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おひとり様を中心に広がる遺贈寄付

国勢調査によると、1985年の生涯未婚率は男性が3.9%、女性が4.3%だったが、2015年には男性が23.4%、女性が14.1%とおひとり様が増加している。

結婚せずに、親が先に亡くなると相続人不在となり、財産を引き継ぐ人がいない。そこで死後の財産の行方として、遺贈寄付を検討する人が増えているのだ。

遺贈寄付とは、遺言によって遺産を非営利団体などに寄付をすること。

寄付者にしてみれば、遺言を書いたり、団体とやり取りしたりという手間はかかってしまう。けれども、寄付者の人生を丸ごと肯定できるお金の使い方ということで、うまく活用することができれば非常に寄付者満足度は高い。

高齢化の加速にする日本において、非営利団体が遺贈寄付の受け入れを表明し、アピールしていくことは必須だと考える。


遺贈寄付は寄付者の死にまつわる寄付であること、相続にかかる法律や税金、遺族への配慮など、あらゆる面でファンドレイジング力が問われる。

もちろん寄付者の気持ちをないがしろにするようなことはあってはならないが、通常の寄付と同様に、淡々と必要性を訴えていく必要がある。

これを機にファンドレイジング関連でマガジンを作成して、非営利団体のファンドレイジングスタッフ向けに継続的に記事を書いていくことにした。


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