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ファンリーシュ・アカデミア生の想いを繋ぐnoteリレー~石田万梨奈さん~
ファンリーシュは、あらゆる人の個性と能力を解き放つことをミッションに、組織や人材に関わる支援を幅広く行っています。そんなファンリーシュが提供する学びの場、ファンリーシュ・アカデミア。組織と人材の価値を最大化する「未来のリーダー」を育成するプログラムで、2024年10月からは第6期がスタートしました。
今回はアカデミア第6期生にフォーカスし、なぜアカデミアで学ぼうと思ったのか?や、普段お仕事で大切にしていること、卒業後のありたい姿などを語ってもらいました!
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自己紹介
生まれも育ちも東京ですが、30代後半に地域づくりの仕事をしたいと思い、秋田県五城目町の地域おこし協力隊(総務省の制度)として移住しました。移住定住支援や起業支援をミッションとした3年間の地域づくり活動はとても楽しく幸せなものだったので、任期終了後もそのまま秋田に定住し、現在は秋田で出会った夫と秋田市で暮らしています。
五城目町での地域づくりの仕事で「町で暮らす一人一人がやりたいことを実現し始めると、こんなにも町全体が活性化するのか」ということを実感しました。その事から、人の持てる力がより活かされる秋田の風土づくりに貢献することをミッションとして、現在は「onozucolor」という屋号で事業をしています。おのおのの色が、おのずから(主体的にまたは、自然と)滲み出されているイメージです。組織づくりや人材開発のプログラムの企画地域おこし協力隊の制度運用に関する自治体支援、メンタリング、キャリアコンサルティング、若手社員向け研修やライフキャリア講座の講師もしています。
首都圏から地方移住の流れはありますが、女性を中心として、地元の若者が県外へ流出し続けて、なかなか回帰しないという現象がまだまだ続いています。若者の都心への憧れ、外の世界をみてみたいという素朴な思いは十分に共感できますが、「やりたい仕事・やりがいのある仕事」がないからという理由が、都会への憧れと並んで流出の主たる理由となっています。また、地方移住の場合は、テレワークや起業の場合が目立ちます。起業という選択をしなくとも「持てる力を活かして幸せに働ける秋田」づくりのために少しでも尽力していきたいと思ってます。私自身が秋田に移住して、やりがいのある仕事ができて充実した日々を満喫しているので、一人でも多くの人にとって秋田がそう感じられる地域になると良いなと思っています。
私が仕事で大切にしていること
ご依頼されたお仕事に対しては、その目的を果たせること、結果を出すことを至極真面目に取り組んでいます。また、今している仕事は、全て秋田の未来に関わってることなので、クライアントの要望に応えるだけではなく、自分ごととして、または本質的に秋田の少しでも明るい未来のために何をできるのか、どうしたらいいのかを自然に考えて取り組んでいると思います。また、協力隊を終えた後にキャリアコンサルタントの資格を取得したり、コーチングやマネジメント、コミュニケーションの勉強をし多くの気づきがありました。まだまだ未熟ですし、忙しくて余裕を失うと、配慮ができない時も発生していると思いますが、チームや関わる方々と、良好に働けるようなコミュニケーションを心がけています。
卒業後のありたい姿
「1人1人が持てる力を活かして楽しく働ける秋田」にしていくためには、組織づくりや組織開発が大事だと思うものの、私は人事畑のキャリアではありません。これまで培ってきたキャリアや地域づくりの経験で活かせることは多くありますが、地域の企業に真に貢献していく、組織づくりに関わっていくためには人事の全体像を学ぶことが重要と考えて、ファンリーシュアカデミアに申し込みました。地方は人事部がない企業も多いので「地域の人事部」のようなプラットフォームができないかとも考えています。多くの専門家の方の力が必要だと思っていますが、私自身も人事の全体像や仕組み、歴史を把握することで、自信を持って本質的な策を考えられるようになりたいと思っています。また、「1人1人が持てる力を活かして楽しく働ける秋田」にするための戦略的なアプローチ、私自身がやるべき仕事をより鮮明にしたいと思っています。