【ふなログ742】一合目からの富士登山!富士登山とキャリア形成について考えてみた
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昨日7/2に富士登山を決行しました。
7/1は悪天候だったので登れるか不安でした。
しかし早朝、御殿場から観える富士山は笠雲が少しかかっているのみ。
そして、その中腹は荒々しい岩肌が朝日に照らされていたので
「最低でも八合目まで登ってみるか!」
という気持ちになりました。
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結果として、天候的には問題なく登頂も考えたのですが、
タイムアップで登頂を断念しました。
しかし、今回は初の一合目からの登山を体験でき、
しかも3,400m地点の本八合目まで登山できたので、今回は悔いなく満足できました。
来たる7/12に五合目から登頂する予定なので、全く問題ありません。
(通常は、シャトルバスを使って五合目から登山します。TVニュースでよく見かけるスタート地点)
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ところで
「どこに満足を置くか?」という目標設定って、とても大切ですよね。
ただ記録という定量的な目標だけでなく、気持ちの定性的な目標設定は、とても重要になります。
これは、キャリア形成についても同じではないでしょうか。
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一合目から登山して途中で下山するか?
それとも、通常の登山客が訪れる
スバルラインを通っての五合目から登頂を目指すか?
・・・実は、富士吉田に着いた早々迷っていました。
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最初、スバルライン入口の料金所まで来て
「いや、同じこと繰り返しても…7/12にチャレンジするわけだし」と、一合目手前の「馬返(うまがえし)」まで進路を変えました。
馬返までの道はコンクリートが荒れた車幅1.5台分の幅。
誰も通っていない道を蛇行しながら登り詰めると、馬返し手前の駐車場に駐車。
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7:30。そこからの徒歩登山。
誰も人が居ない。ひっそりと佇む鳥居を抜ける。
マイナスイオン溢れる森林地帯をひたすら歩いていく。
一合目から五合目まで、ほぼ誰も通らない古き登山道を。
途中、昭和初期まで開かれていた茶屋の跡が幾つかあり、
昔は賑わっていたんだろうな…と思いつつ、手前でおにぎり休憩とか。
神社もあり、二ヶ所で参拝。
安全祈願。皆のご健勝も祈念。
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そして登り切ると舗装された道路に出て、
さらに森林地帯を登ると五合目の「佐藤小屋」に。
ここまで来るのに10時。
予定では馬返しから3時間だったのに対して2時間半なので、なかなか良いペース。
そうすると、ここで引き返すのは勿体無いとなる。
そのまま六合目を目指して、7/12に通るであろう場所に到着。
ようやく五合目からの登山客に混じっての登山に。
まさか私が、一合目から登ってきたなどと誰も分からないだろうな・・・(軽い優越感)
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ここから砂利と岩だらけの登山。
七合目の岩の道では、テンション上がりながらも
脚の筋トレ不足に悩まされる。乳酸溜まるのが早い…
私が岩場でテンションが上がってしまう理由。
ラクに登れる足場を探しながら登るのが楽しいのが、岩の道の楽しさですね。下りはめちゃくちゃキツいけど。
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12:30
七合目を登り切り、八合目の3,100m地点、
7/12に宿泊する予定の太子館に到達。
ここでカロリー補給で
カップヌードルと吉田のうどんのカップ麺を。
カップ麺2杯食べてもゼロカロリー(笑)
この時点で1,500カロリー余裕で消費していたので。
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このまま登頂したくなる欲求に駆られるが、
ここから多分2時間はかかる。
そうすると、
一合目の駐車場まで下山するころには、五合目から下の樹海の視界が悪化する可能性が高い。。
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やはり登頂は断念。
7/12に登頂しに行くから、山頂は逃げない。
3,400m地点の本八合目まで登り、そこから下山することに決定しました。
安全に下山出来て初めて、登山が成り立ちます。
え!?マラソンで登ればいい?
しませんって(笑)
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思いっきり休んだ後に
14:10に3,400m地点の本八合目に到着。
八合目は3,100mから始まって3,400mが終点。
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馬返しの1,440mから、約2,000m弱登ったことになります。
山頂までの残り300mが本当にキツい。
もっと早起きするか身体を鍛えないと、一合目から登頂しての日帰りは厳しいですね。
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本八合目から分岐した下山道を使って一気に下山!
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2年前山頂で高山病にかかり友人に担がれて下山したことを思い出すが、「あの時の自分じゃない」と駆け下りる(笑)
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本八合目を14:30に出て六合目に15:30に到着。
1時間とは、なかなかのタイム!
実は五合目から一合目まで降りるのが、予想以上に辛かったです。
岩の石畳の下り坂道を降りる時、足を捻りそうになったり
段差で膝に衝撃が走ったり。走るつもりが、ほとんど早歩きでした。
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17:00
無事に一合目の下、馬返に到着!
アプリで発行した登山証明も。
ここまで、かなり歩きました…!
そこから、車で2時間、横浜まで帰宅…
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やっぱり、自分は富士登山が好きなんだな
と感じた日でした。
これ単体で見ると、ただの趣味ですし、
「推し活」の一種かもしれない。
しかし、初めて体験する道を通ったり、
探索するのが結構好きというのも、富士登山を通して再確認したことでした。
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そうした「気質」のようなものって、
人生、生き方に色々なところに個人差が出てくるのであり、
仕事にも現れてくると思うんですよね。
同じITエンジニア、IT講師のお仕事でも、
そういった気質に個性が現れるはずだし、
モチベーションの源泉も異なってきます。
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そのため
「もっと富士登山が好きであることを肯定してもいい」
という赦しを、自分に与えることに決めました。
富士登山に関わるお仕事が出来ればいい…
というのも、それはそれで良いかもしれませんが、
私のこれまでの職歴や生き方と掛け算して
もっと、大きく動きながら考えたいのです。
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趣味や仕事に対する関わり方を
もっと抽象度を上げて捉えていくには、
一旦日常から離れたところに、身を置く時間を増やすのが一番だと思います。
人間関係も含めて。
キャリアは生き方と同じなので、
色々なことと掛け算して、表面上同じ職業でも
捉え方が異なるところから始めていくと、
独自の価値提供に繋がるのかもしれません。
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ということで、
富士登山からキャリアについて考えてみました。
次は7/12に登頂を目指します!
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それでは、
今日も素敵な1日をお過ごしください。
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