英語への「アレルギー」をなくす方法は?を、長年英会話を教えてきた帰国子女がお教えします。
こんにちは!長年、海外に住み、日本に帰国後、英語を教える帰国子女の、スグリンガルです。
「英語」にアレルギーを感じている人が、日本にはあまりにも多いです。
そりゃあ、学校で何年も何年も勉強したのに、日常会話すら満足に続かないようでは、嫌いになるのも当然だと思います。
私の母も、英語が大嫌いでした。
あれだけ、数学も国語も科学も、塾で教えてきた、頭の良い母が、英語だけは習得できませんでした。
私?
数学も国語も科学も、大嫌いでした。
なのに、英語だけは、なぜか大好きだったのです。
アレルギーってなんでしょう?
というのも、英語では、「英語にアレルギーがある」とは言いません。
まあ、"I am allergic to English."と言っても通じるとは思いますが。
ある意味、ギャグとして、英語スピーカーにウケると思います。
アレルギーは、あくまでも、花粉とか、ピーナッツとか、そういう体質的なものだからです。
でも、体質的なものはしょうがないにせよ、英語へのアレルギーは、なぜ身についてしまったのでしょうか。
そもそも、英語を話したからと言って、じんましんが出るわけではありません。
「しゃべりたくない!」
「通じなかったら、どうしよう!?」
「変な英語をしゃべって、英語下手って思われたら恥ずかしい!」
こういう気分のことですよね?
とくに、3つ目の「恥ずかしい」は日本人にとても多い感情です。
「恥ずかしい」
「笑われたくない」
「話せないってバレたくない」
って思う人が、すごく多いです。
私みたいな帰国子女がいると、特にそう感じるらしいです。
実際に、上司に部屋に連れていかれて、言われたことがあります。
「お前、俺の英語、ヘタだと思ってるだろぉ」
な、な、なんと!
20も30も下の女性にそんなことをいう男性がいるなんて!
でも、本当に言われたんです。
そう言ってる時点で、自分の英語が下手って、公言してるようなもんですよぉぉ!
と、唇の先まで出かかりましたが、「いえいえ、そんなことありませんよ」と言っておきました。
それくらい、日本人(特になぜか、おっさん)の英語コンプレックスはすごいんです。
このとき、日本人の英語アレルギーを初めて体験した私です。
こういう
「恥」
「内と外」
「わびさび」
という概念が、文化にしみこんでいる日本では、英語を「ペラペラ」と話すことに自信がない、もしくは話せても自慢したくない、という勘定が勝ってしまうのかもしれません。
(実際、私も面倒くさいので、めったに日本人の前では、英語を話しません。)
皆さん、あれだけ学校で勉強したんですから、話せないわけないんです。(いいえ、本当に話せます、話し方を知らないだけなんです。)
だから、あとは、上に書いたようなマイナス感情をいかに取り除くか、というのが、アレルギーをなくすことと関係しています。
どうやって話せるようになるか、は他のnoteに書くとして、まずこの「アレルギー」は、皆さんの出来が悪い、能力がない、英語を話すキャパがない、など、皆さんの能力+スキル+脳みそとは、
まったく
関係ない、ということは銘記しておいてください。
もう一度、言います。
全く関係ありません。
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