スポーツテック産業の未来を読み解く/FUNDINNO未来産業レポート
ベンチャー企業が創り出す新市場や産業の未来を考えるヒントをお伝えする「FUNDINNO未来産業レポート」の第五弾です。
今回は「スポーツテック」をテーマにお伝えしていきます。
最新のベンチャー企業トレンドを理解するのに、ぜひご活用ください!
スポーツテックとは?
スポーツテックは、「スポーツSports」と「テクノロジーTechnology」を掛け合わせて造られた言葉です。 スポーツビジネスや活動に導入される最新のテクノロジーや考え方を指しています。
具体的にどのような領域が注目を集めているのでしょうか?
スポーツテックのトレンド
スポーツの領域は、テクノロジーの導入や、異分野からの人材流入などの要因により、大きな変化が生まれています。
どのような変化が生まれ、どのようなベンチャー企業が注目を集めているのかを整理していきます。
スポーツテック業界カオスマップ2020年 上半期版
スポーツテックと言われる領域が生まれており、TENTEALがカオスマップを公開されてます。
上記のカオスマップからも、スポーツビジネスをテクノロジーの力で進化させる動きが活性化されていることが理解できます。
さらに詳細に区分されたカオスマップとして、株式会社Aestaのなついさんが公開されている「スポーツテック カオスマップ 2021」があります!
大きなトレンドを要約します。
この2つの流れが主流になっていると読み解くことができます。
ここから、世界で注目されているベンチャー企業の情報をまとめていきます。
世界で注目されるスポーツテック企業
スポーツテック業界は、世界ではどのような動きが出ているのでしょうか?
米国や印度で大型の資金調達を行っている注目スタートアップをご紹介します!
米DDSports
ShotTrackerのサービスを展開するDDSportsは、2021年1月に1,100万米ドルの資金調達に成功しています。
バスケットボールの統計データをリアルタイムで取得するセンサーベースの技術をリーグやチーム、テレビネットワーク向けに提供しています。
テクノロジーによって、
・バスケットボールの試合における選手のプレー方法
・ファンの試合観戦体験
など、スポーツ体験の革新を進めているサービスです。
印Dream Sports
インドのスポーツテック企業「Dream Sports」は、8億4000万ドル(約958億円)を調達し、同社の評価額は80億ドル(約9132億円)に達したとのことです。
同社は、ファンタジースポーツアプリ「Dream11」の親会社となります。
ファンタジースポーツとは、特定のプロスポーツなどからユーザーがお気に入りの選手を選び、架空のチームを作って試合をするシュミレーションゲームです。
スポーツビジネスは、テクノロジーの力によってファンの熱狂度が高まり、スポーツやチームとの関係性は強固なものになっています。
国内:スポーツテック業界の注目ベンチャー企業
最後に国内の状況を見ていきましょう。
今回ご紹介させて頂くのは、<スポーツ×データ>アスリート数千人の活躍度を可視化し、次世代のスポーツエンタメを創造する「Fand!」です!
FUNDINNOのプロジェクトページはこちらです!
-FUND!が取り組む課題
スポーツ観戦者が高齢化しており、日本のスポーツビジネスの衰退が懸念されます。日本国内でも、新しいスポーツ体験の在り方が必要とされています。
こちらはアスリート/チーム、ファンそれぞれが抱えている課題の図です。
-解決策
短時間でアスリートの最新情報をチェックし、活躍を予想し個別に応援できるサービスで若いスポーツファンを再燃させる仕組みをつくられています。
具体的には、メディアとゲームの2つのサービスを展開しています。
-今後の展開
KPIとして、2025年内に、ゲームの総参加者数約28万人、月間総PV1千がを計画されています。
目標達成のために、
・提携するアスリート数を増やす
・扱うスポーツ領域数を増やす
・メディア閲覧、ゲーム利用するファンの数を増やす
といった打ち手の強化が重要になります。
世界で注目を集めるファンタジースポーツの領域で、どのような仕掛けをされているか、今後の動きに注目です!
まとめ
スポーツテック業界の未来産業レポートをまとめていきます。
次回の未来産業レポートもお楽しみにお待ちください!
最後まで読んでくださりありがとうございました!