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仕事に楽しさは必要なのか?【凄腕マーケター廣田が答えるシンプル思考】シリーズ①
皆さんこんにちは、今回は株式会社ファンク代表 廣田章氏に「仕事に楽しさは必要か」をテーマにお話を伺ってきました。
楽しいと思える仕事がしたい方は、忙しさや大変さに「このままでいいのか」と考えたり、「そもそも仕事に楽しさを求めてはいけないのかな」と悩むタイミングがあるかと思います。ユニークな思考でアクティブに行動する人生経験豊富な廣田社長のシンプルな思考が、そんなあなたの何かの参考になれば幸いです。
それではインタビューの様子を御覧ください。
Q.廣田さんは、仕事に楽しさは必要だと思いますか?
仕事に楽しさを求める人には必要だと思いますし、仕事に楽しさを求めない人には必要ないと思います。
仕事というのは、人生の中でも長い時間を費やすものです。その長い時間に楽しさが必要な人とそうではない人がいるのかなと、思います。だから僕は一概に「仕事に楽しさは必要だ」とか「仕事に楽しさは必要ない」とはお答えできません。
Q.廣田さんは仕事に楽しさを求める派ですか?
そうですね…!僕自身は仕事には楽しさが必要だと思いますし、実際常に「仕事って楽しいな!」と感じていますよ。そう思える理由は、一個人だけでは挑戦できないことに挑めたりとか、個人では相手にできない対象や物事に取り組めるからですね。
Q.仕事に楽しさを求める方の中には、壁にぶつかって楽しさを感じられなくなかったり、楽しいと思ってやっていた仕事が辛いものになってしまったりすることもあるかと思います。そういったときはどうしたらいいと思いますか?
僕が思うには、社会人になりたての人であれば、仕事が楽しい楽しくないと感じるフェーズに、まだ立っていないのでは?と思いますね。(まだ仕事に慣れていないだけなんじゃないかなって。)
できる範囲のことだったら、それで成果が出れば「楽しい」ってなりますし、できないことだからもどかしさを感じるんだと思うんです。そして、そのもどかしい気持ち=楽しくないと勘違いしてしまっている人が、社会人経験の少ない方の中には多々いるのかなと。
例えば、テニス未経験者がいきなりプレーしてみても、サーブの撃ち方が分からないとか、ルールがいまいち分かっていないという状態だと純粋にゲームを楽しむことはできないじゃないですか。でも、使える技が増えて、ルールも完璧に把握できるようになったら「楽しい」と思う瞬間がどんどん増えていきますよね。仕事だって、それと同じだと思うんです。
Q.仕事に楽しさを求めているけど、それが感じられないときは、楽しくないと思う理由を突き詰めていったら良いということですか?
そうですね…!
そして、ある程度キャリアを積んでも、楽しいと思えない仕事なのだとしたら、向いていないか、苦手なことだったんじゃないかっていうのが分かるかと思います。
Q.であれば、仕事に楽しさを求めるタイプの人は向いている仕事をした方がいいということでしょうか?
仕事を楽しみたいと考えているのなら、楽しいと思える仕事をみつけるべきだし、「どんなふうに働いたら(どんな業務ができたら)自分が楽しくなるか」を考えて行動に移していったらいいんじゃないかと思います。
Q.仕事を楽しんでいるという廣田さんでも「楽しくない」「やりたくない」と思うことってあるんですか?
もちろんありますよ。例えば僕自身、今でも苦手なことをしているときや、やりたくないことをしているときは楽しくないです。
仕事っていうのはそもそも成果と対価。当たり前ですが、成果を求められたら対価として苦手なことも、やりたくないこともやらなければいけません。だから、日々仕事を楽しいと感じている僕であっても、やりたくないことに直面する場面は往々にしてあります。
Q.「楽しくない」とか「苦手だな」と感じる仕事を、廣田さんはどうやってこなしていますか?
僕の場合は凄くシンプルですが、早く終わらせます。
人によって乗り気でなかったり、苦手だったりする仕事をついつい後回しにしてしまう方もいらっしゃるかと思いますが…とにかく手を動かしてやるしかないんです!後回しにしそうになったら、優先順位をみおして軌道修正をする。”楽しくない仕事は早く終わらせる”に限ると思います。
楽しくないことを早く終わらせられなかったら、その時間が長く続いてしまうということですよ。その方が嫌じゃないですか…!
それに、楽しくないことを短時間で終わらせることができたら、楽しい仕事がたくさんできたり、楽しい仕事について考える時間を増やすことができます。どちらの時間をより長くしたいか、答えは一択しかないですよね。
凄腕マーケターが答える「仕事に楽しさは必要か?」の結論
仕事に楽しさが必要かどうかは人によって異なります。ただ仕事に楽しさを求めたいのであれば、知識を深め、経験を積み、楽しくない仕事はできるだけ早く終わらせましょう。
新社会人(社会人経験が少ない人)であれば、さきほどもお伝えした通り、まだ仕事に慣れていないから楽しさを感じられないのだと思います。
すべての体験が「やったことがあるもの」か、「やったことのないもの」かの二択に分けられますよね。そして、社会人になってから経験する多くの体験って、基本的には”今までやったことのない”ものばかりだと思います。
経験のなかったことをすると、感動や喜び嬉しさといったプラスの影響を実感することもできますが。多くの場合は、驚くか分からなくて戸惑ってしまうかのどちらかですよね。そして、驚きは一瞬で終わったとしても、分からないというのは(分かるまで)永遠にその状態が続いてしまうということ。だからみんな、苦しくなったり、楽しくないって思ってしまったりするのでしょう。
そうなると、分からないを分からないまま割り切って進めるか、分からないから進められないかの2つの道が出てきます。分からないから進められないでゆるされるならそれでいいですが、だいたいの場合は分からないのに進めないといけなくなります。
だから社会人経験の少ない人こそ、まずは分からないことへの対抗力を身に着けなきゃいけないんじゃないかな、と思うんです。ちなみに、僕が思う分からないことへの対抗力は「考える」「聞く」「逃げる」の3つしかありません。
また、対抗力の一つである「考える」を選択する場合は、シンプルに「何が分からないのか」または「(分からないことを)理解するために何をしないければいけないのか」について考えるだけにしてください。
たまに「失敗したらどうしよう」とか、「これって聞いて良いのかな」と他のことも色々と考えてしまう方もいらっしゃいますが、現状を打破する”思考”ではないので、そういった余計な考えは一度頭の中から消してしまいましょう。
物事を難しく考えることはダメなことではありません。ですが、難しく考える能力・余裕がないのであれば、頭の中で色んなことを考えても問題は解決できません。だから経験もなくて、分からないことが分からなくてパニックになってしまう人こそ、シンプルに考えるのが一番だと思うんです。シンプルに考えたら「やり方を考える」か、「やり方を聞く」か、「逃げる」かの選択肢しか無いことが分かりますからね。
そうやって”分からない”を減らしていき、この記事を読んでくださった(仕事に楽しみを求めている)みなさんに、楽しいと思う仕事や場面が増えたら嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回のファンク記事もお楽しみに…!