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1章:なぜ、資産運用会社を立ち上げたのか。


私がfundnoteを立ち上げた理由

fundnote株式会社の代表をしております渡辺と申します。
今年11月に、日本で初めて非上場企業に直接投資を行う公募投資信託、fundnoteIPOクロスオーバーファンドをローンチし、独立系運用会社として14年ぶりとなる投信直販ビジネスへの参画を発表しました。

さらに12/25に井村さん竹入さん率いる株式会社Kaihouと投資助言契約を結び、fundnote日本株Kaihouファンドを弊社の直接販売により設定することを発表いたしました。


おかげさまで、多くの方から口座開設していただくなど、SNS等でもfundnoteの名前を見る機会も多くなってきました。その中でfundnoteって、一体どんな会社なのか、何をやっているのかなど、我々自身についてももう少し知っていただければ良いなという気持ちで筆を取っています。
トータル5回に分けて、お送りしていきます。

ヘッジファンド型の商品を個人に届けたい

私は2021年8月に現fundnoteを創業しました。創業時はKxShare(ケーシェアと読みます)という名前でした。 株式(Share)を通じて革新(Kakushin)を起こしたいという想いを込めました。
当初の創業理由は、ヘッジファンド(型の商品)を日本人にもっと身近に感じてもらいたいと思ったのがきっかけでした。 実は、日本は個人投資家がヘッジファンドに投資をする機会がそうありません。多くのヘッジファンドは機関投資家の資金を運用しています。 個人の資金では無く、まとまった機関投資家のお金を運用することが多いです。

一方で、金融機関の人間に、「ヘッジファンドって何?」「日本にあるヘッジファンドの会社でどんな名前の会社がある?」と聞いてもおそらく9割近くの人は正確に回答できないでしょう。それくらいヘッジファンドはベールに包まれている存在です。 そんなヘッジファンドなので、個人投資家の方々がきちんとイメージできないのも仕方がありません。 巷では、利益を出すためには手段を選ばないなど揶揄されたり、ハゲタカと呼ばれたりもしますが、ヘッジファンドの中で働いている人は、成功報酬制で、パフォーマンスを出さなければ首になってしまう環境の中、αにこだわって運用をしています。投資家である顧客の資産を増やせたら、運用者や運用会社も成果報酬(手数料)をもらうことができるというのもヘッジファンドの特徴で、そういった成果報酬(実績報酬)型の商品を組成したいと思っていました。

魅力的な日本株投信がない


前職の野村證券の支店営業で投資信託の販売をしていた私は感じていたことがあります。
「魅力的な日本株投信がない」
そもそもゼロ成長の日本の、成長率が低い企業の株式を包括的に買う投資信託なんて、手数料を取られるだけで顧客は儲からないと思っていました。実際に、証券支店営業の経験では、米国や全世界に投資をできるような投資信託の方が、顧客からの引き合いも強かったです。日本株の投資信託を好んで買う投資家はもとより、積極的に販売するセールスも少なかったと記憶します。 
野村證券で支店営業を務めた後、機関投資家営業の部署に異動となりました。 機関投資家営業とは、アセットマネジメント会社やヘッジファンド会社のアクティブファンドの運用者たち、いわゆるファンドマネージャーをお客様にする営業職です。 私の場合は、その中でも日本株の情報を提供するのが役目でした。

そこで目の当たりにしたものが私にとっては大きな転機となりました。 彼らファンドマネージャーは、0.01%でもリターンを出すために、毎日身を削りながら株式運用をしています。 株式市場は毎朝9時に始まります。 彼らは、それまでに証券会社から発行されるアナリストレポートや企業の決算情報等を読み終え証券会社からの提案を聞きます。 また日中はデスクリサーチや、IRミーティングを実施。 時には現地に足を運ぶなど、彼らの血のにじむような努力を私は目の当たりにしました。ファンドマネージャーってすげえ。何度そう思ったかわかりません。

「この人にお金を預けたい」

多くのファンドマネージャーたちと、日々日本株を議論していく中で、彼らの投資哲学や運用スタイル、パフォーマンスなど含め、「この人にお金を預けたい」と思うようになりました。その中の一人が、fundnoteを共同創業した仲間であり、弊社の旗艦ファンドのファンドマネージャーの川合です。

そして、こちらが、私が「この人にお金を預けたい」から、「この人の運用する商品を投資家に届けたい」と思った川合の運用する公募投資信託です。


証券会社には魅力的な日本株商品がないとばかり思っていましたが、実は、販売会社に取り扱いがない、あるいは、販売会社の商品販売戦略でテーマ型の商品などを取り扱うことが多いなどの理由で、販売会社までおりてきていないことに気づきました。魅力的なファンドマネージャーの運用する商品は実はたくさんあるし、そのファンドマネージャーの魅力に投資家はおろか、販売会社の人間ですれら気付いていないことが分かったのです。

日本株のそんなプロのファンドマネージャーを個人投資家にもっとわかってもらいたい。それが起業のきっかけでもあります。


会社概要

会社名:     fundnote株式会社
設立:      2021年8月
代表取締役社長: 渡辺克真
資本金:     140百万円
事業内容:    ・投資運用業・第二種金融商品取引業
         ・適格機関投資家等特例業務
         ・関東財務局(金商)第3413号
         ・一般社団法人 投資信託協会 加入

金商法に基づく表示等はこちらhttps://www.fundnote.co.jp/risk/



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