【仕事】今年辰を100匹以上描いた人の辰イラストはこちら
こんにちは、イラストレーターのfunenoです。
辰年ですよね来年。
株式会社愛言社様の語学雑誌『聴く中国語』にて、『西遊記』扉絵を担当させていただいているのですが、今回は悟空と白竜が戦うシーンを描きました。
悟空と三蔵が天竺に向かって歩いていると、水場から現れた白竜が、三蔵の乗っていた馬を食べてしまい、悟空が馬喰い竜を懲らしめる感じのシーン。
なお、今年は年賀状のお仕事とコンテストで、計100匹超のタツを描きました。このイラストがその集大成のタツです↓
この後、この白竜は、三蔵の馬になります。
天竺超遠いのに、普通の馬で行けるわけないじゃん、この竜に乗ってきなよ、っていうのが右端上の観音の持論。
西遊記のメンバーは何かしら過去に罪を犯しているのですが、この白竜も例外ではないようです。
西遊記の旅は罪を償う旅、みたいなニュアンスもあるのかと思うと、ちょっと物悲しい感じもしますね。
悟りとは、人間っぽさを捨てること、という知人の言葉を思い出します。ビビりの三蔵もこの旅でだんだんビビらなくなってくるので、徐々に人間っぽさを捨てていっているのかな、と思って見ています。
ところで、5本爪の竜は中国では皇帝をあらわすらしいので、ちょっと格下のこの竜は、3本くらいにしておきました。
他ではこういう辰も描いてます↓
西遊記イラストシリーズはこちら↓
『聴く中国語』は毎月10日ごろ発売。
レベルは中級~上級向けかな。どこかで基礎を習ってると、取り組みやすいです。でも、初心者も読み物として楽しめる感じ。今号から、初心者向けのコーナーが増えた模様です。