他人に優しくするのは、自分が幸せになるため?
こんにちは!長年、海外に住み、日本に帰国後、英語を教える帰国子女の、スグリンガルです。
日本の小学校で、「道徳」の授業があります。
※ちなみに、海外では「道徳」のクラスはありません。
そんな私でも、幼いころから、
「自分に良いことがかえってくるからっていう動機で」人に良いことをしないように、
教えられてきました。
そんな気持ちで他人に善を施すのは偽善である、という風潮が、日本ではまだまだ多いです。
東日本大震災でも、助け合う日本人が、世界でも話題になりました:
そんな日本で、こんな記事が話題になっています:
「日本人はアメリカ人や中国人と比較して他人の足を引っ張る行動が多い」
「日本人は諸外国と比較して「意地悪」な人が多い」
「『新型コロナウイルスに感染するのは自業自得だ』と考える日本人の比率が、海外の比率より高い」
かなりの驚きです。
でも、昨今の、小山田圭吾問題、小林賢太郎問題、いろんなオリンピックのニュースを見てるとなんとなく、分かってきたことがあります。
日本では、みんなの横並び意識が異様に強いです。
日本人を心理学的に表すと、こんな表現がよく見られます:
herd instinct(文字通りには「群れる意識」)=群本能
prefer to behave in the same orderly manner = 規律正しく同じように行動することを好む
prefer to be in a group = 群れることを好む
※flock=群れる、とする辞書がありますが、間違い。flockは動物の群れ。
lockstep mentality=横並び意識
※lockstep = 歩調を合わせる
group mentality = グループ意識
follow-the-leader mentality=(文字通りには)子どものまねっこ遊び、(転じて)追随精神
だから、
「自分も不幸だから、他人も不幸だと良い」
という感情が表に出やすいです。
ただし、ヒトの目は異常に気にするため、めったに表立っては出しませんが。
「他人の不幸は蜜の味」と昔から言われますが、この傾向が一番強いのは、日本です。
オリンピック関連のマイナス・ニュースは、
「コロナ禍+やりたくもないオリンピックをやらされている感」
で、全面に出た結果なのかもしれません。
その意見を発するのは、
本当に正義感からなのか、ただ単に普段のうっぷんを晴らしているだけなのか、考えてから行動する
ほうが、日本全体のためになるか、と思うのですが。
それだけ、日本に住んでいる人たちのうっぷんがたまっているとしたら・・・
日本の上に立つ人たちの責任は重大と言えそうです。
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