デイサービスは点の集客よりも線の集客が大切ですよ
どうもこんにちは、藤見です。
今日はデイサービスの集客活動をする上で、とても重要な話をします。
結論から言うと、
点の集客よりも線の集客を意識しよう!
という話です。
この意識を持ってデイサービス集客に取り組むことができると、経営者さんからスタッフさんまでの全員が一体感を持って集客活動に取り組むことができるようになりますし、やっていることの手応えも今までより沸いてくると思います。
と同時に、もっと突っ込んだ話をすると、
今取り組んでいる集客にイマイチ自信が持てない、意味や手応えが感じられない、同じように続けることが不安になっているとしたら、その集客は「場当たり的な数撃ちゃ当たる発想」に傾いている証拠だと思うので、ぜひ考え方を変えて取り組んでみてください。
というわけで、
点の集客とは何か?
「点の集客」というのは、ペンで紙にポツンと一つだけ点を打つように、どこにも繋がりが生まれない「単発の集客」というイメージです。
突然何の前触れもなくイベント案内のチラシを地域に配布したり、体験会や見学会などのイベント行事を数日だけ実施したり、そんな集客活動のことを僕は「点の集客」と呼んでいます。
(※ちなみに、これは僕が勝手に「点の集客、線の集客」と言っているだけなので業界用語や専門用語ではありません。あしからず)
これらの集客活動自体には意味がない。
までは言わないですが、その活動が「単発」で「一回限り」で「その場限り」で「再現性もなく」行われているとしたら非常に勿体ないという話です。
というのも、「点の集客」を続けている現場や会社って、すごく効率(燃費)が悪くなるからです。
そして効率の悪さが故に、そこで活動しているスタッフさんの多くが「集客疲れ」をしています。
そんな会社のスタッフさんとお話をすると、まずもって顔が疲れ切っているのですが、次のような愚痴が止まりません。
「あー、また社長が何か言い出したよ」
「どーせ、数ヶ月後には違うこと言ってるよ」
「その度に振り回される身にもなって欲しい」
「つかれた・つかれた・つかれた、早く帰りたい」
こんな感じです。
今、ドキッとした!って人は「点の集客」が続いてる証拠かもしれません。
ちなみに言っておくと、集客活動をすることは絶対に必要ですし、事業の存続に欠かせない重要な活動です。そのため、僕は愚痴の主(スタッフさん達)を無条件に擁護することはないです。
ないですが、やっぱりそこで働いている人の気持ちとか、やる気が付いてこない集客活動って、どうしても”長続き”はしないと思っています。
なので、僕のクライアントさんには、一日も早く「点の集客」からは卒業をして、次の段階の「線の集客」が出来るようにしましょう!
といった話をしています。
線の集客とは何か?
1つの点を打って(単発の集客をして)終わりにしてしまうのではなく、さらにその先にもう1つの点を打つように意識するのが「線の集客」です。
イメージとしては、紙の上に1つ点を描いてみます。そして、その点から少し離れたところに、もう1つ同じように点を描くことで「2つの点」を1本線で結ぶことができる。
そんなイメージです。
伝わりますか?
つまり、1つ前に行った集客活動(点)をそのまま放置したり、その場限りで忘れていくのではなく、次に行う集客活動(点)に繋がっていくような仕掛けを考えていくわけです。
こんな感じです。
点と点を繋げて線にすることができるようになれば、毎回担当者を任命したり、何度も企画会議やミーティングをしなくても、その集客活動に一貫性が生まれやすくなるし、自分たちが発信したい世界観も維持しやすくなっていきます。
と同時に、
1つ前に実行した時の内容の影響力を使って、次のアクションを行うことができるので、思った以上に省エネで進めることもできます。
より具体的な話をすると、
一度デザイン構成を考えた「チラシ」を、次の点の時には内容(例えば、日程や時間)を少しだけ改変したり修正したりすれば、すぐに使える状態になっている、みたいなことです。
毎回、毎回、ゼロから1を作らなくても良くなります。
実際に集客活動やイベント事の実行責任者、担当者になった経験のある人なら分かると思いますが、これが出来るようになるだけで、生産性がアップするので非常に有難いことなんです。
さらには、「あ!これ前回のアレね!」なんて言ってくれる(前回の成果や影響力をそのまま活かせる)状態になっていくので集客自体が楽しくなっていきます。
綺麗事は抜きにして、どこの事業所も法人も限られたリソース(人モノお金)の中で集客をしていかなければいけないわけですが、デイサービスも介護施設も単発、一回限り、その場だけの集客をやり過ぎて疲弊しています(苦笑)
それが続く集客には限界が来てしまいますからね。
今度からは一度盛り上げたエネルギーを冷ますことがないように、次の点を打って「線の集客」に繋がるように、少しでも燃費が良くて、長く楽しく取り組めるようにしていきましょう!
という話でした。
それでは、また!