入館料:500円(縄文博物館との共通券700円) 駐車場:あり