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3期目のfunakuは塩釜で新しいプロジェクトをはじめます!

株式会社funakuも2022年1月から3期目に突入しました!noteではこれから地域の中でいろんなプロジェクトに取り組んでいく過程を情報発信しつつ、読んでいただける方々と一緒に考えていきたいという想いから情報を発信していくことになりました。まず一発目は代表の鈴木が3期以降で取り組んでいきたいことを暑苦しく発信します!

1. そろそろ創業時の想いを実行に移していきたい

元々は都内で何不自由なく充実したサラリーマン人生を送っていましたが、funakuを立ち上げたのはどうしても残りの人生で自分のやりたいことに時間を使いたくなったからでした。生まれ育った東北の地に散在する課題を自分らしく解決していきたいなと、志を新たにしてスタートしたのが2年前。創業後にスタートダッシュでガンガン行くというよりは、ゆっくりスタートして「チャレンジできる環境を整備すること」から優先して取り掛かり、やっとここまでたどり着いたというのが正直なところです。途中、色々と失敗して(大変だった、、)計画通りに行くことばかりではなっかったですが、最近は事業も収益もようやく安定してきました。

2. ずっと地域との関わりを探していた

東北にUターンで戻ってきて、もうすぐ3年。振り返ると、地域を駆け回って色んな人と話をして、複数のプロジェクトも経験してきたけど、自分の納得のいく地域への直接的な貢献や活動はできていなかった、、。モヤモヤの原因は自分の中にあって、地域や地域企業を支援していく中で自分が資本主義真っただ中のビジネスで培った成功体験を拠り所にしていること。そして地域ではそれが必ずしも正解にならないことへの微妙なズレがあったと思います。あたかも正解が首都圏にあって、地方はまだそこまで進んでないからそこに行くためにはこうした方がいい、という考えを押し付けていたんだと思います。

3期目の2022年のチャレンジは自分の生まれ育った地域、宮城県塩釜市から始めたいと思っています。街のいたるところに愛着や思い出があるし、幼少期から長い年月を地域で過ごしたとことで自分のアイデンティティの一部に含まれていると思う。じつは2021年8月くらいからメンバーと一緒にプロジェクトの助走を始め、塩釜市を定期的にフィールドワークしていました。思い出の地をメンバーで訪れたり、地域の方々のお話を聞いたり。フィールドワークの結果を咀嚼しながら感じたことは、静かだけど確実に自分の想い出の場所が失われつつあること。ニュースでよく聞く過疎や高齢化等が改めて目の前にあるリアルな事実であることを確認したし、それをどうとらえるか?で悩んでいます。過去の経験をもつ人間はさみしいと思うけど、時代の変化でしかたないことでもあるし。

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塩釜市浦戸諸島にある桂島の砂浜から見る景色

都市部への人口集中と地方の過疎化は日本だけではなく米、欧でも同じことが起こっているんです。物価や賃金が低い地域から物価や賃金が高い地域に労働力が流れている。それでこの流れに対してどうアプローチすべきか国内外での先進事例などを色々と調べていたんですが、結果的にしっくりくるのに出会えていません。資本主義に対するオルタナティブな動きがたくさん出てきているのは理解しているのですが、目の前のおじいちゃんおばあちゃん、地方に住む人たちの顔を思い浮かべた時にテクノロジードリブンで解決するとか、エコシステムを作るとかの話になると、「うぅーむ」となってしまうんです。funaku設立時の想いとして、東北で社会課題を解決し、それを同じ境遇の世界に広めていくという考えはあるものの、どう進めていけばよいか思案してます。

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出所:Rural Depopulation in a Rapidly Urbanizing America,University of New Hampshire
https://carsey.unh.edu/publication/rural-depopulation

3. まずは地域に散在する課題の内在化にトライしていきたい

振り返れば、いつも自分の中に矛盾を抱え、もがいていたと思います。大企業の中でバリバリ働いて生活や報酬は満たされていく一方で、本当にやりたいことは別のところにあると感じたり。地域に関わるプロジェクトを牽引しながら、本質的な支援になっていると確信できなかったり。これまでは「やってた風」な感じで安心してしまっていたし、他人からの評価を気にして本来向き合うべきことに向き合えていなかったなと。

じゃあどうするか?をずーっと考えていたのですが、どこかにある正解を探し続けても見つからないことが分かりました、笑。自分自身と対話していく過程で、funakuが大切にしている地域の人たちに寄り添って一緒に未来を作っていくスタンスをどうしても外したくなかった。「困っている人」と「困っている人を助ける人」という構図自体に違和感を感じていたときに、行きついたのが「自分達も一緒に困って考えなければ本当の意味での当事者意識は生まれないのでは?」という考えでした。

例えば、畑に種をまいて地域で育てて収穫して分け合ったり、子どもやお年寄りが困っているときに地域で支えあって助け合って生きていったり。昔々当たり前のようにどの地域でも行われていたことが、数十年の環境変化に耐えきれずに衰退したり分断されたりしている。そのど真ん中に身を置いて、古き良き時代の良さを現代に沿う形にアップデートして、funakuらしく表現するとどんな形になるのかを創り上げてみたい。

■プロジェクトで大切にしたいこと
①必要な方に直接的な恩恵が伝わる取り組みである
②プロジェクトは自分たちでお金も労力も出す
③地域にいらっしゃる方々と協働できる
④離れていても地域とのつながりを求める人(首都圏の副業・関係人口)も参画できる

具体的に何をやるのか?なのですが、↑のプロジェクトで大切にしたいことをベースに複線的なプロジェクトを準備中の状態でして、オープンにもう少し時間がかかりそうです。funaku3期目はいろんなことにチャレンジしていきたいと思っています、進捗はnoteで継続発信の予定です!

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青空の下で塩釜神社に咲く桜

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