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fundnoteに新卒入社を決めたワケ【大村晃央】
ファンドノート3番目のメンバーである大村が、インターンを経てfundnoteに新卒で入社するまで。なぜ新卒でスタートアップへの就職を決めたのか。
―――大学進学までの経歴を教えてください
出身は静岡県の浜松市です。浜松の中でも田舎の三方原という土地でのびのびと育ちました。徳川家康と武田信玄が戦った「三方ヶ原の戦い」で一部の歴史マニアからは有名な土地です。私の先祖も徳川家の家臣で天方城の城主でした。ですので、先祖をたどっていくと中臣鎌足(後の藤原鎌足)なんかがいますね。
3歳から約20年近く相撲をしていまして、祖父の会社である天方産業の「天方相撲クラブ」で相撲をはじめました。
最初は体も小さく、なかなか勝つことができませんでしたが、小学6年生になると気づいたら県大会で3連覇していました。現在、大相撲で活躍している「熱海富士」とはこの時から同級生でライバルでした。
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中学にあがると、課外活動の相撲以外にも部活動に入らないといけないのですが、最初はソフトテニス部に入ろうと思い入部試験で校舎の周りを走らされました。20周のところ、数え忘れて30周してしまい落とされました。
夏ごろまでは帰宅部に入って、週2回相撲教室に通っていました。
ところが、体育祭のソーラン節を全力で踊っていたところを陸上部の先生から砲丸投げ種目でスカウトされ、それからは週4回陸上部で活動するようになりました。
高校進学の際は、将来大相撲で活躍したいと思っていたこともあり、地元で相撲の名門である飛龍高校に、熱海富士と一緒に進学することを決めました。飛龍高校は、進学率の高い高校ではなかったため親から猛反対をされましたが、自分としては特待で学費もタダ、相撲も強くなれるときたら行くしかない。どこに行こうが自分次第だと押し切りました。相撲をしてきたので、非常に押しが強いです。(物理的に)
高校では特別進学コースという人数4名のクラスに所属していました。1年生の4月、担任の先生からおだてられたことを鵜呑みにし、早稲田進学を目指し始めました。高校の偏差値は38、勉強以外でいかにして合格を掴み取るか逆算して3年間準備してきました。相撲で結果を残すことが最大の武器になると考えていましたが、私の代はコロナで全ての大会が無くなってしまいました。ですが、部活動以外にも生徒会長やボランティア・募金活動など一般受験の勉強以外のあらゆる準備をしていた甲斐があり、47都道府県から一人ずつ合格者を出す全国自己推薦入試(AO入試)で社会科学部への進学を決めました。
―――どうして大相撲の道を諦めてしまったのですか?
当時、身長制限を下回っていたことなど理由はいくつかありますが、一番は先輩が全国優勝するような強豪校のため1.2年とレギュラーを勝ち取れず、キャプテンになった3年時にはコロナで全ての大会が無くなってしまい、大相撲で活躍をする自信を持てなかったことです。大相撲は、相撲に人生を懸けた各世代のバケモノたちがしのぎを削って、そのトップ1割しかお金を稼ぐことができません。「自分で自分を信じてあげられないのに、誰が自分のことを信じて応援してくれようか」そう考え、大相撲の道へは進みませんでした。
実業で成功し懸賞を出す、これが今の目標で、自分を育ててくれた相撲への恩返しの仕方だと思っています。切磋琢磨してきた同級生の熱海富士に、いつか自分の会社の化粧まわしを送りたいと目論んでいます。
―――大学ではどんなことをしていましたか?
大学でも相撲部に所属し、ゴリゴリの体育会として相撲を続けてきました。また、相撲以外にも興味を持ち、1年生からVCでのインターン先を探していました。1年生の時は、相撲部でクラウドファンディングを中心メンバーとして実行し、250万円以上のご寄付をいただきました。
クラウドファンディングが落ち着いた頃、キャリア相談をしていた渡辺社長の高校時代同級生のご友人に出会い、fundnoteを紹介していただきました。大学2年の12月からこの会社でインターンをはじめました。最初は金融の右も左も分からず、ひたすらに金融に関するコラムを「金融どすこい」として執筆していました。また、大学3年の6月からは念願だったVCでのインターンをJAFCOから採用いただき、ダブルワークを開始しました。fundnoteが第二種金融商品取引業のライセンス取得に動くことに伴い、競合他社で働くことを断念せねばならず、半年間ほどの勤務になりました。この半年間は、部活動にfundnoteとJAFCOでのダブルワーク、父の会社の手伝いや自身のビジネスコンテストと週3日睡眠で猛烈に稼働していました。どれも自分でやると決めたこと且つ好きなことであったため、楽しみながら頑張ることができていました。徹夜明けの朝稽古は、意識が朦朧としながら四股を踏みました。どんなことがあっても稽古は休まないと決めていたので(笑)、真面目ですね。
4年生では、相撲人生最後の年、相撲を1番に身体づくりと稽古に邁進してきました。その結果、体重別の全国大会で8位入賞、インカレ(全国学生相撲選手権大会)でも個人無差別級でベスト32に入賞し優秀選手賞をいただけました。
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―――ところでなぜfundnoteに新卒入社を決めたんですか?他社から内定もらえなかったんですか?
