【超手抜き】Epicなオーケストラを作ってみた!!!!
どうも、56代のもりです。みす56代非公式アドカレの12/2を担当させていただきます。え?投稿日?、なんのことかわかりませんねぇ~。(マジレスすると課題に追われてました。すみません。でも、多分それは基幹理工学部が悪いので、私は悪くありません。)ということで、今回はMIDI研らしく音楽の記事でも書こうかなぁと思います。
壮大なオーケストラっていいよね、って話。
突然ですが、よくアニメとかドラマとか映画とかの盛り上がるシーンで壮大なオーケストラが流れますよね? あれってめちゃくちゃかっこいいですよね。海外ではそういう音楽はEpicというジャンルに分類されるみたいです。
で、MIDI研的にはこーゆー壮大なえも~い音楽が作れると当然かっこいいわけです。(そうだよね?)
ということで、今回はEpicな音楽を作っていこうと思います。
まず、必要なもの
音源
まずは、今回使った音源について書いていきたいと思います。正直、オーケストラを作るにはやっぱり有料音源があったほうがいいと思います。
「どーせ、お高いんでしょ?これだからMIDI研は・・・・・」
と思った、そこのアナタ!!!!!
実は今回使った音源はべらぼーに高い音源じゃないんです!!
今回つかった音源はこちら、
EastWest Symphonic Orchestraという音源で、
お値段、37100円!!!(なんか今セールやってて2万ぐらい)
安いッ!!安すぎるゥゥゥゥゥウウ!!!
「やっぱり、MIDI研の金銭感覚はバグってる」って? (まぁ、そういう人も結構いるけど)
もちろん、冗談です(笑)。普通に高い音源です。
で す が 、
実はこの、EastWestというメーカーの製品、単品で買う以外にもサブスクで使うという方法が存在するのです。
その名も、
EastWest ComposeCloud EDU!!!!!!!!!
なんと、月額$9.99で高級音源使い放題とかいう、アタマおかCサブスクです。その合計額なんと180万円wwww もちろん、先程紹介したSymphonicOrchestraも使えます。
ということで、「オーケストラ作りてえ!!!!」という人は是非契約してみてはいかが?
多分、後悔しないはず…
多分、あったほうがいいやつ(なくてもいい)
今回は、パーカッションの一部はサンプルパックを使っています。
ちなみに、使っているのは、SpliceでDLできる「Sounds of KSHMR Vol.3」っていうサンプルパック。まじで、このサンプルパックに入っとるCinematic Percussionの完成度・使いやすさがパない。一応EDM用のやつなんだけど、マジでEDM以外にもバリバリ使える。汎用性が半端ない。
Splice契約してるなら、クレジット突っ込みまくってDLするべし。というか、これ目当てでSplice契約してもいいレベル。オヌヌメ。
じゃ~、作ってくよ~
さてと、前置きが若干長くなっちゃったので、ちゃっちゃと作っていくゾ~。
コード系
なにはともあれ、まずはコードを打ち込んでいきましょ。今回は、深く考えずに、ヴァイオリン+ヴィオラ+チェロで打ち込んでみます。(音源の仕様で、色々と楽器を同時に鳴らすことができる。)
音声にするとこんな感じ
で、今度は、コードをそのままフレンチホルンにコピペ。
で、2つ合わせてこんなかんじ。
うん、どっかで効いたことある感じになったきがするw
これにて、コード鳴らす系の楽器は終了。
ただ、これだけだと、ひたすら音を伸ばしてるだけなので、なんか味気ないですよね。
大体、オーケストラとかアンサンブルとかって、ゆ~~~~ったりとしたパートと、ちまちまちまちまちましたパートに別れているんですよね。ということで、今度は、ちまちましてる方のパートを作っていくぞい!!
といっても、結構簡単だったりするんですよ…これが。
アルペジオ
今回は、バイオリンのアルペジオのパートを2つ作っていきます。
まずは、短めの音のバイオリン音源を立ち上げます。
そして、1個めのアルペジオを作っていきます。これがチョー簡単なんです。
まず、さっき作ったコードをそのままコピペします。
そして、アルペジエーターを立ち上げます。
アルペジエーターとは、コードを入力すると、それをいい感じにばらしてひいてくれるという便利系プラグインです。多分、大体のDAWに最初からくっついてくると思うので、頑張って探してみましょうw
で、こいつのパラメーターをテキトーにいじると、なんかいいかんじになるので、それで完成です(説明雑すぎひん?)
で、できたものがこちら。
これマジで、コードしか打ち込んでないのよ!!すごくね?
