お気持ちのやりとり
フリー麻雀店に良く行かれる方には当たり前のような事
”お気持ちの話”
リーチ麻雀NGでも、当然のようにお気持ちのやりとりはあった。
入店すると
「いらっしゃいませ~ ぷくぷくさん」
「お飲み物は如何いたしますか?」
「それでは、お気持ちのお預かりを・・・」
という具合で10000お気持ちを店員に預ける。
そしてこんなモノを渡される。
このようなカードが数種類、カゴの底に2000と書いてある、
プラスティックケースに入れて渡される。
このケースは、カードに書いてある数字の合計が8000分入っているが、
箱自体もお気持ち2000なのだ。それで合計10000お気持ち。
ゆえに、この箱を利用してしまうと、自動的に麻雀は出来なくなり、
退店を促されるのである。
逆にお気持ちカードが残っている場合は、帰りにお店のカウンターで、
カードを返してお気持ちを別のモノに換えてもらうのである。
こんな感じのカウンターで店員さんに渡す。
パチンコでは、店内でボールペンや火打石を複数個もらって、
店外の受付でそれを渡すと、良い事があるのだが麻雀店は、
全てが店内で完結する。
基本的にリーチ麻雀NGでは、卓上でお気持ちカード以外の
お気持ちの受け渡しは厳禁なのである。
何故なのか?の説明も大人の事情で割愛させていただく。
でも、たまに面倒くさがる常連さんが居て、お気持ちカードが不足して
数字の入っている丸い玉など出そうものならマスターに
「ダメ、ダメ、お気持ちカードにして!!」
と厳重注意を受けます。
身体がデカい、イカツイ感じのマスターでしたが、こういう細かい所には
とても厳しい方でした。
お気持ちカード以外でのお気持ちのやりとりが発覚した場合、
最悪、お店がおとり潰しに合うかもしれないからなのです。
店の死活問題になる可能性もあるので、マスターは厳しいのです。
それでも、常連さんの中にお気持ちカードを面倒くさがって、マスターから
と忠告される方も居ました。
結局、しぶしぶお気持ちカードに交換することになります。
そう、麻雀店内では
”あくまでもお気持ちカードのやりとり”
だけであり、裏ドラが3枚乗ったから、1500という数字のお気持ちを渡す。
単なる数字カードのやりとりという事になっています。
そういう意味でも、当時の雀荘は大人のお店だったのです。
いろいろなしがらみの中で、気持ち良く?お気持ちをやりとりする店。
それが麻雀店だったのです。
このお気持ちカード
お気持ち効力があるのは、その店内だけで一般のお店などでは意味無し。
だが、このお気持ちを出し過ぎた人がまれに問題の火種になります。
たまぁ~に、お気持ちカードだけを使用しているかどうか?の確認を、
某所から複数名でリーチ麻雀NGにも来ていた事などもありました。
これ、その場に居たときにはチョイびびったけど・汗
そう、お気持ちを出し過ぎると某所へ電話する人がいたんです。
お気持ちは、あくまでもお気持ち
それ以上でも以下でもないのです。
そのお気持ちのやり取りを気持ち良く出来るようにする雰囲気づくり。
そういう面でもマスターや店員さんの対応・人柄が大事だったんです。
ワシは、そういう面では良いお店に巡り合ったと思っています。
ぷくぷく