【仕事】イラレで線ありイラストを2年ほど描いてみた成果
こんにちは、イラストレーターのfuneno(フネノ)です。
脳を鍛えると、健康年齢を伸ばすのにつながるってよく言われてますよね。
たしかに、病院の売店に行くと、パズル誌がけっこうたくさん置いてあるんですよね(違う理由かもしれないですけど)。
今回承ったのは、そんなパズル誌の一冊。
モノクロの間違い探しを集めた、背厚1.5センチくらいのボリューム満点パズル誌『持ち歩き脳活まちがい探し』2025年1月号(白夜書房様)にて、イラストを担当いたしました。
それがこの4点↓
まちがい探しのモノクロは初めてで、カラーといろいろと勝手が違って新鮮でした。
私はもともとAdobe illustratorを使って年賀状絵を作るのをメインにやっていたので、線ナシイラストばかり描いていました。
illustratorは線より面で表現するイラストを作るのに向いている感じがします(人によると思うけど)。
こういうタッチのことです↓
そういうわけで、illustratorで線アリのイラストが描けませんでした。
しかし西遊記の扉絵を月イチ連載するお仕事をいただいてから、1年半くらい毎月線アリを描かせていただく機会があり、以前と比べたら、だいぶ線アリイラストに慣れました。
その変遷はこちらです↓
その成果が、この『持ち歩き脳活まちがい探し』2025/1号のモノクロまちがいイラストのお仕事に生かされたかも、と思うと嬉しいです。
ところがですよ、このまちがいイラストを納品してしばらく後、illustratorが、2024から2025にアップデートされました。
線を引くための鉛筆ツールが、補正の感じなどの使い勝手がわりと変更され、2025で初めて線を引いたところ、全然思うとおりにならなくて、この手法で線アリ絵を描くのはもう無理かもしれないと軽く絶望しました。
とはいえ近々に納品しなくてはいけない絵があり、設定を変えながら5時間くらい粘ったところ、なんとか、(前とは同じにはならないのですが)、線は引けるようになったのでちょっと安心しました。
ひとつのソフトを極めるのは大事ですけど、ほかのソフトでも絵を描けないと、困る日が来るんだな、という当たり前だけど忘れがちなことを、切実に感じた秋でした。
上の4枚のイラストも載っている、白夜書房様の『持ち歩き脳活まちがい探し』2025/1号は、本日発売。
この間違い探し(と設問)、バックナンバーを読んでみた人の感想なのですが、かなり難易度が高いです。
歯ごたえのある間違い探しをお求めの方におすすめです。↓