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木造一軒家でドラムを叩くための、DIYスタジオ計画 〜設営編〜
7畳のリビングをDIYでドラムの叩ける防音室に改造するプロジェクト。
今回は設営編です。
『構想編』 と 『資材編』 をまだご覧になってない方はぜひそちらからご一読ください。
この防音室を作っていたときは全工程を1人でやっていた&こうやってブログに載せて紹介するなんてことは微塵も考えてなかったので、作業の経過の写真をほとんど撮ってませんでした。。
なのでわかりにくいかもしれませんが、地の文の説明でちょっとでも補います。
てなわけで、
作業開始ー!
『資材編』で紹介した資材たちが続々と集まり始めました。
もちろん資材はこんな程度の量ではなく、全体のごくごく一部です。
この段階で
・床用の防振シート
・壁の土台になるコンクリブロック
・壁になる合板
・壁になる石膏ボード
・支柱用角材
・支柱のアジャスター(床と天井につっかえるパーツ)
・防音シート
・吸音材
・段ボール
これらが揃っています。
工程一気に進んでこんな感じ。
防音シートを床一面に敷き詰めて養生して固定。
出窓も窓には段ボールを隙間なく貼り付け、上から吸音材で埋め尽くし、窓枠に防音シートをガッチリ貼り付け。
カーテンの奥の庭に通じるでっかい窓も同様に段ボール&吸音材で埋め尽くす。
壁の配置に沿ってコンクリブロックを並べて、強力テープ(ゴリラテープ)で固定。テープで固定してるだけかよ、と思うかもですが、本当にこれが驚異的に頑丈。ゴリラ、パねぇ。
合板と石膏ボードをくっつけて壁材を作成。接着剤が乾くまで、部屋の真ん中で寝かしてます。
壁材の接着剤が完全に乾いてガッチリと固定されたので、立てていきます。
壁材の繋ぎ目の裏にはアジャスターで固定した角材支柱が立っています。
その支柱と壁材はまたゴリラテープでガッチリ固定。
いずれ(と言ってもかなり先ですが)出て行く時にバラすことを考えて釘は不使用。
写真右手のやや太めの角材は、件の発注ミスで大量に余った2×6の角材。支柱に使えるのは2×4材でした。ミスに気づいた時は思わず天を仰ぎました。
一通り立て切るとこんな感じ。
エアコンの迫り出している部分は、それに合わせて合板を切り落としました。
そのせいでエアコンの真下の部分だけ裏に石膏ボードを貼れなかったので、板を二重にして尚且つ背後の壁に防音シートを貼っています。
壁の接続部分と土台のコンクリブロックは、これまたゴリラテープでガッチリと固定。ゴリラ大活躍です。
余談ですが、この段階で2/13の震度4の地震がありましたが、作りかけの防音室はビクともしませんでした。
壁材に防音シートを貼り付け、その上から吸音材を貼り付けていきます。
吸音材の貼り付けにはスプレー糊が効果的でした。
(ここで予算の関係上、防音シートが2ロールしか買えなくて足りなくなり、エアコン下の部分は段ボールで代用…。
貧乏くさいけどやらんよりはマシです。完成したらどーせ見えないし。)
扉は磨りガラスの嵌った木製の扉なんですが、段ボール、防音シート、吸音材のトリプルコンボで埋め尽くしています。
ここまでやると、まぁまぁ効果は出たほう。
床に絨毯パネルを敷き詰め、
吸音材を天井まで全て貼り付けて
完 成 !
YEAH!!!
高い天井に糊を吹き付けて吸音材ペタペタ貼るという作業。これが最も人を雇わずに1人でやったことを後悔した工程でした…。。
椅子に乗ってやるんですが、作業効率が著しく落ちたし、何より単純に危険。不安定な足場の上で両手上げるから怖いししんどいし。
吸音材の大きさがロットによって数mm〜1cmほど違う、というのも、貼り付けに苦労したポイントでした。
丁寧に貼ってもどんどんズレていくから、時折り吸音材をカットして帳尻を合わせ、なるべく綺麗な市松模様に仕上げました。
本当によく頑張った。うん。
かくして、DIY防音室は一旦の完成を見ました。
しかし、最も大事なことが最後に残っていました。
これをやらずしてプロジェクトは完了しない。
次回はその最後の仕事と、防音の成果を動画にて公開します。
『完成編』、是非ご覧ください。