【ふなログ707】「絶対悲観主義」で、時間を味方に付けて淡々とチャレンジ。
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今日は2件、
素敵な対談が実現しました。
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1件目は、
シェアオフィスで自習されている大学生(2年)。
シェアオフィスをぶらぶらしてたら、
見つけて声をかけてみました。
数日前に、
学歴などを苦に就職活動に悩まれているのを聞いて、
お節介ながらも声を掛けて以来の繋がり。
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その後、先日彼の方から、
好きなカー専門誌の編集のバイトの面接を受けたいので、
400字制限の作文の添削をして欲しいと声をかけて頂きました。
「え?俺でいいんかい?」と確認させて頂き、
「誰に向けて書くのか?という相手を明確にする必要があるね」
とアドバイスをさせて頂きました。
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で、今日彼を見かけたので声を掛けたら、
あの後文章を直して面接を受けたと。
「文章見て欲しい」と言われ、見させて頂きました。
伝えたい相手にグッと伝わるであろう文章として、
綺麗に生まれ変わっていました。
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採用担当者からも、
「19歳で書いた文章とは思えない」
と言われたそうです。
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面接でも力を出し切った。
採用担当の人とも、有名なライターの記事の話で盛り上がり、
好感触であることを話し、
とてもスッキリした表情を見せていました。
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ただ、
応募人数が十数人に対して、
一人しか採用しないとのこと。
つまり、採用倍率10倍以上です。
応募している人は、
自分のようにクルマ好きな猛者が多いだろう。
だから、自分としては好感触であったとしても、
他の人が選ばれる可能性は十分にある。
そのため、
「選ばれない」ということも普通にあり得ると思った方がいい。
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何かにチャレンジしたとして、
これが初めてのチャレンジだったりすると、
大きく期待値を上げ過ぎてしまうことは往々にしてある。
そして、その期待に裏切られてしまうと、
大きく落胆したり、酷い場合自暴自棄になり、
チャレンジするのを諦めてしまう。
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先日も書いたのですが、
「上手くいかないのが当たり前」という前提に立つのが大切です。
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何度も試行錯誤して改善を図り続け、
経験値を積んでいくうちに
「期待相応」あるいは「期待を遥かに超える」チャンスに持っていかれる。
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ピンチやチャンスは、
人に乗ってしかやって来ないのだから、
一つ二つのチャレンジに大き過ぎる期待をかけて、
裏切られて自暴自棄になって一瞬でやめてしまうくらいであれば、
「上手くいかないのが当たり前」という前提に立ちつつ、
ユニクロの柳井氏がおっしゃるような「1勝9敗」の姿勢で、
ひたすらバッターボックスに立って、
負けても軌道修正を根気強く続けていく方が、遥かに堅い勝負になる。
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思えば、
過去FXで大金溶かした時、
このような姿勢に欠けていたことを思い出します。
人生に通底するなぁ・・と。
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そのため、
たとえ今回の面接で結果が出なかったとしても、
この面接に向けた数週間、かなり成長を見せた彼を見て、
「この取り組みは、必ず別のところで報われるから、そういう意味で『上手くいかないのが当たり前』で淡々とやっていくのみだよ」
と伝え、彼は深く頷いていました。
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2件目、素敵な出会いというか、
私のエンジニア人生の転機になるかもしれない・・
という展開になりそうな話なのですが、
長くなったので次の機会にします。
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「上手くいかないのが当たり前」
で、無駄に上がり過ぎた期待値をフラットに戻す。
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楠木建氏の『絶対悲観主義』を、
先日私の先輩から勧めて頂き、
想像以上に人生に対する姿勢が定まった思いでした。
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上手くいく、いかない
は、事後的にしか分かりません。
今だけの目線で
期待値を自分で上げ下げするのは、
とても儚いことです。
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ようやく長期目線で、
自分の人生を積み上げることができそうな予感がしてきました。
(遅いっつーの!!)
■それでは、
今日も素敵な1日をお過ごしください。