いえ、ありがたいことに他の金融系の会社や、不動産会社などからも内定をいただけていました。元々fundnoteに就職したいと思い就活をするつもりはありませんでしたが、あまりにfundnoteの居心地が良すぎるので、コンフォートゾーンから抜け出した方がいいのでは!?と思い、就活もそこそこ真面目にしていました。
それでもfundnoteを就職先に決めた理由は大きく3点です。
① 日本のスタートアップ企業に貢献したい
② fundnoteで働く社員の方々に惚れた
③ 一番10年後の自分が何をしているか想像つかない、だから面白い
① 日本のスタートアップ企業に貢献したい
これは、父の影響が強いです。父は私が中学生の時にセンサー開発のスタートアップを起業しました。夢を語る起業家のキラキラさに胸を打たれた一方で、資金難で泥水を啜る辛さも経験してきました。ですが、世の中に変革をもたらすのは一握りの天才であり起業家だと思っています。私はそんな起業家の苦労を間近で見てきたからこそ、1番の課題となるお金の立場から起業家を支えていきたいと思っています。それができるのがIPOクロスオーバー戦略のファンドを運用するfundnoteであり、投資という手段だと思っています。
加えて、起業家・スタートアップを支援するには今よりもスタートアップについて詳しくならなくてはなりません。スタートアップで働きながら、スタートアップに投資できる。これほど私にとって恵まれた環境は他にありません。
② fundnoteで働く社員の方々に惚れた
これは少々小っ恥ずかしくもありますが、文字通りです。fundnoteのメンバーは皆さん良くしてくれて、良い方ばかりです。特に社長の渡辺さんには人としてビジネスマンとして、この人に付いていきたいと思うほど惚れました。直販投信事業ではなく、ラーメン屋だったとしてもfundnoteに就職しています。渡辺さん川合さんには、何者でもない自分を拾ってくれた恩義に報いたいです。
③ 一番10年後の自分が何をしているか想像つかない、だから面白い
「匠のファンド あけぼの」はダイナミックなリスクヘッジ手法による安定的なリターンの創出を目指していますが、こと人生においては、ボラティリティが高い方が面白くないですか?
「なんかよくわかんない方に一歩踏み出してみる」それが自分の可能性を広げることだと思っています。大企業に勤めて堅実に社内政治を上り詰める日々を送るより、10年後炊き出しに並んでいるかもしれないし、日本のスタートアップに貢献した人物として名を刻んでいるかもしれない。相撲では現役を退きましたが、私は生涯勝負師でありたいんです。
―――世間からの目や将来の不安とかはなかったですか?
逆境ごっちゃんです。
世間の下馬評ひっくり返した時が1番気持ちいいですからね。
―――相撲の現役を引退されて、ダイエットはもちろん順調ですよね?
それだけは聞かないでください。
ダイエットは社長のお家芸です、私も社長をリスペクトしています(笑)。
「社長、一緒にXでダイエット日記しましょう。」
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―――今後のキャリアビジョンや入社後の意気込みを教えてください。
まずは営業として会社の純資産拡大、お客様のご資産運用のお力になりたいです。そうすることで、弊社ファンドを通じて日本の資本市場やIPO環境の健全な発展、スタートアップへの貢献に繋がっていると確信しています。
近い将来、シード・アーリーにも投資をするファンドをfundnoteから作りたいなと思っています。
そしてゆくゆくは、PayPalマフィアならぬ「FNマフィア」を作りたいです!
fundnoteの現メンバーやアルムナイ、投資家の皆さまや投資先をファミリーに、fundnoteを中心とした日本の未来を創る集団及び経済圏です。
fundnoteは一緒に挑戦してくれる仲間を募集しています!
【採用情報はこちら】→https://www.fundnote.co.jp/careers/
会社概要
会社名: fundnote株式会社
設立: 2021年8月
代表取締役社長: 渡辺克真
資本金: 140百万円
事業内容: ・投資運用業・第二種金融商品取引業
・適格機関投資家等特例業務
・関東財務局(金商)第3413号
・一般社団法人 投資信託協会 加入
金商法に基づく表示等はこちらhttps://www.fundnote.co.jp/risk/