【ふなログ709】自分の良さ(価値)に気付く…それは、一見関係のない場所に飛び込んでみることから始まる。
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この11月は、
私にとって「カオスな月」です。
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10月末に色々なことがあり、
精神的に調子を崩すことがあって以来、
それを持ち直すために、色々と試しました。
その中で一番効果があったのは、
やはり「人に会う、話す」でした。
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もちろん、
感情をネガティブな方向に持っていかれないよう、
普段から使う言葉に気を付けたり、
他人からのアドバイスを素直に聞き入れるために、
「六方拝」を毎日行って、
感謝の念と共に心を鎮めることも試しました。
また、どうしても調子が出ない時は、
早めに睡眠を摂ったりしてリフレッシュも図りました。
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ここで重要なのは、
我が身を「客観視」「俯瞰」し、
ネガティブな感情に飲み込まれないことでした。
具体的には、人に会って話すと、
ネガティブな感情に飲み込まれるヒマがなくなる、
という意味で、最も効果が高かったのです。
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必要以上に、
自分を低く見積もる必要もなく、
ある側面では低く見えるかもしれない。
しかしそれは、
自分の主観が作り上げた
「狭い世界」での視点であることは、
往々にしてあるのではないでしょうか?
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他人の目線から見て
「本当に自分はそこまで低く見られているのか?」というと、
そうでもないことが多く、
また、別の環境で活動されている人と会話すると、
やはり危惧する程のことではないことにも気付きます。
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昨日は、
シェアオフィスでの交流会を兼ねた
横浜駅西口の6Fに店舗を出している
地域密着型の
「2416MARKET」のプロデューサーによる
プレゼンテーションイベントに参加しました。
しかし、参加前はずっと
「全くの異業種の私が参加しても良いのだろうか?」
という不安が尽きることはありませんでした。
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こういう時、
私はよく「敵前逃亡」したくなってしまうのですが、
経験上、こんな時こそ前に進むと良いことがある、
ということも知っています。
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横浜の地元の野菜や素材を使った
セレクトショップと、
ITエンジニアが何の関係があるんだ?ですよね。
案の定、
私と同業のシェアオフィスの会員さんは
一切参加していませんでしたし・・
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しかし、イベントのプレゼンが始まり、
ショップの企画を立ち上げたプロデューサーさんは、
最初は関心なかったものの、
子育ての過程で安全な食材に
興味を持ち始めたのがキッカケで、
地元の野菜や素材に着目したセレクトショップを発案されたそうです。
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「そこからどうやって、横浜の地元の素材に行き着くか?」
に興味を持って聞いていたのですが、、
社員の方の近所に横浜銀行に
勤務されている方がいらっしゃって、
地域の銀行のお客様の農家との繋がりがある。
そして、
農家でも「規格外」の野菜を持て余してしまう、
という悩みを抱えられていて、
どうにか商品化できないか・・となって、
色々な繋がりを手繰り寄せて、飲食店が出来上がったり、
加工食品を販売したり、と色々な事業に繋がった、
という話を、イベントで聞くことが出来ました。
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要するに、
最初は身近にあることに気付くところから始まり、
色々な人との繋がりでアイデアが湧いてきたり、
事業に発展していく。
ある意味、
「わらしべ長者」
「エフェクチュエーション」
的な道のりではないでしょうか。
こういう、
共に創っていくような感覚のお仕事。
このモデルを、
「自分の人生やキャリアに当て嵌めていこう!」
と感銘を受けたのです。
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ITエンジニアと講師を兼務して複業している私ですが、
どうも、
ITエンジニアの世界(特にSIer系)って、
案外閉鎖的な感覚があって、
プロジェクトで関わらない限り、
全く関係ない職種の人と
関わることは10%もないと感じています。
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私の狭い視点の意見かもしれませんが、
ITによるシステムやアプリは、人が使うものなので、
企業という仕組みが使う視点だけで硬直化すると、
本当に役立つものを作れないのでは?
本当に重要な点を見落としてしまうのでは?
と危惧してしまうことがあります。
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もっと関係のないところから、
自分の業務を客観視できないか?
それによって、
自分の業務が渡せる価値が浮き彫りになったり、
より高い価値に気付くことがあるのでは?
顧客はどんな感情を求めているか?
も忘れがちになってしまう。
物を作ることだけが目的になってしまわないか?
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…という自問自答が生まれ、
全く関係のない業種での
プロジェクトの話を聞いていました。
「全く関係のない業種の私ですが、仕事が生まれていく過程をお聞きする中で、貴重な気付きを頂きました」
と感想を、最後にお伝えさせて頂きました。
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もちろん、そこに居合わせていた
人たちとも交流させて頂き、
僭越ながらも、私のチラシもお配りいたしました(笑)
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最初の話から大きく逸れてしまいましたが、
別の環境の成功談をお聞きすることでも、
自分を客観視することができ、
自分の良さにも気付くことは往々にしてあります。
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よって、
「停滞したら、外に出よ!」
これは、
私にとっての金言であることは間違いないのです。
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それでは、
今日も素敵な1日をお過ごしください。