最近思うこと。会社は「気合論」だけではいけない。
「気合論だけ」はエナジードリンクと同じ。
立場上、色々な経営者に出会うことが多い。偉大な経営者たちは本当に苦労を重ね、現在の地位と社会貢献を行っている。
しかし課題もはっきりとしてきた。人によっては「気合論」がかなり先行する人がいる。むしろ多いのかもしれない。
気合論は僕もむしろ好きであるが「それだけでは会社組織の環境はよくならない」持続性がない。仕組みを考え続ける必要がある。
一方、組織は人がやっている以上、100%完璧な組織は存在しない。これを求めるのであれば、それぞれが自由に独立して働けば良いと思う。
組織は「個人の環境」を見て、何でも整えてくれるわけではない。
それでも組織は誰もが過ごしやすくできるよう、組織は考え続けなければならない。
気合論はエナジードリンクと同じであると僕は思う。
経営者や役員がするべきこと。
好きな仕事ならいつまでもやり続けられる。そう思う人も多いかもしれない。しかし、やはり体調を気遣い休まなければならない。
好きな仕事なら尚更である。
人である以上、働き続ければ体調を崩す。これを経営者や役員から発信するべきである。
社員は基本倒れるまで働いてしまうからこそ「管理をする側」がしっかりしなければならない。
特に24時間稼働している業界。僕の葬儀業界がまさにそれである。
元々働き方改革とは「全く無縁」の業界であった。でももうそんなことは言っていられない。
直ぐには大きく変わらないかもしれないが、良い仕組みを考え続けなければならない。
「好きな仕事=絶対に過労死はしない」ではない。
そもそも好きな仕事だからこそ、気がつかないうちに限界まで働いてしまうのではなかろうか?
よく経営者は休みなんかないと言われる。
確かに24時間経営のことやヒント、自己成長や従業員のことを考えている。
しかし、基本休むところはしっかり休み、健康に気を遣っているなと色々な経営者に会うたびに思う。
経営者は時間の使い方が旨く、健康に気を遣っているから病気になりにくい。だから24時間考えて、動いていられるのだと。
それぞれの立場でうまく「休む」そして「休み方」が大事ではないかと僕は思う。
これを経営者、一般社員関係なく、社会人は考え続けなければならない。