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経営者がビジネスコミュニケーションで意識していること【凄腕マーケター廣田が答えるシンプル思考】シリーズ④
皆さんこんにちはファンク編集部です。今回は株式会社ファンク代表 廣田章氏に「ビジネスコミュニケーションで意識していること」をテーマにお話を伺ってきました。
ビジネスシーンでの、社内や社外の人とのコミュニケーションを円滑にしたいと考える方は多いですよね?そんなときは、きっと他の人がどんなふうに周りの人に接しているのかが気になるはず。
そこで今回は会社経営者として、日々多くの人と接している廣田氏に、対クライアントのコミュニケーション、(前職の頃を思い出してもらい)対上司・対先輩・対後輩のコミュニケーションで意識していることについて、語っていただきました。
本記事の最後では、”コミュニケーション悩み”についての、お話も伺っています。人と接することに何か悩んでいる方にも、現状を打破するきっかけをもたらすかもしれません。
ぜひ、最後までインタビューの様子を御覧ください。
ビジネスシーン×クライアント(社外の人)とのコミュニケーション
Q.ビジネスシーンでのクライアントとのコミュニケーションで、何か意識していることや、気を付けていることはありますか?
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ビジネスシーンでは常に、自分の全ての挙動が相手にとって利益になるコミュニケーションを取ることを意識しています。ただ、これはビジネスシーンであれば、対クライアントに限った話ではないかもしれませんね。
ちなみに、相手の利益になるコミュニケーションとは具体的にどんなものかというと…。例えば僕が「今日は天気がいいですね」という話題をクライアント様に投げかけることがあるとすれば、それは自分自身が天気に関する最新情報を持っているとき、または天気に関しての知識を持っているときであって、さらに相手がそれを求めている場合のみです。
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Q.ちなみに、現在クライアント以外にもたくさんの(社外の)人とコミュニケーションを取りながらお仕事をされていると思いますが、その際に意識していることがあれば教えてください
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社外のどんな人とのコミュニケーションでも
①すぐに連絡をする・返信を返す
②明確に優先順位を付ける
という2点を常に意識しています。
②の「明確に優先順位を付ける」とは、自分の利益と相手の利益、そして価値と緊急性によって優先順位を変えているということです。
また、返信するスピードと伝える内容の量も、この優先順位にならって変えています。
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ビジネスシーン×上司・先輩とのコミュニケーション
Q.廣田さんが会社員時代に職場で上司・先輩とコミュニケーションを取る際、意識していたことはありますか?
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僕自身が若い時は、上司や先輩とのコミュニケーションで特別意識していることはありませんでした。
ただ、よく「話すときに主語がない」とか、「報告・連絡・相談・確認の違いを明確に伝えられてない/遅い」と怒られていたので、こうしたビジネスコミュニケーションの基本的な部分が社会人になりたての自分にはできていなかったのでしょう。
逆を言えば、相手に自分の考えていることや行っていることを分かりやすく、正確に伝えるというコミュニケーションを意識していればよかったのかなと、当時を振り返っていて思いました。
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ビジネスシーン×同期とのコミュニケーション
Q.廣田さんが会社員時代に職場で同期や後輩とコミュニケーションを取る際、意識していたことはりますか?
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同期とのコミュニケーションでも、特別意識したことはないと思います。
当たり前ですが、みんな同世代ですし、キャリも何もない状態なのは同じなので、話したい人と、話したいことを、思うがまま気軽にしゃべっていました。
ただもちろん、友人や学校の同級生と接する際と同じように、自分がされて嫌なことはしないという当たり前のコミュニケーションはしていたと思います。
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ビジネスシーン×後輩とのコミュニケーション
Q.後輩へ指導をするときのコミュニケーションで意識したことはありましたか?
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優しく伝えるということと、なぜその指導をしたのか理由もできるだけ一緒に伝えてあげるという、2点は常に意識しながらコミュニケーションをとっていました。
理由は、僕がなぜ、どういう経緯と根拠を持って、その指導をしたのかを優しく伝えてあげたほうが、後輩本人も受け止めやすくなるし(理解しやすくもなるし)、行動に移すにしても、その後色々とやりやすいんじゃないかと思ったので。
僕は後輩の指導はめちゃくちゃ苦手なタイプでしたが、相手が成長できるよう、伝わりやすいコミュニケーションはいつも心掛けていましたね。
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コミュニケーションに関する悩みを抱える人へ
Q.最後にこの記事を読んでいる、今コミュニケーションに関して悩みを抱えている人に、廣田さんが伝えられること・アドバイスなどはありますか?
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この質問の根底的な否定になるかもしれませんが…。
”コミュニケーションについての悩み”というのは、すごく漠然としていると思うんです。具体的に、自分がコミュニケーションのどの部分に悩んでいるのかを整理しないと、悩みの解決には限りなく遠いのではないかなと、僕は思います。
例えば、言っていることが伝わらないということと、言われていることが分からないということ、言っていることは伝わっているし言われていることも分かっているけれどどう返していいかが分からない(どう動いていいかが分からない)というのでは、全部悩みの要因が違いますよね。
それをひとまとめにコミュニケーションが苦手とか、コミュニケーションがどうしたらいいのって問いかけたり、解決を促したりするのは、すごく横柄なんじゃないかなと思うんです。
伝えるコミュニケーションと、聞くコミュニケーションはベクトルも方向性も全く違いますし、方法やアプローチも様々です。もっというと、伝えるコミュニケーションの場合、1対複数のコミュニケーションと、1対1のコミュニケーションとではこれまた違いがありますよね。もっというと、オンライン・オフラインでも異なります。
だから一概に、コミュニケーションで悩んでいる人へのアドバイスは「これ!」と無責任にアドバイスできることはありません。
根本的に悩みを解決する(したい)のであれば、まずは本当にできないこと、分からないことを明確にするところから始めてみてください。その後、一人では解決できなさそうであれば、最適な人に相談した方するとしたほうが、きっと解決への近道になるでしょう。
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凄腕マーケターが答える「ビジネスコミュニケーションで意識していること」のまとめ
経営者として、また凄腕マーケターとして日々色んな人と接している廣田氏がビジネスシーンでのコミュニケーションで意識していることをパターンを分けて語っていただきましたが、いかがだったでしょうか?
相手によって多少の違いはあれど、人と接する上では、やはりコミュニケーションの基本はとても大切。それが廣田氏のアンサーからもよく分かりましたね。
最後の“コミュニケーションについての悩み”に対するお話は、インタビュアーの胸にもささるものがありました。「コミュニケーション」という言葉が指し示す範囲はとても大きいということ、そしてその悩みは人や場合によって細分化できるということを改めて意識するきっかけになるアンサーだったかなと思います。
今「コミュニケーションが苦手」や「人と関わるのが得意じゃない」という悩みを抱える人で、その状態を改善したいのであれば、一度”自分のコミュニケーションの悩み”に、じっくりと向き合ってみていただけたらと思います。
本記事で廣田氏が語った内容が、あなたの周りの人との関係性作りに、コミュニケーションの円滑化に役立てていただけましたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回のファンク記事もお楽しみに…!