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最近の思考:クラウドファンディングについてあれこれ

(定型文)こんにちは。名古屋を中心にウェブ制作、マーケティング、商品開発、企画、釣り事業マーケターなどなんやかんややっているUtility-arts.comの大林と申します。記事の最後にリンクなどまとめておりますので良かったらそちらもご覧ください。
今回は「クラウドファンディング」について最近の思考をアウトプットします。なお、こちらのアカウントでは執筆の負担を減らすため常体にて記述しています。


「お金がなくて」できない、と嘆く

本当にこれは巷にあふれているというか、基本的に成長・挑戦段階にある仕事でお金が潤沢にあるなんてことはほとんどないのではないだろうか。

うちに来る相談でも、結局「お金がなくてちょっとそれはできないなあ」とか、それ以前に「相談したり仕事を頼むお金がなくてそもそも呼び出せない(契約したいが…)」みたいなパターンは多い。

私もついついそう考えてしまうというか、言ってしまいがちである。お金がなくてやりたいことができない…。

こうやって書いてみると、なんともわびしく、悲しい響きだろうか。

本当にやりたいこととは何か

ところで、働いていく中で本当にやりたいことについて自問自答しているのは私だけではないはずだ。これでいいのかな、といろいろと迷いが出てくるものだ。

私にとって本当にやりたいことの一つが実現した例としては、「釣り業界に得意分野を持ち込んで仕事化する」ことだった。これはほとんど元手がいらなかった(という見込みがあったから実行に移したわけだが)。ウェブマーケティングを前提とした総合的なマーケティング理論を釣り業界に持ち込んで、本当はもっと評価されていいはずの商品やサービスをよりよく伝えていくお手伝いというテーマで取り組むことができた。

もちろんそれらが完璧にうまくいったわけではなく、まだ未消化のもの、着手できていないこと、望ましくない結果に終わっているものもいろいろある。

本来成長できるべきものがそこで足踏みするのはなかなかにつらいものである。それでつい、これでいいのかな、と悩んでしまうのだが、原点に立ち返って考えれば数年前とは全く違う景色や経験をさせてもらえたし、多少なりとも自分が介在することで釣り業界がほんのり前進した事実もあるわけで、トライした意味は十分以上にあったはずなのである。しかし慣れというのは怖いもので、そうした積み上げの価値を自己評価できなくなることがある。

その慣れによって、さらなる成長のきっかけを探していてもなかなか意識がそちらに振り切れない。具体的に言えば、売り物がなくて息詰まる将来が見えているという恐怖が付きまとっていた。そしてそれは私のお客様にもしばしば起こっていることだ。

売り物がなくて困っている中でクラウドファンディングに注目している

そんなとき一つのきっかけが与えられた。表題のクラウドファンディングである。

ちょうど、クラウドファンディングに挑戦しようとしているクライアント企業があり、以前からその可能性を感じていたがなにぶん私にはクラウドファンディングに関するノウハウがない。売り物がなくて今後の自分に不安を抱えていた中でクラファンのノウハウを身に付けたらまた違ってくるかな、と思っていたところに、ちょっとしたきっかけが発生した。

これについては後日展開があれば書くことになると思う。

お金のせいにできなくなれば、本当にやりたいかどうかが見えてくる??

借金してでもやりたいことがある人はシンプルに強い。とはいえ、借金にしてもその人個人の与信の問題や、生活基盤の問題もある。

そうしたなかで、クラウドファンディングの登場から10年ほどが経過していよいよ定着してきた感のあるこの頃、あるプロジェクトを本当にやりたいかどうかをはかる基準として、「クラウドファンディングに出していけるレベルでやりたいものか、あるいは出しても勝負できる程度のアイデアか」というものを作ってもいいかもしれない。

一つは、本当にやれてないのはお金のせいなのか?という問いに対して。
もう一つは、お金を出したいと思ってもらえるほど魅力があるのかそれは、という問いに対して。

クラウドファンディングに伴走する経験を積むことが今後のテーマ

これまでリブランディングや新事業の立ち上げサポートを引き受けてきた中で、ここはクラウドファンディングでブーストをかけられる局面かもしれないなと思ったことは一度や二度ではなかった。しかし私にはその実績もなければ勝算もない。

一見無謀に思える挑戦を成し遂げるダイナミックさを感じさせるのがクラウドファンディングの醍醐味、というようにとらえられがちではあるが、実際のところそんなドラマチックなものを最初から期待するというのは博打であり、マーケティング戦略の王道から考えると良策とは言い難い。博打を人に勧めるというのは参謀としてダメルートでしかない。

では実際のところ、どのような判断でもってクラウドファンディングに参入するかというと、これは事前からの周到な根回し、広報、ファンづくり、機運醸成と「祭りの下ごしらえ」ができることと、それと社会性や共感性といった伸びる要素を重ねられるか、という二つの要件を満たすかどうか、ではないかと考えている。

私の場合、そうした骨組みづくり、企画立案はできるのだが、性格やキャラクターの問題でスポークスマンとしての魅力が乏しいのは自覚していて、苦労している。そこを補ってくれる存在がチームにいたら、百人力なのだが。

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