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ファンリーシュ・アカデミア生の想いを繋ぐnoteリレー~望月紳さん~
ファンリーシュは、あらゆる人の個性と能力を解き放つことをミッションに、組織や人材に関わる支援を幅広く行っています。そんなファンリーシュが提供する学びの場、ファンリーシュ・アカデミア。組織と人材の価値を最大化する「未来のリーダー」を育成するプログラムで、2024年10月からは第6期がスタートしました。
今回はアカデミア第6期生にフォーカスし、なぜアカデミアで学ぼうと思ったのか?や、普段お仕事で大切にしていること、卒業後のありたい姿などを語ってもらいました!
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自己紹介
こんにちは!望月紳と申します。「しん」と呼んでください。
まず、私は、人事ではありません。「事業を創る人を創る」ことを目指す者です。
新卒で入社した東京ガスで新規事業を立ち上げ、その責任者を務めているのですが・・・実際のところ、その過程は「失敗と試行錯誤を繰り返す」ことの連続です。今日も手探りでしくじり続け、正解の無い問いに立ち向かっています。
2016年に事業開発の世界に足を踏み入れた当初、大企業には前例踏襲の文化が色濃く残り、新しいことに挑戦する風土が限られていると感じていました。その中で「イノベーション」や「両利きの経営」の重要性が語られ始めましたが、言葉としての認知は進む一方、実際には組織や制度というハードウェアを整備するにとどまり、人のマインドや行動など伴うOSの変革にまでには至っていない組織が多かった印象があります。私自身、当時は変化を求めながらも、現状維持への心理的な安心感にすがっていた部分があったと振り返っています。頭では分かっていても、体が動いていない、そんな状況でした。
その後、少子高齢化や人手不足といった社会課題が加速する中で、私は「変化の必要性」をさらに強く感じるようになりました。東京ガスのハウスクリーニングや空き家管理サービスといった、家事支援サービスの立ち上げもその一環です。「家や家族のことは自分たちでやるのが当たり前」といった心の枷を解きほぐし、個人が本当に力を発揮すべき場に集中できる社会を作ること。これこそが、未来の日本を支えるイノベーションの土台になると信じ、事業に邁進しています。
そして、2024年の今、挑戦と多様性の意義が認識され、人的資本経営への期待が高まる中で、私の所属する組織も「変わろう」と行動を起こし始めています。私自身が、会社にとっての新しい挑戦である事業を率いる組織の中間層として変化し、自らの組織を進化させていくための絶好のタイミングだと捉え、「もっと人について学ぼう」と思い、ファンリーシュアカデミアの門をたたきました。
仕事で大切にしていること
私が仕事で重視しているのは、「変革を可能にする土壌を整えること」です。どれだけ優れたアイデアや目標があっても、それを支える組織文化や環境が整わなければ、成果に繋がらないと実感しています。
特に、大企業における中間管理職は、変革の成否を左右する重要な存在です。実際、私自身が中間管理職として、日々の矛盾や葛藤に直面しています。変化のスピードや負担に戸惑い、リスクを恐れる自分に気づくこともあります。しかし、そうした心のブレーキを見つめ直し、それを乗り越えることで、組織の未来を切り拓けると信じています。
だからこそ私は、「変革を受け入れる」だけでなく、「自ら変革を生み出す担い手であり続ける」ことを大切にしています。この気づきをもとに、私は以下の実践を心がけています。
心理的安全性の確保:部下や同僚が自由に意見を出し合える環境を整える。
次世代リーダーの育成:変革の素養を持つ人材を発掘し、彼らの成長を支援する。
自らのマインドセットの更新:新しい知識や価値観を積極的に取り入れ、リーダーシップスタイルを見直す。
これらの取り組みは、単に変革を阻害する要因を減らすだけではありません。「心の枷」を解きほぐし、一人ひとりが自分にしかできないことに注力できる環境を作るための基盤だと考えています。
アカデミア卒業後の目標
ファンリーシュアカデミアでは、HRに関する体系的な知識を学ぶことだけでなく、多様な背景を持つ参加者や実務経験豊富な講師陣との対話を通じて、自らの視野を広げたいと考えています。特に、異業種の成功事例や新しい価値観を取り入れることで、変革を推進するヒントを得て、実行していきたいと考えており、卒業後には、自らの学びを以下の形で活かしたいと思っています。
変革を推進するリーダー:イノベーションを生み出す環境を整え、組織の潜在力を最大限に引き出す。
次世代の育成支援:変革の担い手となる人材が主体的に行動できる場を提供する。
文化改革の実現:心理的安全性を高め、多様性を尊重する風土を育てる。
変革はトップダウンの号令だけで実現するものではありません。一人ひとりが学び、心の枷を解きながら変わり続けることで、初めて実現できるものだと確信しています。アカデミアでの学びを通じ、私はまず自らを変革し、その姿勢をもって周囲を巻き込み、組織全体の未来に貢献していきたいと考えています。
ファンリーシュアカデミアは、人事の人だけではなく、事業人材にとっても非常に意義のあるものだと確信しています!
ぜひ「人のこと」に興味を持ったことのある方は、人事でなくてもご一緒しましょう!