早期退職の50オヤジ、ビジネスのあり様を考える2

こんにちは、赤鬼です。コロナ禍に50歳で早期退職しました。

前回の記事はこちら

要するに僕は今のビジネスに行き詰まっているのでしょうね。
ただお客様にはツアーは買って頂いてます。徐々にファンも増えてきました。なので希望は持てる状態とも言えます。これをいかに広げていけるか、という課題にぶち当たって悩んでいるだけなのかも。

前回の焙煎豆屋さんの話に戻りますが、こだわりのある手間暇かけた商品は、その価値を認める一定の顧客は現れるけど、実は欲しい売上を作るための前提となるだけの商品提供の仕組みが用意できていないのです。

サービスそのものが沢山作れないから沢山売れないし、それで必要な売上を確保できてたら良いけど、出来ないとなるともっと売らないといけないという悩み。一方で沢山売ることよりも、こだわりや少量生産ならではの価値を伝えたいという創業の想いの間で揺れ動いてしまいます。で、そんな自分の気持ちの弱さを嘆いてみたり…。

やりたいことと仕事は違うという人もいます。好きなことは仕事にならないという人も。
実際、商品に思い入れのあるお店よりも、思い入れは少なめで商売にドライなお店の方が上手くいってる事例はよく見ます。思い入れのあるお店は魅力的ではありますが、だからと言って儲けることとは別。むしろそのこだわりは儲ける事を阻む要素にもなっていそうです。

こだわりは大事だけど、それであればそのスケール感の中で自力で継続できる経営をしないといけないということ。
焙煎屋さんと出会ってそんな当たり前のような事実がようやく理解できました。

要するに、自分のこだわりを優先するのか、ビジネスとしての成功を優先するのか、二兎を追うことは簡単ではなく、そこは自分の中でドライに決断することが求められるのだと思います。
今の僕は、なんとかして二兎を追う方法を探していたのかもしれません。

ビジネスの目標をどこに設定するのか?
それがすごく大切。ホワッとした抽象的なイメージの想いではなく、明確な目標です。自身が事業によって何を成し遂げるのか?
利益の最大化なのか?
社会課題の解決なのか?
コミュニティ作りなのか?
好きなものを広めることなのか?

そう考えると、大した目標感もないまますでに多くの固定費をかけてしまっている僕の事業。悩んでいる余裕はもはや無さそうです。

屏風は広げすぎると倒れる。

さて…。

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