次に、なんかアルペジオ一個だけだと寂しかったんで、もう一個アルペジオを作っていきます。音源はさっきのと一緒で、今度は普通に手打ち。まぁ、大したことはないです。
出来上がったものがこちら。
合わせてみるとこんなかんじ。
音量バランスは、1個め:2個め=4:3ぐらい。1個1個は単純でも合わせると複雑っぽく聴こえるのはやっぱり不思議ですよね。
パーカッション
次にパーカッション。自分パーカッションは苦手なので、簡単なリズムでごまかします。
鳴らすとこんなかんじ。
ドーンドーンドーンドンカンのリズムってなんか心地いいよね。ちなみに、使っている楽器はたったの2種類で、バスドラムと和太鼓の端っこをカッって叩くやつだけです。ここらへんは、個人的には要改善だなぁと思いました。
で、ここまで打ち込んだやつを重ねて再生してみるとこんなかんじ
うん、この時点で相当エモい。マジで、エモい。ちなみに、ここまで来るのに多分20分かかってません。だって半分近くのトラックコピペだもんw
ただ、このままだと、低音域がスカスカなので、低音域を追加していきましょう。
低音パート
まずは、コントラバスを追加していきます。といっても、コードのルート音を1オクターブ下げてひいてるだけなので、打ち込みは秒で終わりますw
音はこんなかんじ。
ただ、これだと、音がちょっと細いので、バスチューバを忍法コピペの術を使って追加。
ついでに、中~低音域でもちまちまやってる楽器がほしかったので、チェロを追加。
低音パートを合わせるとこんなかんじ。
なんか、いい感じになった気がする。
メインメロディー
次に、メロディーを書いていきます。今回は、フレンチホルンとヴィオラの組み合わせにしてみました。だって、音域が広いんだもん
フレンチホルン↓
ビオラ↓
合わせたやつ
そう、メロディーはオリジナルなんかではなく、完全にあの名曲ですw
季節だもんね、仕方ないね。
FX
最後の最後に細々としたパーカッション(ティンパニがドコドコいうやつとか、ドラの音とか)を入れれば、とりあえず打ち込みは終了です。
ここらへんは、全部サンプルパック。サンプルパック本当に便利。
で、上のやつ全部足すとこんなかんじ。
これは俺の知っている「粉雪」ではない!!!!!
MIXの小ネタ
ここからは、今回行ったMIXについてちまちま補足的な感じで書いていきたいと思います。
パン振り
上の音源は、全くパンを振っていないのですが、なんか、ごちゃごちゃしている気がしたので、各楽器を左右にパンを振りました。
パン振りに関しては、オーケストラの場合、大体の楽器の位置は決まっているので、それを参考にしながらパンを振ってみました。
自分はパン振るのがうまくないので、テキトーにパンを振った後、OzoneImagerでステレオ幅を狭めて、音像をくっきりさせるという処理を行いました。
そうして、出来上がった音源がこちら
なんか、ステレオ感出た気がする。
こまごまとした工夫
ここからは、ちょっとしたことをちょろちょろ書いていきたいと思います。
まず、リバーブですが、今回はEastWestのサブスクに入ってたSPACEⅡというプラグインを使っています。多分、プリセットはデフォルトのコンサートホールのやつです。
とりあえず、リターントラックに立ち上げておいて、全部のトラックからセンドしちゃってますw 結構、自然な感じでかかるので、オヌヌメです。
次に、ドラムは存在感がほしかったので、脳死でSaturationKnobを挿してガッツリディストーションをかけてます。このSaturationKnob、無料プラグインのくせに、挿すと音がめっちゃ太くなるので、超オヌヌメです。
最後に、メインメロのフレンチ・ホルンにはLmiterをかけてます。一般的に生楽器は音量のダイナミクスが大きいので、まわりのうるさいオケの中で埋もれてしまうことがしょっちゅうあります。そういうときは、コンプとかリミッターとかをかけてあげると、いい感じに前に出てきてくれます。
今回はFrontierというフリーのLimiterを使っています。
多分、聞いてわかるレベルなので、Limiterあり/なしの音源を作ってみました。
聴き比べてみるとすぐわかるのですが、とにかくメインメロディーの存在感が半端ないんです!!!!
どうしても、メロディーが前に出ないとお悩みのそこのアナタ!!
無料ですし、いかがですか?
最終的に出来上がったもの
MIX/マスタリングをした最終形態がこちらです。
大体、ここまでやるのにトータルで3時間かかったかかからないかぐらいでした。むしろ、記事書くほうが何倍も時間がかかってますw
おわりに
まず、こんなくっっっっっっっそ長い記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。
自分は、結局の所オーケストラ詳しくないので、今回も結構テキトーに作ってます。なので、色々と邪道なことをしていることは重々承知しています。(マジで詳しい人に教えてもらいたいw)
まぁ、これ半分備忘録みたいなもんなので、読んだ人の参考になるかどうかは正直わかりませんが、もしよかったら、こういう壮大なエセオーケストラもたまには作ってみてはいかがでしょうか?