7/26 アコギな夜に出たよ
経緯はライブで話したのですが、アコギな夜というイベントに出ました。
以前出た別ライブを受けて、単なる客である私にお声掛けいただいたみたいで感謝でございます。
こちらのイベントは、小尾元政さんが主催として、またあさがやドラムという箱のオーナーである小川さんと一緒に20年開催されているものです(正確に言うと、イベントは20年、あさがやドラムは18年)。
かつては私の推しである鷲崎健さん&内田稔さんが、またそのファンである学園祭学園が出ていたのですが、どちらも最近は売れて忙しくなり出られておらず、客数は以前より低位で推移しています。私はそんなイベントにしぶとい客として毎月、延々と通っておりました。音楽聴きながら、そこに通う知り合いと近況報告なんかを兼ねて、かつ安い酒を呑むために。ライブが1500円で、酒代が500円。毎月入ってる酒が地味に変わるので、いろいろ呑める。果実酒とか、ウィスキーとか。シンプルに安い。酒の話ばかりになってしまった。
お声掛けいただいてからの2週間、準備に心が追われてあまり活動らしいことが出来ず、でも準備も思ったように進まずという悪戦苦闘をしておりました。ベッドにシンセサイザーを置き、寝る前に愛撫し、セッションし、そしてそのまま倒れ込むように一緒のベッドに寝る同棲生活。窮屈ながらも半分のベッドを譲り合って暮らしていました。いつも美しい声を奏でて、打てば響く身体。飛び散る汗。毎晩のプレイとそのあとの添い寝は、たいへん色気があるのですが、少し身体がゴツゴツしているのと、あとベッドが狭くて私の身体もゴツゴツしてしまうというゴツゴツの日々でしたが、これも一先ず終了です。明日から別々に寝ようね。ケースにも閉まっちゃうからね(猟奇)
当日は、午後休を取り、スタジオで2時間練習。ここでちょっと歌いすぎました。我死喉。。。
これはリハ待機。スタジオ16時までで出番が20時。喉を回復させるぞ~と思ってたのですが、当たり前ですけどリハでも歌ったので、あ……あ…………とカオナシになりました。
本番は、計4.5曲やりました。セトリは以下の通り。
QUEEN/ボヘミアン・ラプソディー
QUEEN/We will rock you
学園祭学園/祭囃子がきこえる
Lia/青空
POARO/変身ベルト(鷲崎健ソロver.)
もともと喉が持たない予定と時間を余らせそうだったので、繋ぎでインスト一曲、坂本真綾/プラチナあたりやろうかとも思ってたのですが、前日に、夏だよな~、AIRの季節だよな~、と思っているうちに、いや青空だろう、という興が乗ってしまい、歌詞カードだけスクショして、コードも適当に、急遽4曲目に青空を追加しました。頭が悪ぅございますね。だって結局歌って喉潰しちゃってるんだもん。
ふだんからよく言ってるんですが、わたくしはわたくしのことをフレディ・マーキュリーだと言い張っており、この前にアコギな夜のファンだけで開催されるライブ、ファンが感謝祭でも延々とフレディ成分を入れ続けました。一人でショウ・マスト・ゴー・オンをやったり、一人で学園祭学園の『嘘』をボヘミアン・ラプソディー風にアレンジしたり(狂気)。そして今回、まんをじして(奥田民生)、ボヘミアン・ラプソディーをやらせていただきました。
1/10 ライブをやった|funkuso
もともとやろうって考えてたのですが、ご存知、ボヘミアン・ラプソディーの歌詞って、
まま~、人を殺しちゃったよ~、頭に銃を突きつけて、トリガーを引いたら彼は死んだ~。という内容。
「いや、ご時世よ!!!!!!」
ということでたいへん歌いづらい内容になってしまった。そこはわたくし天才なので、アコギな夜に出ることになった経緯をただ喋るターンに差し替えました。今度はQUEENファンに石を投げられないよう気を付けねば…。
オペラパートは無理なので、そのまま流れでWe will rock youへ。やっぱさ、ライブは手拍子できて、ノレる曲が欲しいのよ、ということで見事にスムーズな移行ののち、ドンドンパッ、というノリノリのターンになりました。\ノリノリマサノリ!/
声出しナンボの曲なので、声出しできない客には手拍子で、YouTubeのチャット欄ではコメントで、という見てる全員に配慮したのですが、これは大変ホスピタリティーあるでしょう。演奏と歌唱に不安があるので、こうやって誤魔化し誤魔化しやっております。あとシンセサイザーの使い方がいまだに分からない。こんなドラム曲、打ち込みでなんとかしろよって話なのですが、打ち込みのやり方が分からなかったので手動でロジャー・テイラーのドラムを左手で叩き、右手はブライアン・メイのレッドスペシャルのフレーズを、そしてボーカルはフレディという一人三役QUEEN状態。いつかシンセの使い方覚えたいな…。
