パワースポット
インターネットは情報の伝達手段として生まれたわけですが、ウェブ上には開いた口が塞がらないようないい加減な情報が氾濫しています。
昨今、マスコミの影響もあり、パワースポットという語句が、ダダ漏れの状況が続いています。
正否はおろか、事の良し悪しを抜きにして、ただただ御利益がどうこうと騒いでいます。
ある神霊研究家は、パワースポットを巡るブームの加熱ぶりと、それに便乗して神仏への畏敬の念を持たずに「スタンプラリー」のようにパワースポット巡りをする行動について批判していたそうです。
商売繁盛、縁結び、子宝授かり、病気平癒などなど、さまざまな神社仏閣を管理運営されておられる方々にとっては、参拝者が増えることは大変よいことですが...。
ポケモンGOが公開されるやいなや、世間を騒がせたニュースのひとつに、ゲームに熱中し過ぎていたため、立ち入り禁止区域にまで入り込んでしまったという事件がありました。
私有地だけでなく、行政の管理施設や非公開施設などに立ち入ってしまった者もいるそうですが、このパワースポットと言われている神社仏閣などにも、「絶対に立ち入ってはいけない領域」が存在します。
広大で圧倒されるほどの大自然に囲まれている、日本有数の神社本殿の裏山や森林などはに、この「絶対に立ち入ってはいけない領域」が存在します。
日本では古来より、仰々しい立ち入り禁止の立て札やフェンスなどで境界を仕切ることがなく、思いのほか容易に立ち入り出来てしまう所もあるので注意が必要です。
なぜなら、実際にこの神域とは知らず、裏山の森林に面白半分で立ち入った人間が、そのすぐ後に、原因不明で倒れたまま寝たきりになった例もあります。
神様は、神社に隣接する神域にあやまって立ち入っても、罰したりはしないそうですが、神様や神域をお守りしている御眷属達は黙っていないようです...。
今でも日本中で信仰されている天神様こと菅原道真公は、藤原時平の陰謀により大臣の地位を追われ、太宰府へ左遷させられ失意のうちに現地で没してしまいました。
その後、京都には疫病が蔓延し、日照り続きで干害となっただけでなく、醍醐天皇の皇子が相次いで病死しています。
さらには雨乞の実施の是非について、醍醐天皇がいる清涼殿において太政官の会議が開かれている最中、豪雨と共に数え切れない落雷が襲いかかり、時の要人が何人も亡くなったのは、雷神と化した道真公の祟りとされています。
実際には道真公が祟り神になるわけもなく、神様の命によりその時代の仕組人である道真公を、ないがしろにしたことに怒り狂った御眷属の仕業のだそうです。
産経WESTの園田和洋さんの記事が非常にわかりやすく、読みやすいので、何のことやらわからない方は右記URLよりぜひご参照ください。
繰り返しになりますが、神社本殿の裏山や森林などはに、絶対に立ち入ってはいけない領域があるので、くれぐれも注意してください。
さてこのパワースポットとはいったい何なんでしょうか!?
● 大地自然の「氣」が吹き出る所
● 地球に点在する特別な「場」
● 宇宙天空より波動が降り注ぐ「地」
パワースポットの定義にはいろいろ諸説があり、それ自体の正否は別にして、マスコミや大衆世論に左右されることがないようにしないといけません。
そもそも、パワースポットに行くだけで不妊が改善されて妊娠できるとしたら、日本はおろか、世界中の不妊症で悩む女性達は、ほぼ皆無に近づくでしょう。
人間、どうしても苦境や窮地に陥ると、神仏だけでなく、目に見えない力に頼りたくなる生き物です。
私など、その最たる種別特性を自負し、また実行経験してきた者ですので、疑いようがありません(笑)
もしもあなたに、ご自分のお子さんが授からない場合、パワースポットと言われている所などではなく、まずはお住まいの地域の産土神様がご鎮座坐します神社に、安産祈願(昇殿参拝)に詣でましょう。
その前に、下記の書籍が大変参考になりますし、単行本で値段も安くアマゾンでも購入できますので、熟読してから御夫婦でお参りに伺いましょう。
「
神社で奇跡の開運―必ず願いがかなう神社参りの極意
」(タチバナかっぽれ文庫)
過去すでに、産土神社に参拝させていただいた方でも、参拝から1年経過している場合は、キチンとスーツ(パンツスーツ×)を着用し、ご奉納の手土産(清酒・地元の銘菓など)を持参して、今年も安産祈願(昇殿参拝)してください。
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