母親の呪いを少しずつ解く
子どもを主人に預けて、福岡までコンサートを見てきた。
なかなかチケットの当たらないアイドルのコンサート。
応募した中で当選したのは、福岡の夜の公演。
愛知に住む私は、一泊しないといけない。
しかもど平日。
子どもたちは学校がある。
簡単には観に行けないとはわかっていた。
でも当たるかもしれないとわかっていて、どうして申し込んだのか？
それは、できそうなことだけやっていては、なんだか勿体無いと思ったから。
「無理だろうな」と思っていたことも、やってみたらできることもあるからだ。
お母さんだからと言って、出来ない選択肢を増やしたくなかった。
塗る時間、ちゃんととろうと思った。
結果、主人が子どもを預かってくれて、無事に行ってくることができた。
子どもも夫も、快く送り出してくれた。
数年前までは、
お母さんだから、子どもを置いて遊びに行っては行けないと思っていた。
心のどこかに、
夫が仕事をして、家族を養い、
母親が家事をして、子どもを見る。
自分の楽しみなんかのために、みんなに迷惑をかけたら行けない。
という呪いを自分でかけていたから。
自分の楽しみを我慢して、子育てすることで私は良いお母さんだと思われたかった。
呪いが少しずつ解けてきたのは、
単純に子どもが成長し、お願いしやすくなったこともある。
しかし、私の場合は自分で仕事をしようと決めて、
いろんな方々と話をするようになったことが大きい。
こんな時間、何年振りだろう。
無理や背伸びしすぎなくて大丈夫。
自分の楽しみも充実させていこう。
そう思えるようになってきた。
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