一人で複数人やるシリーズは、次の祭囃子でもそうで、キーボードを三つに分けて冒頭はパーカッション音を鳴らしつつ、低音のベース&シンバルと、中音のギター(に聞こえないんだよね)という一人でやるにはイカれた編成にしました。ドラム打ち込みすれば苦労はもっと少なかったはずなのに…。で、この曲はメインボーカルとは別でコーラス(ゆら、ゆら、ゆらという)が入るので、それも含めると何人分だ、こいつ…、という感じですが、YouTubeのチャット欄は「分かって」いるのでノッてくれました。これもね、声出しできたらナンボ良かったか、という憎しこのご時世、というアレでございました。
で、冒頭にも申しました『青空』。時計を見るとあと13分。ラストの変身ベルトが7分デコボコと考えるとまだ時間が余る。けど喉はボロボロのカスカス。インストで誤魔化すか…とも思ったのですが、私立文系で計算ができないわたしは、えーいままよと特攻しました。でも時間的にフルでやる時間も、あとそんな喉の余裕もないので(こっちがメイン)、一番だけね~と言ったのですが、やっぱり私立文系はダメだ。テンション上がって二番まで歌い、あ!時間も喉も限界だ!と気付いたのでそこで強制終了しました。あぶね~~~!
そうして、AIRの青空を聴くと泣いちゃう奇病に侵されている老人は、ラストの曲の説明をし、ちょうどあと7分であることを確認して歌い始めました。バッチリの時間読み。
この『変身ベルト』はわたしが十数年間、友達もいないので、人前で披露することなく、ピアノと向き合ってはこっそりと定期的に弾いていた曲なのです。アニスパというラジオの92回、2005-2006年の年越特番で、紅白の裏で鷲崎健さんがギター弾き語りをやったのに感銘を受けて。ずっと愛を温め続けていて。たぶん人前で初めて歌ったときは、歌舞伎町のヒナタバー(禎ちゃんナイト)に行った際、置いてある電子ピアノの前を陣取って色んな曲を勝手に弾き散らしていたなかの一曲でしかなかった。これがマスターに専ら評判が良く。その場でだけ、請われたときに何度か歌っていたのですが、その後従前のファンイベントでやらせてもらい。こちらも大変ウケが良く。ずっと自分だけが心に秘めていたと思っていた名曲が、ちゃんと皆さんにも響くんだというのにちょっと感動してしまいまして(実は浅沼晋太郎さんと鷲崎さんのラジオの奄美大島ツアーに行った際、昔の良かった回を言えと鷲崎さんから要望されたので、このときの演奏を愛しているとご本人には伝えたことがある)。アコギな夜に出られるとなったとき、何をも差し置いて、これだけはやりたいと考えておりました。
歌っているときはあまり記憶がなく、喉カッスカスになっていると、脳ミソが喉を勝手にセーブしてるな、というのが分かるのですが、あ、セーブするなよ自分、歌いきって燃え尽きるならいいでしょ、ということだけ意識して演奏しきりました。
全て終わり、もう満足じゃよ、とステージを降りようとしたとき、私のあとの演者から、「鷲崎さんが」、と伝えられました。なーに言ってんじゃこいつぁ、と思っていたら、こんなツイートが。
ご本人登場の美川憲一に狼狽するコロッケですわ、こんなの。隠してるわけではないですが、バレた!とは思いました。いまやアコギな夜は同時接続20人ちょっとしかいないコンテンツで、周りの人に出るよ~出るよ~と言い続けたので少しだけ視聴者も増えたのですが、基本的にはそんななか、ご本人がいるとは思わないじゃない。とりあえず、あー、うー、と絶句したことだけここには記しておきます。そして普段はご本人にリプライを飛ばさない、道端でバッタリ鷲崎さんにあってもちょっと会釈だけして喋りかけない慎みを持っていたのですが、思わず深謝を述べさせていただきました。
皆からは、お疲れとか、良かったよ、とかじゃなく、おめでとうとか、認知プゲラとかのお祝いの言葉を賜りました。
いま絶賛転職活動中なので、エージェントにはQUEENに入るにはどうするか相談しようと思います。アダム・ランバートに退いてもらうか…???
次出るときはどうしようかというのが当面の悩みです。作るか…? DTMとかDAWの使い方を覚えたいな、というのが今年の目標だったのですが、何一つ進展していないので、がんばりまる。
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