【ふなログ664】人それぞれ「ちょい上」のハードルを知って超えてもらう喜び
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今週末の7/22(土)は、
小学3年生の長女を連れて富士登山(富士宮口)します。
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ただし、長女については
初の登山でかつトレーニングもしていませんので、
7号目前半あたりで
「景色いいよね〜!じゃぁ帰るかw」
と、程よいところで踵を返して下山しようと考えています。
引き際って大事ですよね。
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先週末に山梨県側の富士吉田口から、
18人の仲間+ガイドさん
のパーティ編成で登頂したばかりの私としては、
今回も登頂したい欲望が満々(ムラムラ)。
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しかし、さすがに
トレーニングしていない人を
山頂まで連れていくことは危険です。
あと、
せっかくの良い眺めを「辛い思い出」にさせたくない。
理想があっても、その理想に対して
「自分がどの位置に居るか?」を知ることがとても大切で、
理想が高ければ高い程、
足元を固めて匍匐前進していく必要があります。
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それをせずに頓挫してしまうと、
「高い理想を掲げたから、挫折(嫌な気分)してしまったんや〜」
などと、
間違った解釈を自らしてしまうことになり、
以降、
高い理想を掲げることに絶望したり回避しようとする姿勢が
身についてしまうことになります。
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よく、
「ノミの喩え」で言われることにも繋がりますよね。
元々高いジャンプ力を持つノミですが、
ガラスの天井を乗せた水槽にノミを入れ、
跳躍しても天井にぶつかることを繰り返し、
ガラスの天井を外しても
「そこが限界」と思い込み、それ以上ジャンプしなくなる。
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今回の話とは少し異なる部分があるものの、
「学習性無気力」の面で共通します。
現状や足元を確認せずに、
いきなり大股で登山しまくって
ペース配分に失敗して高山病にかかってしまう・・・
本来、素晴らしい景色を拝める富士山であっても、
せっかくの素晴らしい景色が
逆に辛い思い出に変換されて
原体験として残ってしまったら、
それこそ
「2度と登るもんか」になってしまいます。
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私の夢(目標)の一つとして、
長女と山頂の剣ヶ峰で、ドヤ顔で写真撮影することです。
先月、丹沢の大山で登山の楽しさを知った長女に
富士登山の楽しさも知ってもらいたいのです。
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そんな思い出をクリエイトすることが、
密かな楽しみ。
その場合、一気にハードルを上げるのではなく
少しづつ、
その人に合ったハードルを用意してあげる必要があります。
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私のお仕事の一つである、
ITインストラクターで重要な姿勢として、
そのように、
生徒さんの目線で「ちょい上」にチャレンジして頂けるような
サポートを日々試み、
そのためには相手の観察と洞察が一層不可欠となります。
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そこに、
そのお仕事の醍醐味があるんですよね。
お相手の潜在能力を引き出す難しさと喜びを感じながら、
自分も元気になれるからです。
先週末でお世話になった
富士登山ガイドの千代さんの圧巻のサポートで、
かなり影響を受け、
より一層勉強させて頂いた次第です。
対面のお仕事は、相手のエネルギーを感じながらも、
打ち手を繰り出せるから、とても楽しいです。
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収録コンテンツ販売も興味あるものの、
常日頃、
そういった対面のお仕事がベースで
試行錯誤する過程がないと、
やはり興に乗らないものです。
ますます、
対面のお仕事を大切にしていきます!
(オンライン含め)
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それでは、
今日も素敵な1日をお過ごしください。