30代部長、「男性育休」を3か月取ってみた~育児は手伝うものじゃない
はじめまして。
ファンギルド人事総務部のまちゃんです。
主に労務管理の仕事を担当していまして、ファンギルドで働くメンバーが活躍できる環境を整える仕事をしています。
さてさて、何で今回労務担当の私が記事を書きたいな~と思ったかといいますと。
そうです。
今月10月から「産後パパ育休」がスタートしたからです!
この制度、子どもの誕生直後に男性の育休がとれるいわゆる“男性版産休”で、併せて既存の育休も分割取得できるようになるというもの。
男性にも少しづつ広がりを見せている育休ですが、男性・女性ともに仕事と育児の両立がしやすい環境になることが期待されています。
そんな中、ファンギルドでも今年、初めて男性社員が育児休暇を取得しました!
▷新米パパさんの別記事はこちらから
ここで少しだけファンギルドの育休について触れておくと、現在ファンギルドでは女性の育休取得率、復帰率ともに100%の実績があります。
働く先輩ママたちもたくさんいます。
実際、私も男の子二人のママ。
人事担当だからいうわけじゃないですが、あったかい人が多くて働きやすいな~と思うことが多々あります。
記事を通して、そんな雰囲気も感じていただけたら嬉しいです!
*彼とは以前同じ職場で働いていたこともあり、私は勝手に親近感。
とてもフランクな感じで、インタビュースタートです(笑)
◇1ヶ月から3ヶ月に
――今日はよろしくね。新米パパだね~
2022年1月にパパになりました。
実は出産日の3日前に、くしゃみでぎっくり腰をやっちゃったんですよ(笑)
――え(笑)?じゃあ出産後大変だったんじゃない?面会とかはどうしたの?
最初は松葉杖をつきながら行こう!って思ってたのですが、「松葉杖はやめてよ」と言われたので、足を引きずりながら会いにいきました(笑)
コロナの影響で立ち合い出産はできなかったんですけど、産後すぐに面会はできました。
――スタートから大変だったね (笑)育休はいつから?
3月中旬から7月頭まで、約3ヶ月取得しました。
――取得を考えたきっかけってある?
以前いたチームの女性メンバーが子どもを授かって、産休~出産~育休~復帰までを隣で見ていました。それが大きかったですね。
彼女が産休に入る時、メンバーが送り出すときの様子を今でも覚えています。「行ってきな~」「あとは任せてね~」って。
みんな自然なんですよ。
今も復帰した先輩ママたちは生き生きと働いてるなと感じます。
――上司にはいつ頃、相談した?
育休に入る半年前に相談しました。
当時の上司と社長に話しましたが「おめでとう!育休いいじゃん。誰も止める人いないから」って言われて(笑)
当初、とりあえず1ヶ月くらい休もうと思っていたんです。
でもその話を先輩ママ達に話したら「はい?なめてんの?」って(笑)
「最低3ヶ月、できれば半年は取って奥さんと一緒に育児やっておいで」と言われました。
それもあって、すぐ上司に「3ヶ月に変更します!」って訂正を入れましたね。(笑)
――男女関係なく、そういう会話ができる環境って素敵だね。育休期間は無給(※1)になると思うど、そこはどう考えた?
今の家計事情とか、夫婦できちんと話し合いました。
3ヶ月だと、貯金はいくらあって、これだけ給与がなくなるね、半年だとこれだけ減るのか…など。
なんとかなるというボーダーラインを決めて、育休を取りました。
※1 育児休業給付金はあります。
――育休取得の時、部長職?
その時は事業開発室の部長でした。
メンバーは4人。
当時、仕事は山場で重要なタスクを抱えていました。
作家支援サービスのリリース直前、新規事業であるWebtoon(※2)を進めていた時期で。
でも全然心配はなかったです。
育休とか関係なく、もともと仕事が属人的にならないように意識していたので、自分が不在でもメンバーが仕事をこなせると信頼していました。
そういうベースがあったので、引継ぎもスムーズにできましたね。
※2 Webtoon:縦スクロールをして読む形式の漫画
◇育児は手伝うもんじゃない
――いよいよ育休中の話だけど。育児スタートしてみてどうだった?
いやぁ~大変でした(笑)
子どもが1ヶ月半のタイミングで、家族3人の生活がスタートしました。
大変というか、何をしたらいいか分からないんですよ。
奥さんの手伝いをしようと思って…
――ん?…手伝い?
いや、それなんですよ。
奥さんにも怒られました。手伝いじゃないでしょって(笑)
昼間は一緒にだっこ紐で散歩に出かけたり、寝かしつけやったり。
買いものは平日の昼間にスーパーに行ったり。
育児、家事、たくさんのことを奥さんと一緒にやりました。
――育休中、思い出に残っていることはある?
ミルクの温度って難しいんですよ。
手首に数滴落としてみて人肌かどうか確認する。
人肌とは…?みたいな。
何度落としても分からなくて、温度計を買いました。
色々なことが試行錯誤の連続でした。
でもこれを一人でやっていたらきつかったね~とか、あの時楽しかったよねとか、奥さんと初めての子育てをスタートして、たくさんのことを共有できたのはとてもいい時間でした。
何より子供の成長をずっと近くで見ることができたのが良かったです!
◇日々変わる子どもの成長を感じた育休期間
――復帰してからはどんな感じ?
仕事が好きなので、復帰は楽しみでした。
育休後はJAMTOON STUDIO(※3)のチームリーダーとして、新規リリースに向け色々と準備を進めています。
慌ただしい毎日ですが、充実しています。
平日は仕事で時間が遅くなることもあるので、土日はがっつり育児。
保育園はまだですが、始まったら朝の送りを担当するつもりです。
※3 JAMTOON STUDIO:WEBTOONをメインで制作・販売する部署。新米パパさんはその部署で、販売促進・プロモーションを担当。
――10月から始まる「産後パパ育休」についてはどう思う?
分割取得できるとか柔軟性があるのはいいですよね。
育休取得後は周囲の男性友人から育休について、よく質問されます。
特に二人目で検討している人から聞かれることが多いです。
そもそも育休制度って何?給料は?仕事に支障なかった?が多いですね。
興味がある人は多いと感じます。
日々変わる子どもの成長をそばで見られたので、僕は男性育休推奨してるんですよ。ぜひ取得してほしいなと思います。
――素敵な話をたくさんありがとうございました。最後にもし新米パパのチームの子が育休取りたいって言ったら、何て言って送り出す?
自分が言ってもらったように、仕事のことは心配しないで、いってらっしゃい~って言って送り出すと思います。
快く送り出してあげたいです。
◇最後に
育休だけじゃなく、病気や、介護など様々なライフイベントによって、仕事を休むという状況は誰にでも起こり得ることです。
そんな状況になったとき、会社の制度を柔軟に活用できる雰囲気、困ったときはお互い様の精神がファンギルドにはあります。
私も人事担当として育児制度はもちろん、色々な側面からファンギルドで働くみんなが安心して、楽しく、活躍できる環境づくりに取り組んでいきたいと思います!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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